東京オペラシティ アートギャラリーに行ってきました。
現在、こちらでは、 “さわひらき Under the Box, Beyond the Bounds” が開催中です。
こちらは、さわひらきさんのデビュー作から、今回のために制作された新作までで構成された美術展。
まさに、さわひらきのベストアルバム的な美術展といった印象です。
“さわひらき・・・何者??”
という方のために、簡単に説明を。
もしかしたら、おぎやはぎのように、
さわさん・ひらきさんの2人組と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが。
さわひらきは、コンビ名ではありません。
さわひらきさん (1977~) は、ロンドンを拠点に活躍する注目の若手映像作家です。
デビュー作は、 《dwelling》 。
部屋の中を飛行機が飛び交うという、この不思議な世界観の映像作品で、
若手アーティストの登竜門である 「East International Award」 を受賞し、鮮烈なデビューを果たしました。
その後、毎年のように、日本や国外でさわひらき展が開催されており、
その実力と人気の高さは、若手アーティストの中では、頭一つ飛び抜けた存在と言えそうです。
《In Here》
これまで多くの映像作品を目にしてきましたが、
その他のどの映像作品とも違う味わいが、さわひらきさんの映像作品にはあります。
初めて見るのに、どこか懐かしく。
どこか切なく、どこか温かく、どこか怖く。
映像に見入ってしまうと、不思議と自分もその作品世界の中に入ってしまったかのような気になります。
それが心地よくもあり、心細くもあり。
言葉の通じない海外で素敵なアンティークショップに入ったら、
こんなような感じになるんだろうなぁと、いつも勝手に思っています。
・・・・・伝わりづらい例えでしたら、申し訳ありません (笑)
そんな映像作品そのものだけでなく、
それらの映像作品の見せ方や、大がかりな展示の演出など、随所にさわひらきさんらしさが。
まさに、会場全体が、さわひらき作品という印象です。
それだけに、展覧会を観ているというよりは、
自分もさわひらきさんの作品の一部となってしまったかのような錯覚に捉われました。
(↑ちょっと怖いですw)
個人的な見解としては、さわひらきさんの世界観は、
ハマる・ハマらないが、ハッキリ分かれると思います。
ハマる人ならば、ず~~~~~~~っと浸ってられるでしょうが。
そこまでさわひらきさんの世界観にハマらない人ならば、あっさり観終えてしまう気がします。
さわひらき展に行って楽しめるかどうかは、ちょっとしたギャンブルです。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在12位)
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さわひらき Under the Box, Beyond the Bounds
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