4ヶ月ぶりに、岡本太郎記念館へ行ってきました。
Chim↑Pomとコラボした前回の展覧会の際に制作された作品が・・・
たった4ヶ月で、蔦に浸食されつつありました↓
あと数ヶ月もあれば、完全に侵食してしまう恐れあり (笑)
Chim↑Pomの好きにはさせない。
そんな太郎さんの叫びが聞こえてきそうな気がしました。
さてさて。
現在、開催されているのは、ちょっと変わった岡本太郎展。
岡本太郎と言えば。
こんな作品や、
こんな作品など。
パワーに満ち満ちた原色満載の作品を描く画家というイメージが一般的ですが。
今回の展覧会で紹介されているのは、それらのイメージとは掛け離れた岡本太郎の姿。
戦後日本で創作活動を始めたばかり、若き日の岡本太郎による挿し絵の数々が展示されています。
今回紹介されている挿絵のすべては、
坂口安吾が東京新聞に連載した小説 『花妖』 のための挿絵。
連載そのものは、58回まで続いたそうですが、現存する原画は、そのうちの54点。
これまで長らく行方知れずになっていたものを、
昨年、岡本太郎記念館が購入し、公開するのは今回の展覧会が初の機会になるそうです。
確かに、普段の岡本太郎のイメージとは違う作品ばかり。
いわゆる岡本太郎ファンには、ちょっと物足りない展覧会かもしれません。
自分的には、
“太郎さんにも、こんな時代があったのかぁ!”
と、新鮮な気持ちで観賞することが出来ました。
ただ、挿絵作品からは、完全に岡本太郎らしさが感じられないかと言えば、そんなことはなく。のちの岡本太郎を彷彿とさせるような挿絵も、いくつか発見することが出来ました。
普通の美術館では、なかなか開催を踏み切れないであろうニッチな岡本太郎展。
あえて開催に踏み切った岡本太郎記念館のチャレンジングな姿勢 (使命感?) に感動すら覚えました。
“花妖 ~岡本太郎の挿絵” は、11月24日まで。
ちなみに。
挿絵だけでなく、ちゃんと岡本太郎のイメージ通り (?) の原画も併せて紹介されています。
せっかく岡本太郎記念館に行ったのに、
“挿絵しか見られなかったよ・・・ (トホホ)” ということはありませんので、ご安心のほどを。
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花妖 ~岡本太郎の挿絵
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