本日は、思わず・・・
「甘~~~い!!」
と叫びたくなってしまう美術展をご紹介いたします。
ポーラ ミュージアム アネックスで開催中の “渡辺おさむ「Sweets Sentiment」” です。
会場の冒頭でお出迎えしてくれているのは、一見すると普通のカワイイ動物たち。
でも、近づいて観てみると・・・
「甘~~~い!!」
動物たちが、なんとデコレーションされてしまっているではないですか!
渡辺おさむは、身の回りにある様々なものに、
本物そっくりのお菓子でデコレーションを施す “フェイク・クリーム・アート” の第一人者。
人呼んで、 “現代アート界のスイーツ王子” です。
今回は、そんな渡辺おさむさんの都内初となる大型個展とあって、気合は十分。
会場には、新作インスタレーションをはじめ、数々のフェイク・クリーム・アート作品が展示されています。
甘い物が苦手な人は、胸焼けしてしまうかもしれないレベルです (笑)
自分は、甘い物好きですが、どちらかと言えば、和菓子派なので、軽く胸焼け気味 (←聞いてない?)
3、4点見て、お腹いっぱいになりました。
そういう意味では、男性よりも、甘い物は別腹な女性の皆様にオススメ。
ケーキバイキングで目を輝かせる方には、堪らない美術展と言えましょう。
とは言え、単なるスイーツデコデコな作品ばかりかと言えば、そうでもなく。
そこは、スイーツデコの職人でなく、スイーツデコのアーティスト。
ゴッホの 《星月夜》 をパロディした 《creamy night》 や、
⇒一部拡大⇒
《モナ・リザ》 をスイーツデコってしまった 《mustache cream》 など、
(←額もデコってしまうこだわりよう!)
アート好きなら、思わずニヤッとしてしまう作品も多数ありました。
中には、 《最後の晩餐》 をモチーフにした、こんな大作のインスタレーションも。
「パンとブドウ酒だけじゃないんかい!」 とツッコみたくなる作品です (笑)
ちなみに、個人的に、もっと気に入ったのは、 《monochrome》 という作品。
スイーツがモノクロになるだけで、こんなにも食欲が湧かなくなるものなのかと、新たな気づきがありました。
スイーツにおける色の重要性を、逆説的に再認識した気がします。
ただ甘いだけじゃなく、アートな味付けのある展覧会でした。
無料ということもあって、かなりオススメです。
2つ星。
ちょっと甘めに採点しました。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位)
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渡辺おさむ「Sweets Sentiment」
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