すっかり三井記念美術館の新春の恒例として定着した感のある・・・
円山応挙の筆による国宝 《雪松図屏風》 を観てきました。
会期は、明日まで。
かなり滑りこみです (汗)
毎年のように、 《雪松図屏風》 に詣でて (=観て) いるので、
さすがに初めて目にした時ほどのインパクトは受けませんでしたが。
やはり何度となく目にしても、イイものはイイです。
清々しい気持ちになります。
ただ、例年よりも冷静な気持ちで観れた分、初めて気になったことが、、、
「松のポージング (?) が、尋常じゃないゾ!!」
もちろん松のポージングなんて、ありませんが。
もし、この松を擬人化したら、完全にモデル立ち。
というより、ジョジョ立ちです。
↑誰かが許してくれるなら、このジョジョ風の擬音を右隻に描きこんでみたい。
この 《雪松図屏風》 も素晴らしかったですが、
その隣に飾ってあった応挙の 《稲麻綿図》 という三幅対の作品も素晴らしかったです。
・・・・・と、まぁ、円山応挙の作品を堪能出来たので、それで満足と言えば満足なのですが。
美術展としては、どうなのでしょう??
円山応挙をはじめとする絵画のコーナーもあれば、
三井記念美術館が誇る茶道具コレクションを紹介するコーナーもあれば、
タイトルにもあるように、初代長次郎から十五代吉左衛門氏まで樂家歴代の茶碗を紹介するコーナーもあり。
全体を通すコンセプトのようなものが感じられなくて、残念でした。
普通の美術展 (?) をランチプレートとするならば、
今回の三井記念美術館の美術展は、バイキング料理の取り皿のような印象。
もう少し、盛り付けや飾りつけを考えて頂きたかったです。
ちなみに、今回出展されていた茶道具の中で、一番のお気に入りは、 《斗々屋茶碗 銘かすみ》 。
スカイブルーが、とても美しい一碗でした。
うっすらと明るい夜明けのイメージ。
もしくは、日没後のマジックアワーのイメージ。
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楽茶碗と新春の「雪松図」
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