東京都美術館にて、 “ルーヴル美術館展 ―地中海 四千年のものがたり―” が始まりました。
今回の美術館のために、ルーヴル美術館が貸し出してくれたコレクションの数は、約270点!
なんと太っ腹な!!
・・・・・とは言え、ルーヴル美術館が所蔵するコレクションの数は、約38万点もあるそうなので。
それに比べれば、約270点なんて、微々たるものですね (笑)
さてさて、これまでにも、横浜美術館や東京藝術大学大学美術館、
記憶に新しいところでは、国立新美術館などで、さまざまなルーヴル美術館展が開催されていますが。
今回のは、 「地中海」 をテーマにしたルーヴル美術館展です。
そう聞いて、 「地中海」 そのものにまつわる作品で構成された美術展を想像していたのですが。
実際は、地中海にまつわる作品だけでなく、
地中海を臨む地域の文化 (ギリシャ、ローマ、南仏、シチリア…etc) にまつわる作品も紹介されていました。
もはや、 「地中海」 がテーマというよりも、 「ほぼヨーロッパ圏」 をテーマにした美術展という感じ。
正直なところ、 「地中海」 というテーマは、あって無きが如しな印象でした。
また、展示されている作品に関して言えば、
《哲学者、政治家、文芸庇護者であったギリシア人ヘロドス・アッティクス(100-177年)の胸像》 や、
《水槽の床モザイク(?):魚のいる海の中でイルカと遊ぶキューピッドたち》 のように、
「おっ♪」 と思わされる作品も、あるにはありましたが。
全体的には、良くも悪くもなく無難な作品群という印象。
東京都美術館でルーヴル美術館のコレクションが観れるので、ありがたく観賞しましたが。
おそらく、本家ルーヴル美術館に展示されていたなら、
“きっと素通りしてしちゃうんだろうなァ (´∀`;)” という作品ばかりであった気がします。
ただ、ここまで、文句ばかりしか言ってない気がしますが、
今回のルーヴル美術館展の目玉作品である・・・
《アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神、通称「ギャビーのディアナ」》 は、文句なしに絶品でした!
よくぞルーヴル美術館が、この名品を日本に、しかも、初めて館外に貸し出してくれたものです。
特に素晴らしく感じたのが、白 (大理石) と黒 (影) のコントラスト。
衣服の襞や、ウェーブが掛かった髪、肩に添えた手などの表現が、
見事なまでに計算され尽くしており、白い部分と黒い部分のバランスが見事でした。
これまで、 「彫刻=形を作る美術作品」 とばかり思っていましたが。
大理石という白いキャンバスに、
陰影というモノクロの色彩を表現していく美術作品でもあることに気づかされました。
それから、この彫刻の作者が、そこまで意識したかはわかりませんが、
《ギャビーのディアナ》 の頬に影が差し、ただでさえ小顔なのが、より強調されている気がしました (笑)
最後に、 《ギャビーのディアナ》 ほどではありませんが、
個人的に印象に残った作品をご紹介いたしましょう。
実は、こちらは、紀元前のエジプトで使われていた 《受け皿を持つ女性の形の奉納用スプーン》 とのこと。
会場では、この手のタイプのスプーンが、いくつか展示されていました。
長い歴史を経て、このヘンテコなスプーンが、
現代のシンプルなスプーンに進化してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです (笑)
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在5位です)
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なんと太っ腹な!!
・・・・・とは言え、ルーヴル美術館が所蔵するコレクションの数は、約38万点もあるそうなので。
それに比べれば、約270点なんて、微々たるものですね (笑)
さてさて、これまでにも、横浜美術館や東京藝術大学大学美術館、
記憶に新しいところでは、国立新美術館などで、さまざまなルーヴル美術館展が開催されていますが。
今回のは、 「地中海」 をテーマにしたルーヴル美術館展です。
そう聞いて、 「地中海」 そのものにまつわる作品で構成された美術展を想像していたのですが。
実際は、地中海にまつわる作品だけでなく、
地中海を臨む地域の文化 (ギリシャ、ローマ、南仏、シチリア…etc) にまつわる作品も紹介されていました。
もはや、 「地中海」 がテーマというよりも、 「ほぼヨーロッパ圏」 をテーマにした美術展という感じ。
正直なところ、 「地中海」 というテーマは、あって無きが如しな印象でした。
また、展示されている作品に関して言えば、
《哲学者、政治家、文芸庇護者であったギリシア人ヘロドス・アッティクス(100-177年)の胸像》 や、
《水槽の床モザイク(?):魚のいる海の中でイルカと遊ぶキューピッドたち》 のように、
「おっ♪」 と思わされる作品も、あるにはありましたが。
全体的には、良くも悪くもなく無難な作品群という印象。
東京都美術館でルーヴル美術館のコレクションが観れるので、ありがたく観賞しましたが。
おそらく、本家ルーヴル美術館に展示されていたなら、
“きっと素通りしてしちゃうんだろうなァ (´∀`;)” という作品ばかりであった気がします。
ただ、ここまで、文句ばかりしか言ってない気がしますが、
今回のルーヴル美術館展の目玉作品である・・・
《アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神、通称「ギャビーのディアナ」》 は、文句なしに絶品でした!
よくぞルーヴル美術館が、この名品を日本に、しかも、初めて館外に貸し出してくれたものです。
特に素晴らしく感じたのが、白 (大理石) と黒 (影) のコントラスト。
衣服の襞や、ウェーブが掛かった髪、肩に添えた手などの表現が、
見事なまでに計算され尽くしており、白い部分と黒い部分のバランスが見事でした。
これまで、 「彫刻=形を作る美術作品」 とばかり思っていましたが。
大理石という白いキャンバスに、
陰影というモノクロの色彩を表現していく美術作品でもあることに気づかされました。
それから、この彫刻の作者が、そこまで意識したかはわかりませんが、
《ギャビーのディアナ》 の頬に影が差し、ただでさえ小顔なのが、より強調されている気がしました (笑)
最後に、 《ギャビーのディアナ》 ほどではありませんが、
個人的に印象に残った作品をご紹介いたしましょう。
実は、こちらは、紀元前のエジプトで使われていた 《受け皿を持つ女性の形の奉納用スプーン》 とのこと。
会場では、この手のタイプのスプーンが、いくつか展示されていました。
長い歴史を経て、このヘンテコなスプーンが、
現代のシンプルなスプーンに進化してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです (笑)
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