『それいゆ』 や 『ひまわり』 といった女性誌を通じて、
昭和の少女たちに夢と希望を与え続けたイラストレーター・中原淳一 (1913~1983) 。
その生誕100周年を記念して、
現在、そごう美術館では、 “生誕100周年記念 中原淳一展” が開催されています。
中原淳一世代でもなければ、性別も女ではないので、
正直なところ、当初は、まったく食指の動かなかった美術展だったのですが・・・。
何気なく手に取ったチラシを裏返してみたところ、とある作品に目が釘付けになってしまいました!
それは、画面左の 《表紙原画(『それいゆ臨時増刊590スタイル スーツとセパレーツ』)》 です。
この日本人離れした濃い顔立ち、
この細くスラッとした体型、そして、この独創的なポージング。
「ジョジョじゃないか!!!」
“中原淳一は、日本全国の少女だけでなく、
実は、荒木飛呂彦先生にも影響を与えていたのでは?”
そんな奇妙な仮説を検証すべく、そごう美術館へと足を運んできました。
で、かつて少女だったマダムたちが、
中原淳一ワールドに、目をキラキラさせている横で、検証を重ねた結果、、、
いくつものジョジョっぽい作品を見つけることが出来ました。
もちろん中原淳一が、ジョジョの影響を受けたわけはなく、その逆。
ジョジョの奇妙な冒険 57 (ジャンプ・コミックス)/荒木 飛呂彦
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中原淳一は、日本の少女たちに直接影響を与えただけでなく、
日本の少年たちにも、間接的に影響を与えていたのですね・・・と一人で納得 (笑)
今回、自分は、中原淳一とジョジョの関係という視点から楽しんでしまいましたが。
皆様は、どうぞ普通に中原淳一展をお楽しみくださいませf^^;
生誕100周年を記念する美術展とあって、内容はとっても豪華。
初公開となる 『ひまわり』 表紙原画3点をはじめ、
雑誌の表紙原画、スタイル画、人形、雑誌の付録など約400点もの展示品が紹介されています。
さらに、中原淳一がデザインしたブラウスの数々を展示したり、
中原淳一の原画を基に、ファッションデザイナーの丸山敬太さんシンデレラのドレスを制作したり、
インテリアデザイナーでもあった中原淳一が提唱したオシャレな三畳間も会場で完全再現したり・・・
と、見どころは、たっぷり。
男の僕でさえ、それなりに心がキュンキュンしてしまったのですから、
女性ならば、きっと少女時代を思い出し、ドキドキキュンキュンすること必至です。
会場にいるマダム達の目が少女のように耀いていたのも印象的ですが。
充実している物販コーナーにいるマダム達の方が、より少女のように目を輝かせていました。
さすが、そごう内の美術館だけあって、商売が上手い。
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生誕100周年記念 中原淳一展
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