今回ご紹介するのは、松岡美術館で開催中の “松岡コレクション 理想郷” 。
こちらは、 『理想郷』 というテーマで、松岡美術館コレクションの数々を紹介する美術展です。
もちろん、展示作品の中には、 「これが理想郷かァ」 と思えなくもないものもありましたが。
伝周文 《竹林閑居図》
展示作品の多くは・・・
《五彩 百蝠文 壺》
《青磁 人物楼閣 壺》
直接、理想郷とは結びついてないような気がしました。
これらの作品をコレクションした松岡清次郎にとって、
お気に入りの作品で満たされた今回の展示室そのものが理想郷・・・ということなのでしょう。たぶん。
今回の展示で特に印象に残ったのは、何と言っても、 《翡翠 楼閣花鳥図 挿屏》 です。
こちらは、翡翠を使ったレリーフ作品。
その工芸の見事さに、驚きを通り越して笑ってしまいました。
いや、もうスゴすぎるでしょ (笑)
しかも、裏側もスゴい (笑)
翡翠そのものの美しさも手伝って、ついつい翡翠部分ばかりに目がいってしまいますが。
台座 (?) の木彫も、ハンパなくスゴイです。
中国4千年の底力を、この工芸品に見た気がします。
気づけば軽く10分が経過していたほどに、見惚れてしまいました。
この作品は、まさに理想郷。
あまりに 《翡翠 楼閣花鳥図 挿屏》 が素晴らしすぎて、他の印象が薄れてしまった感はありますが。
唐時代の金銅仏の数々も、小さいながらもインパクトは大。
特にお気に入りは、 《金銅 菩薩立像》
立ち姿が、完全にショップの店員。
しかも、マルキュー (109) の店員。
「うわぁ~、その服、超似合ってるんですけど~。マジ、ヤバくないですか~?」 と言ってそう。
ただ、この 《金銅 菩薩立像》 以上に、チャラい金銅仏がいたのです。
その名は、 《金銅 観音菩薩遊戯坐像》 クン。
完全にヤンキースタイル。
「あぁ~、マジかったり~」 と言ってそう。というか、絶対言ってる。
お願いごとでもしようものなら、舌打ちされそうです。
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松岡コレクション 理想郷
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