今回ご紹介するのは、パナソニック 汐留ミュージアムで開催中の “メイド・イン・ジャパン南部鉄器” 。
「-伝統から現代まで、400年の歴史-」 と副題にあるとおり、
江戸時代に作られた南部鉄器の名品から、最新の南部鉄器までを紹介する展覧会です。
南部鉄器と聞いてイメージするのは、まぁ、こんな感じですよね↓
【即納可】岩鋳製南部鉄器 急須 3型アラレ ※黒
これ以上でも、これ以下でもなく。
これぞまさしく、日本人のほとんどが思い浮かべる南部鉄器の姿ではないでしょうか。
というか、他の姿が思いつきません。
それだけに。
“南部鉄器の展覧会って・・・(;¬∀¬)” と、期待値は、かなり低めだったのですが。
展覧会の冒頭で、南部鉄器の名品の数々と出合って、いきなりノックアウト!
こちらの9代藤田萬蔵 孝保 《波に鯉文富士形鉄瓶》 以外にも、
牡丹や、編笠、毛毬などをモチーフにした斬新な南部鉄器が数多く紹介されていたのです。
こんなにもバリエーションが豊富だったのですね!
しかも、肌面の意匠の繊細な美しさと、鉄という素材が持つ力強さが、
絶妙にブレンドされているのが、何よりも面白く感じました。
このハイブリッドな魅力は、他の工芸品には無い南部鉄器独自の魅力です。
その後、展覧会会場では、現代の作家による南部鉄器が紹介されていたり、
15代鈴木盛久 熊谷志衣子 《櫛目丸形鉄瓶》
日本デザイナー界の大御所が手がけた南部鉄器のキッチンウェアが紹介されていたり、
さらには、現在、パリのカフェで実際に人気爆発中のポップでカラフルな南部鉄器が紹介されていたり。
実は意外と奥が深く、
実は意外と表情が豊かな南部鉄器の世界を、心行くまで堪能することが出来ました。
観終わる頃には、すっかり “南部鉄器の展覧会って:*:・( ̄∀ ̄)・:*:” という気持ちになっていましたw
もちろん展示されている南部鉄器の作品そのものも、十分に魅力的ですが。
やはり、今回の展覧会を一番に盛り上げていたのは、パナソニック 汐留ミュージアムの展示演出でした。
鉄をイメージした色で壁紙で統一してみたり、展示レイアウトにこだわってみたり。
「もしも、こんな現代空間に南部鉄器があったら?」 という空間演出を提案してみたり。
美術館というよりは、ショールームっぽい感もありましたが。
この演出が無ければ、南部鉄器の魅力は最大限に引き出されなかったように思えます。
さすが、Idear for life。
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メイド・イン・ジャパン南部鉄器
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