三鷹駅から歩いて12分の場所にある三鷹市山本有三記念館に行ってきました。
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山本有三の代表作といえば、 『路傍の石』 。
ということで、門のすぐそばには、路傍の石が置かれていました
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・・・・・イメージしていたものより、だいぶデカいですが (笑)
(“路傍の石” じゃなくて “岩” ? )
現在、そんな三鷹市山本有三記念館では、
山本有三の文学作品に焦点を当てた通常の展覧会ではなく・・・
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この不思議で可愛らしい外観を持つ記念館の建物そのものを主役にした展覧会が開催されています。
その名も、 “三鷹の家のものがたり” 。
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ちなみに、建物の裏側は、こんな感じ↓
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こちら側から見ても、やっぱり不思議で可愛らしい建物です。
さてさて、この一風変わった洋風建築は、
大正16年に、貿易商の清田龍之介が別荘として建てたものなのだそうです。
その後、山本有三が購入し、山本有三自身は、10年間ほど、この建物に住んだのだとか。
ちなみに、 『路傍の石』 も、この建物に住んでいた時に執筆されたようです。
ポップで印象的な外観にくわえて、
内部には当時最先端の構造やデザインが反映されていることから、
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間違いなく一流の建築家の手による建築と考えられているようなのですが。
今のところ設計者は不明のまま。
実は、謎の建築家による謎多き建築作品なのです。
まさに、三鷹のミステリーハウス。
今回の展覧会では、貴重な図面や、
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当時の平面図を紹介しつつ、
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その謎の建築家像に迫っています。
建築探偵気分が味わえる展覧会です。
また、この建物にまつわる物語やエピソードの数々も紹介されています。
個人的には、この洋館が進駐軍によって接収されてしまったという事実が強く印象に残りました。
しかも、その進駐軍が、相当ガサツな方だったようで。。。
邸宅内の壁から柱まで、すべて白いペンキで塗ってしまうわ。
山本有三が置き残していった家具を、乱暴に扱ってしまうわ・・・etc
展示室では、接収解除後の貴重な資料が公開されていましたが、そこには衝撃の数字が。
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赤い四角で囲んだ箇所にご注目。
こちらは、山本有三が残した家具や備品が、
進駐軍が住んでいる間に、どれくらい壊されてしまったのか、その破損率を表す数字です。
ほぼ100% (笑)
進駐軍、どんだけ壊したんだ?!
間違いなく敷金は返ってこないレベルです。
当然僕以上にショックを受けたのが、元住人・山本有三。
接収が解除され、ようやく我が家に戻れると喜び勇んで帰ってくれば、
自分の家具はめちゃめちゃだし、白すぎる室内に変わっているし。。。
結局、接収解除後、山本有三が、もう一度この家に住むことは無かったのだそうな。
展覧会の内容どうこうよりも (←?)
建物そのものを存分に味わえば、それで十分な気がします。
内部は写真撮影も可能なので、
建築好き・洋館好きならば、押さえておきたい展覧会です。
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三鷹の家のものがたり
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