モナ・リザの受難史!
美術界における今まで誰も調べたことのない、“バカせま~い歴史”を徹底研究し、その成果を独自の考察で発表する企画。それが、『美術のバカせまい史』です。 前回から約1年ぶりとなる今回は、誰もが知るあの名画に関する“バカせまい史”を取り上げたいと思います。その名画というのが、こちら↓...
View ArticleUESHIMA MUSEUM
今もっとも注目を集めているアートコレクターの一人、事業家で投資家の植島幹九郎さん。2016年にNYでゲルハルト・リヒターの個展を見たのを機に、アート作品を蒐集し始めたそうで、そのコレクション点数は現時点で670点に及ぶとか。そんな植島さんの現代美術コレクション、「UESHIMA COLLECTION」を紹介するミュージアムが、今年6月に、上島さんの母校である渋谷教育学園の敷地内にオープンしました。...
View ArticleTOPコレクション 時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から
現在、東京都写真美術館(通称TOP)で開催されているのは、“TOPコレクション 時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から”。「時間旅行」をキーワードとしたTOPのコレクション展です。 ちなみに。サブタイトルの“千二百箇月の過去とかんずる方角から”は、宮沢賢治が1924年、今からちょうど100年前に刊行した『心象スケッチ...
View Article今森光彦 にっぽんの里山
写真集『里山物語』で第20回木村伊兵衛賞を受賞した、日本を代表する自然写真家・今森光彦さんの大規模個展が、現在、東京都写真美術館で開催されています。その名も、“今森光彦 にっぽんの里山”。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)...
View Article続・無料で観れる 美術百選《幕張テクノガーデン(千葉県千葉市)》
JR海浜幕張駅のほど近くに位置する幕張テクノガーデン。ツインタワーおよび低層棟により構成された複合施設です。 そのモニュメントとして、海浜幕張駅から正面に出迎える形で、ハンガリー生まれの女性彫刻家マルタ・パンの作品が設置されています。 続・無料で観れる美術百選051 マルタ・パン《レンズ》 題して、《レンズ》。その名の通り、レンズ型をしています。もちろん反対から観ても・・・・・...
View Article開創1150年記念 醍醐寺 国宝展
現在、大阪中之島美術館では、開館以来初めてとなる仏教美術展、“開創1150年記念 醍醐寺 国宝展”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)...
View Article板室温泉 大黒屋泊まってみたらホントはこんなトコだった⁉
栃木県那須塩原市にある創業1551年の老舗旅館、板室温泉大黒屋。 パッと見は、ただの(?)老舗旅館ですが、実は知る人ぞ知る、日本屈指のアートな旅館です。アートな旅館だけあって、建物の内外にアート作品が設置されています。 もちろん宿泊部屋の中にも、アート作品が飾ってあります。(僕が泊まった部屋には、村井正誠の版画作品が飾ってありました)...
View Articleミス ディオール展覧会 ある女性の物語
六本木ミュージアムで開催中の展覧会、“ミス ディオール展覧会 ある女性の物語”に行ってきました。 ディオールの展覧会といえば、昨年、東京都現代美術館で、大規模なクリスチャン・ディオール展が開催されていましたが。本展はディオールはディオールでも、香水の「ミス ディオール」にスポットを当てた展覧会です。 メゾン初の香水であるミス...
View ArticleN's YARD
2018年に、栃木県那須塩原市にオープンしたN's YARDに行ってきました。 N's YARDの『N』は、現代美術家・奈良美智さんの『N』。「作品をより身近に見れる場所を設けたい」という思いで、奈良さんがご自身で創設した私設の現代アートスペースです。 まず入り口を抜けると、奈良さんの『N』と、奈良さんが長年蒐集してきたオブジェの数々がお出迎え。...
View Article浜口陽三と波多野華涯 ―匂い立つ黒と黒―
水天宮前駅のほど近くにある隠れ家系ミュージアム。それが、ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション。1998年に開館し、今年2024年で、めでたく開館25周年を迎えました(←おめでとうございます!)。それを記念して現在開催されているのが、“浜口陽三と波多野華涯 ―匂い立つ黒と黒―”という特別展です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております)...
View Article成川美術館&紀伊國屋書店新宿本店でトーク
こんばんは。ATN(=アートテラーニュース)の時間です。 まずは成川美術館に関するニュースから。芦ノ湖の大パノラマも楽しめる、箱根屈指の人気を誇る成川美術館で、今月7月18日より、日本画家・齋正機氏の個展、“齋正機展 里山、そして鉄道物語”が開催されます。...
View Article北斎 グレートウェーブ・インパクト
2024年7月3日より、20年ぶりに新札が発行されました。その1000円札の新紙幣の図柄に採用されたのが、ご存じ、葛飾北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》です。 新札(千円券) 令和6年(2024) 貨幣博物館 それを記念して、この夏、すみだ北斎美術館で開催されるのが、“北斎 グレートウェーブ・インパクト ―神奈川沖浪裏の誕生と軌跡―”という展覧会。...
View Article生誕120周年 サルバドール・ダリ —天才の秘密―
今年2024年は、アジアで唯一のダリ常設美術館として知られる、福島県の諸橋近代美術館が開館して、25年目を迎える節目の年。それに加えて、ダリの生誕120周年であり、シュルレアリスム宣言から100年目でもあります。そんなトリプルメモリアルイヤーに開催されているのが、“生誕120周年 サルバドール・ダリ...
View Article内藤礼 生まれておいで 生きておいで
「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」 空気や光、水、重力といった自然現象も素材にして、そう問いかけ続けてきた現代アーティスト・内藤礼さん。その待望の最新個展が開幕しました。舞台となるのは、現代アートの美術館・・・・・ではなく。150年以上の歴史を誇る“日本の文化と歴史の殿堂”東京国立博物館です。 東京国立博物館 本館外観 展覧会名は、“内藤礼 生まれておいで...
View Articleモーソウ04 アンリ・ルソー《夢》
《夢》 ニューヨーク近代美術館(MoMA)蔵。素朴派を代表するアンリ・ルソー晩年の傑作。ルソーは生涯でジャングルを訪れたことが一度もなく、長年通い続けたパリ植物園で観た光景が元になっている。 もし、昭和の空気を感じる“ゆる~いCM”でおなじみの、あの通販会社の社長と歌手が名画を紹介するとしたら、きっとこんな感じになるのでしょう。 「絵画を観るのって、難しい。...
View Articleフィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線
この夏、SOMPO美術館で開催されているのは、“フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線”という展覧会です。 (注:展示室内は一部撮影可。写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Article岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師
現在、千葉市美術館で開催されているのは、“岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師”という展覧会。江戸時代後期から末期に活躍した絵師、岡本秋暉(しゅうき)の実に18年ぶりとなる回顧展です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 出展作は、前後期合わせて約90点!ちなみに、その大半を占めているのは、世界一の秋暉コレクションを擁する摘水軒記念文化振興財団の所蔵品です。...
View Article江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展
現在、千葉市美術館では、摘水軒記念文化振興財団が有する、世界一の岡本秋暉コレクションを中心にした岡本秋暉展が開催されていますが。それと同時に、秋暉以外の摘水軒コレクションを紹介する展覧会も開催中。その名も、“江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展”です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)...
View Article続続続続続・○○っぽい名前の芸術家
ボッティチェッリ、アルチンボルド、バスキア・・・・・美術館や美術の関連書籍などで目にすれば、これらのワードが、芸術家の名前だと認識できるでしょうが。もし、ノーヒントで、その字面だけ目にしたなら、芸術家の名前だとは認識できないような気がします。 というわけで、芸術家の名前の語感だけで、「○○っぽい名前の芸術家」を考えてみるこの企画も、ついに第6弾です。 ・プチプラコスメブランドっぽい芸術家名は?...
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