日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画
“クリーブランド美術館展” 、 “人間国宝展” に引き続き、東京都美術館で開催中の “日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画” に行ってきました。これで、 “日本美術の祭典”...
View Article第七十七話 国宝ハンター、震える!
~前回までのあらすじ~ 国宝を求めて、日本中を旅する国宝ハンター・とに~は、 1089件ある国宝の中でもっとも重要な国宝に出合うために、奈良へとやって来ました。 どんなに遠くても、どんなに忙しくても、国宝を優先して考える男、それが国宝ハンター。 国宝ハンターは、国宝を世界で一番愛しています。奈良2日目は、畝傍御陵前駅から始まります。‘うねびごりょうまえ’...
View Articleザ・ビューティフル―英国の唯美主義1860-1900
三菱一号館美術館で開催中の “ザ・ビューティフル―英国の唯美主義1860-1900” に行ってきました。こちらは、19世紀のイギリスで一大ムーブメントを巻き起こした唯美主義を取り上げた日本初の美術展です。唯美主義とは、読んで字のごとく、 “唯 (ただ) 、美しい” 美術を追求した主義のこと。思想よりも、メッセージ性よりも、美しさを最重要視。もし仮に、そこに深い精神性や寓意が無かろうとも、...
View Article板谷波山の夢みたもの―<至福>の近代日本陶芸
出光美術館と言えば、日本最大の仙厓コレクションを誇ることでお馴染みですが。(昨年の仙厓展の模様はこちらに)近代日本を代表する陶芸家・板谷波山 (1872~1963) のコレクションも、実は密かに...
View Article大倉コレクションの精華Ⅲ―工芸品物語 美と技が語るもの―
大倉集古館のコレクションの3期に渡って紹介する “大倉コレクションの精華” シリーズ。その初回を飾る “大倉コレクションの精華Ⅰ―中世近世の絵画―” に引き続いて、“大倉コレクションの精華Ⅲ―工芸品物語 美と技が語るもの―” に行ってきました。 (←あれっ、Ⅱは??)今回のテーマは、 『工芸』 ということで。自在置物や、田口善国の 《蔓葉蒔絵大棗》 や、木内半古の 《四君子象嵌重硯箱》...
View Article【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画となっておりますので、どうぞお気軽にご参加くださいませ定員になり次第、募集は〆切らせて頂きますので、よろしくお願いします。2/11(祝・火) リニューアルオープンした美術館の旅。(おかげさまで定員に達しましたので、現在はキャンセル待ちの受付となります)都内には、たくさんのミュージアムがありますが。...
View ArticleYouは何しにこのブログへ?
はじめましての方も、常連さんも。このブログにお越し頂きましてありがとうございます。ブックマークしてくださっている方もいらっしゃれば、検索して辿り着いた方もいらっしゃることでしょう。その検索ワードは、 「アートテラー」 でしたか?もしくは、 「表参道 建築」 でしたか?実は、毎日、どんな検索ワードでこのブログに辿り着く方が多いのか、アクセス解析をチェックしています。一番多い検索ワードは、もちろん...
View Articleアンディ・ウォーホル展:永遠の15分
現在、森美術館では・・・(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)“ミスター・ポップ・アート” ことアンディ・ウォーホルの日本最大の回顧展、“アンディ・ウォーホル展:永遠の15分” が開催されています。ちなみに、タイトルの 『永遠の15分』 とは、「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」というウォーホルの名言 (?)...
View Article松岡コレクション 理想郷
今回ご紹介するのは、松岡美術館で開催中の “松岡コレクション 理想郷” 。こちらは、 『理想郷』 というテーマで、松岡美術館コレクションの数々を紹介する美術展です。もちろん、展示作品の中には、 「これが理想郷かァ」 と思えなくもないものもありましたが。 伝周文 《竹林閑居図》展示作品の多くは・・・ 《五彩 百蝠文 壺》 《青磁 人物楼閣...
View Articleさわひらき Under the Box, Beyond the Bounds
東京オペラシティ アートギャラリーに行ってきました。現在、こちらでは、 “さわひらき Under the Box, Beyond the Bounds”...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《府中の森公園(東京都府中市)》
府中市美術館のある府中の森公園には、実は、いたるところにパブリックアート作品が点在しています。その中でも、特に紹介したいのが、こちらの作品です↓“・・・・・・・えっ、どこに?”と思われた方が、約92%でしょう。 (とに~調べ)「ナンチャンを探せ!」...
View Article星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会
皆様、お待たせいたしました!ついに、今年の観シュランガイド初の3つ星が出ました!!その展覧会とは、世田谷文学館で開催中の “星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会” です。クラフト・エヴィング商會とは・・・いつでもどこでも観たくなったら、火を付けて煙を吸えば、脳内のスクリーンに映画が投影される 《シガレット・ムーヴィー》 や、作家小川洋子さんの注文により入手したという...
View ArticlePR: まだ仲介手数料を払ってますか? 2014年ですよ?
Nomad. はすべて仲介手数料無料です。気になるお部屋もリクエストできます。 Ads by Trend Match
View ArticleO JUN―描く児
府中市美術館で開催中の “O JUN―描く児” に行ってきました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)こちらは、画家O JUNさんの30年にも及ぶ画業を総攬する大規模な個展です。ちなみに、 “O JUN” と表記して、 “おう・じゅん” と読みます。なんとも国籍不明な名前です...
View Articleテート美術館の至宝 ラファエル前派展
森アーツセンターギャラリーで開催中の “テート美術館の至宝 ラファエル前派展” に行ってきました。こちらは、テート美術館が所蔵する名品72点を通し、ラファエル前派を紹介する展覧会です。ちなみに、ラファエル前派とは、ミレイやロセッティを中心に結成されたイギリスの若手作家のグループです。UKロックな (?)...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《JAビル(東京都千代田区)》
大手町のビル街の中にあるJAビル。JAだけに、窓の形は 『田』 という漢字を表しているとかいないとか。・・・・・まぁ、確かに。そんなJAビルの中に、JAだけに、農業の大切な資源である 「水」 を喚起させるアート作品が設置されています。(↑これは、本当です!)新・無料で観れる 美術百選 029 大巻伸嗣 《Opened eyes-Closed eyes-blue...
View Article描かれた風景~絵の中を旅する~
現在、静嘉堂文庫美術館では、古今東西の名所絵や風景画をテーマにした “描かれた風景~絵の中を旅する~” が開催されています。この美術展を訪れるだけで、静岡 (富士山) に行った気分になったり、 酒井抱一 《富士山図》(「絵手鑑」のうち)奈良 (吉野山)に行った気分になったり、 重要文化財 野々村仁清 《色絵吉野山図茶壺》 滋賀 (堅田) に行った気分になったり、(いや、 《堅田図旧襖絵》...
View Articleあなたの肖像―工藤哲巳回顧展
東京国立近代美術館に行ってきました。美術館の前の看板に、ふと目をやると・・・「!!!」あきらかに不審な人物です。一瞬テロリストかと思いましたが、こちらの人物こそが、今回の主人公。1950年代は読売アンダパンダン展を中心に、1962年以降は、主にパリで活躍したアーティスト工藤哲巳 (1935~1990) です。彼は、既存の芸術の枠をぶち壊そうとした 「反芸術」...
View Article岸田吟香・劉生・麗子 知られざる精神の系譜
その不気味すぎる微笑で美術の教科書などに登場しては、多くの子供たちに恐怖とトラウマを植え付けている (?) 日本一有名な少女像・麗子。そんな 《麗子像》 の連作で知られる洋画家・岸田劉生をフィーチャーした美術展は、これまでにもありましたが。現在、世田谷美術館では、岸田劉生だけでなく、その父である吟香と、さらに娘である麗子本人の3人をフィーチャーした美術展が開催されています。その名も、...
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