~前回までのあらすじ~
「パンが無ければ国宝を愛でればいいじゃない」
というくらいに、国宝に魅せられた男・とに~。
彼は、国宝ハンターとして、日本全国の国宝を求め、日々駆け巡っている。
ちなみに、約2年に渡る国宝ハンティングの旅で、出合った国宝の数は、493件である。
両親から、たまには親子水入らずで旅行に行かないかと誘われました。
「敦士 (※本名です) の行きたいところでいいから」 と。
そこで、行き先として思いついたのが、
ちょうど国宝の 《薙刀〈銘備前国長船住人長光造/〉》 (ジャンル:工芸品) が公開中の佐野美術館でした。
佐野美術館に行った顛末は、先日のブログ記事で紹介したので、割愛。
とりあえず、これまで数多くの国宝を目にしてきましたが、薙刀タイプは初めてでした。
実は、100件オーバーある国宝の刀のなかで、薙刀は、たった2件だけ。
佐野美術館所蔵のものと、大阪にある個人蔵のものしか無いのだそうです。
さてさて、久しぶりの親子旅行で、佐野美術館だけ・・・というわけにもいきません。
というわけで、静岡県にある唯一の国宝建築にも足を伸ばしてきました。
そこに行くためには、ロープウエーに乗る必要があります。
そのロープウエーには、葵の御紋がプリンティングされていました。
もう、どこに行ったか、お分かりになりましたよね?
そう。正解は、久能山東照宮です。
東照宮といえば、日光のイメージが強いですが。
本家は、こちらの久能山東照宮。
公式には、家康公が埋葬されているのは、こちらということになっているそうです。
ではでは、 《久能山東照宮 本殿・石の間・拝殿》 (ジャンル:建造物) を目指しましょう。
・・・って、これがなかなかにハード。
階段が急なので、登るのに一苦労です。
登りきった時には、壇蜜ばりに (?) “(;´Д`)ハアハア” していました。
そんな苦労の末に対面を果たした久能山東照宮ですが。
その率直な感想は、 “日光のが立派だなァ” でした。
あっちの方が広いし、観光地化されているし、
三猿とか眠り猫とかキャラクターも立っているし。
それに対抗できる久能山東照宮のキャラクターは、青い獏くらいでしょうか。
(いたるところに、青い獏がいました)
あと、何か残念だったのが、静岡はプラモデル工場が多いということで・・・
ガンダムが奉納されていました (笑)
シュールにもほどがあります。
思っていたより、小規模だったこともあって、
久能山東照宮の滞在時間は、たったの30分ほど。
せっかくの親子旅行なのに、今一つ盛り上がりに欠ける久能山東照宮詣でとなりました。
今さらになって、他のところに行くべきだった気がしています。
親不孝ですいません。
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第六十一話 国宝ハンター、両親と行く!
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