2013年が、もうすぐ終わろうとしています。
今年もアートには、いっぱいお世話になりました。
そこで、その恩を倍返しするべく、
お・も・て・な・しの気持ちで、一年を振り返ってみようと思います。
ちなみに、今年、このブログで紹介した美術展は、264!
じぇじぇじぇ!
しかも、記事で紹介していない美術展もあるので・・・・・観過ぎですね (笑)
その中から、ベスト10を絞り込むのは、かなり至難の業。
毎年、選考にかなりの時間を要していますが、今年は過去最大に悩みました。
(ベスト30なら、なんとか決めれたのですが。)
さぁ、何はともあれ。
2013年の総決算。
第4回 輝く!ここにしかない美術室大賞 『美術展賞』 、いつ始めるの?今でしょ。
第10位 神奈川県立歴史博物館 “かながわの遺跡展・巡回展 勝坂縄文展”
こちらは、今年一番の掘り出し物の展覧会。遺跡系の展覧会だけに。
何よりも画期的だったのは、ヘタクソな縄文土器を、あえて展示していたこと。
縄文時代にも、不器用な方はいたのですね~。
第9位 東京都写真美術館 “岩合光昭写真展 ネコライオン”
共にネコ科のネコとライオンの写真を、対比させるように展示したユニークな動物写真展。
ライオンのような行動を取るネコに野生の血を見て、
ネコのような行動を取るライオンの姿に癒される展覧会でした。
これが面白くないわけがありません。
キラーコンテンツにもほどがあります。
第8位 練馬区立美術館 “牧野邦夫―写実の精髄”
これまでも数々の芸術家を独自のレーダーで釣り上げてきた (?) 練馬区立美術館ですが。
過去最高の大物を釣り上げたなァといった印象でした。
何と言っても、牧野邦夫の作品のパワー (圧) が尋常ではありません。
美術展を一周回っただけで、ぐったりと疲れました。
二周回ったら、げっそりです。
牧野ダイエット。
幸運にも内覧会にお邪魔させて頂けたのですが、
会場で、この展覧会に自身の牧野作品を貸している大物俳優のIさんにお会いしました。
あの作品は、おいくらくらいなのでしょう?オープンプライス。
第7位 国立科学博物館 “グレートジャーニー ~人類の旅~”
かつてフジテレビで不定期で放送していたドキュメンタリー 『グレートジャーニー』 を完全展覧会化!
探検家の関野さんが、10年かけて踏破したグレートジャーニーの旅路を、お手軽に体験出来てしまいました。
何と言っても、干し首。
アマゾンの先住民たちが売買していたというアレです。
あの禍々しさは、今でもありありと目に焼き付いています。
第6位 横浜美術館 “プーシキン美術館展 フランス絵画300年”
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《ジャンヌ・サマリーの肖像》
当初は2011年に開催される予定でしたが。
東日本大震災と原発事故の影響により中止。
しかし、横浜美術館は諦めませんでした。
その後も交渉を重ね、今年の開催に漕ぎ着けたのです。
そのドラマにも感動。もちろん美術展にも感動。
第5位 国立新美術館 “LOVE展:アートにみる愛のかたち”
第4位 森美術館 貴婦人と一角獣展
世界最高峰のタピスリー 《貴婦人と一角獣》 を、まさか日本で観ることが出来るとは!
“タピスリー<原画” というイメージから解放されました。
作家名/作品名:草間彌生 《愛が呼んでいる》 2013年
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
今年めでたく10周年を迎えた森美術館の渾身の美術展。
会場内には、実にさまざまな 「愛」 が溢れていました。
美術展を観た後は、すべての人に優しくなれそうな気がしましたね。
第3位 ブリヂストン美術館 “カイユボット展―都市の印象派”
1877年、ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
(c)National Gallery of Art, Washington, Collection of Mr. and Mrs.Paul Mellon, 1985.64.6
今までは、ルノワールやモネの影に隠れてきた (?) 印象派の陰の功労者・カイユボットですが。
ブリヂストン美術館のカイユボット展で、ようやくブレイクした感があります!おめでとう!
育ちの良さが滲み出たカイユボットの上品な作品も素晴らしかったですが、
ブリヂストン美術館が、アジア圏初のカイユボット展を実現させたとことも素晴らしいです。
第2位 岡田美術館 “日本・東洋 美の遺産展”
岡田美術館は、スゴかった。
ただただ、スゴかった。
どうスゴかったか説明すると長くなるので、
とりあえず、騙されたと思って、一度足を運んで頂きたい。
一言で言うならば、美術界に超大型新人現るといった感じでした。
日本プロ野球界に例えるなら (?) 、ダルビッシュかマー君クラスです。
第1位 東京都美術館 “福田美蘭展”
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第4回 輝く!ここにしかない美術室大賞 『美術展賞』
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