大倉集古館のコレクションの3期に渡って紹介する “大倉コレクションの精華” シリーズ。
その初回を飾る “大倉コレクションの精華Ⅰ―中世近世の絵画―” に引き続いて、
“大倉コレクションの精華Ⅲ―工芸品物語 美と技が語るもの―” に行ってきました。 (←あれっ、Ⅱは??)
今回のテーマは、 『工芸』 ということで。
自在置物や、
田口善国の 《蔓葉蒔絵大棗》 や、
木内半古の 《四君子象嵌重硯箱》 など、
職人技術の粋を堪能できる作品の数々が展示されていました。
ただ、それらのいわゆる工芸作品以上に、
展示に力を入れていたのが、大倉集古館が所蔵する能装束コレクションです。
《紫地扇面藤柴垣模様長絹》
《紅地金鱗模様摺箔》
2階の展示室は、ほとんど能装束で埋め尽くされていた・・・と言っても過言ではありません。
大きな展示ケースでは、ショーウインドウのようにディスプレイして、
普段、絵巻物を展示するような展示ケースには、折り畳んだ状態で展示されています。
もはや能装束屋さんのような様相でした。
美術展としては、全体的に地味目な印象 (感想は個人差があります)
そして、この地味目な美術展を一区切りに、
大倉集古館は、しばらくの施設改修工事期間に入ってしまうのだとか。
ちなみに、その再開予定は・・・・・3年以上先とのことです。
だったら、もう少し派手な美術展の方が良かったのでは?!
常設されている関東唯一の国宝の木彫 《普賢菩薩騎象像》 にも、当分会えなさそうです。
見納めするのなら、行くしかありません。
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大倉コレクションの精華Ⅲ―工芸品物語 美と技が語るもの―
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