すっかり江戸東京博物館の恒例イベントとして定着した (?) 大河ドラマとの連動企画展。
今年は・・・
“2013年大河ドラマ特別展 「八重の桜」” が開催されています。
5月6日まで。
会場には、新島八重の故郷である会津に関する屏風絵 (《追鳥狩之図屏風》) をはじめ、
八重が戦った会津における戊辰戦争の激戦を物語る資料 (《懐剣》) や、
八重の直筆の書 (《心和得天真》) など、
NHK大河ドラマ 「八重の桜」 と同時代の資料や、
主人公である新島八重ゆかりの品々が、計200点以上も展示されていました。
・・・実は。
肝心の大河ドラマ 「八重の桜」 を、わりと早い段階で見るのをやめてしまった僕。
それだけに、この展覧会が楽しめるのか不安でした。
とは言え、いざ会場に行ってみれば何とかなるだろう、と楽観的に構えていたのですが・・・
何とかなりませんでした(笑)
何とかならぬものはならぬのです。
ボロボロの姿で開城した際の姿が収められた 《鶴ヶ城古写真》 には、
その痛々しさから、少しだけ涙を誘われましたが。
あとの展示に関しては、そんなに心を動かされるものはありませんでした。
(新島八重をよく知らないから?)
やはり 「八重の桜」 を観ているか否かで、反応に大きく差が出る展覧会であった気がします。
ただ、昨年までの大河ドラマ連動展とは違って、
おそらく江戸東京博物館の中の人も、
「新島八重の展覧会で大丈夫かなぁ。。。」
という不安はよぎったのでしょう。
入り口部分の展覧会タイトル部分の演出を凝ってみたり、
八重にとっても会津にとっても大切な一枚の写真 《昭和3年京都会津会秋季例會記念写真》 を、
ちょっとしたプロジェクションマッピング風の展示にしてみたり。
飽きさせないような工夫は随所に見られました。
(それが成功していたかどうかは別として)
「次回の大河ドラマは、誰が主人公なのか。」
そのことを気にしている日本人は多いと思いますが。
最も気にしているのは、江戸東京博物館の中の人なのだろうと強く感じた展覧会でした。
来年の “「軍師官兵衛」展” に期待です。
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2013年大河ドラマ特別展 「八重の桜」
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