~前回までのあらすじ~
平成25年現在、日本にある国宝の数は、1089件。
そのすべてを、自身の目で見るべく、国宝探しの旅を始めて早2年。
国宝ハンター・とに~は、ついに500件もの国宝を目に焼き付けることに成功した!
しかし、ハンティングしていない国宝は、まだ589件。
のんびりしていると、文化庁の策略 (?) により、国宝の数は増えてしまう。
「国宝を増やされたらハンティングし返す。倍返しだ!」
数ヶ月ぶりの登場となる国宝ハンターの聖地・東京国立博物館。
通称、トーハク。
そんなトーハクでは、 “和様の書” という特別展が開催されていました。
和様の書、つまり日本風の書をテーマに、日本を代表する名筆が大集結した展覧会で。
出品総数約150件のうち約80件が国宝・重要文化財という、
国宝ハンターにとって、有難いことこの上ない展覧会です。
・・・・・が。
スケジュールを見ると、それぞれの国宝の展示期間はバラバラで、
すべての国宝を見るには、どう考えても、3回は通わないといけません。
世の中、そうそう上手い話は無いようです。。。
というわけで。
ちゃんと3回通いました。
2013年の夏は、書を山ほど目にした夏、、、と言っても過言ではありません (笑)
今回、トーハクに三顧の礼をしてまでハンティングした国宝は・・・
《古今和歌集巻第廿(高野切本)》 (ジャンル:書跡・典籍) をはじめ、
・《藤原佐理筆書状(離烙帖)》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《藤原行成筆白氏詩巻》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《紙本著色扇面法華経冊子〈巻第八/(二十二面)〉》 (ジャンル:絵画)
・《一品経懐紙(西行、寂蓮等十四枚)》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《十五番歌合(彩牋)》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《古今和歌集巻第五(高野切本)》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《歌仙歌合》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《古今和歌集巻第十二、残巻(本阿弥切本)》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《古今和歌集〈(色紙)/(曼殊院本)〉》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《北山抄》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《歌合〈(十巻本)/巻第一、二、三、八、十〉》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《万葉集巻第九残巻(藍紙本)》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《芦手絵和漢朗詠抄〈藤原伊行筆/〉》 (ジャンル:書跡・典籍)
・《絹本著色両部大経感得図》 (ジャンル:絵画)
・・・の計15件。
さらに、 “和様の書” と連動して、本館の国宝室にて展示されていた・・・
《和歌躰十種》 (ジャンル:書跡・典籍) もゲット。
さらにさらに。
“和様の書” とは直接関係ないですが、本館の総合文化展にて、
《太刀〈銘定利/〉》 (ジャンル:工芸品) もゲット。
静岡に行ったり (第六十一話)、御岳山に登ったり (第六十ニ話)、長野に行ったり (第六十三話)
ここ最近、ハードなロケが3回続きましたが、
それでもハンティングした国宝の数は、合計6件。
それに引き替え、トーハクに3回行けば、一気に17件。
あ~ぁ、日本中の国宝が、すべてトーハクに来ちゃえばいいのに (←現実逃避中)
今現在の国宝ハンティング数 517/1088
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第六十五話 国宝ハンター、帰館する!
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