ニューオータニ美術館で開催中の “野見山暁治展 いつかは会える” に行ってきました。
こちらは、93歳を越えた今もなお、現役バリバリの洋画家・野見山暁治さんの美術展です。
野見山暁治さんの回顧展は、2011年にもブリヂストン美術館でも開催されていますが。
今回のは、東京メトロ副都心線明治神宮前駅に飾られた 《いつかは会える》 の原画をはじめ、
<実際の明治神宮前駅の写真>
JR博多駅に飾られた 《海の向こうから》 の原画、
福岡空港国際線ターミナルに飾られた 《そらの港》 の3点のステンドグラスの原画が勢ぞろい。
これまでに野見山暁治さんが手がけたステンドグラス作品の原画を中心にした美術展になっています。
貴重な原画を拝見した上で・・・・・。
こんなことを言ってしまっては、元も子もない気がするのですが・・・・・。
ステンドグラスの作品の方が、色鮮やかで素敵です (笑)
原画の方は、もっと “どどめ色” とでも言いましょうか。
何色か、よくわからない色が画面の大半を占めています。
正直なところ、原画は観なくて良かったかなぁという感じですf^^;
トホホ。
また、色どころか、そもそも作品が何を描いているのかよくわからないので、会場では、困惑しきりでしたが。
唯一、フィーリング的にイイなぁと思ったのが、こちらの 《まぎらわしい場所》 。
普通に対面した時は、特に何とも思わなかったのですが。
離れた時に、この絵の前に、ちょうど他の観賞者が立っていまして。
絵の前に人がいる状態で観ると、この絵が、別次元への入り口のように見えたのです。
そう考えると、 《まぎらわしい場所》 というタイトルが意味深なものに思えてきました。
タイトルと言えば、2年前の野見山暁治展でも感じましたが、
《さっきは御免》 《目にあまる景色》 《なにも言わない》 《もう時間がない》 など、
そこはかとなくネガティブな印象のタイトルが多い野見山さん。
それは、今回も健在 (?) で、
・《もう行かない》
・《やはり思い出さない》
・《別れたきり》
・《ぼくは信じない》 ・・・etc
やっぱり、そこはかとなくネガティブな印象でした (笑)
ちなみに、タイトルと言えば、もう一つ。
今回の美術展のタイトルは、 “野見山暁治展 いつかは会える” となっています。
これは、もちろん野見山さんの作品名 《いつかは会える》 に由来するものなのでしょうが。
実は、この美術展を最後に、ニューオータニ美術館は無期限の休館となるそうです。
再開するかどうかは、現時点では未定とのこと。
いつかは会える・・・のでしょうか。
今までお世話になりました、の意を込めて、1つ星。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位)
皆様、下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
↧
野見山暁治展 いつかは会える
↧