~前回までのあらすじ~
明けましておめでとうございます。
旧年中は、国宝ハンターに格別のご愛顧を賜わり、ありがたく御礼申し上げます。
おかげさまで、開始より1年と5か月で、308件の国宝に出合うことが出来ました。
本年も皆々様にとりまして、幸多い年でありますよう。
そして、国宝ハンターにとっては、国宝多い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
え~と、新年早々、まずは、皆様に謝らなくてはいけないことがあります。
と言いますのも、昨年の12月14日に、銀座のアートカフェ “ART FOR THOUGHT” さんにて、
『笑いdeアートナイト~もっと国宝を観とかナイト~』
という国宝ハンター初のトークショーを開催したわけなのですが。
そのために、これまでの国宝ハンターの1年5か月の歩みを振り返っていたところ、
ハンティングした国宝の数に、カウントミスがあることが発覚しまして。。。
これまでにハンティングした国宝の数は、
正しくは、308件ではなく、306件でした。
悪意が無かったとはいえ、国宝ハンティング数を水増ししていました (>_<)
申し訳ありません。
以後、国宝ハンティング数を誤魔化さないように気を付けます。
と、謝罪から始まった3年目の国宝ハンティング旅。
2013年一発目は、三井記念美術館へ。
現在開催中の “ゆくとし くるとし ―茶道具と円山派の絵画―” で出展されている・・・
《紙本淡彩雪松図〈円山応挙筆/六曲屏風〉》 (ジャンル:絵画) を、無事にハンティングいたしました。
こちらは、きらめく白銀の世界に、堂々と屹立する松の姿を描いた、何ともおめでたい屏風絵。
今年の国宝ハンティング旅の門出を祝うに相応しい国宝と言えましょう。
ちなみに、雪の部分は、白い顔料で描かれているわけではなく、
あえて、何も描かないことで、紙の地の部分を雪に見せるというトリッキーな手法が使われています。
実は、わりと手抜きな作品?
しかも、近くでマジマジと観ると、松の葉も、テキトーな感じで描かれています。
やっぱり、手抜きな作品??
でも。
離れて観ると、あら不思議。
それはそれは、美しい雪と立派な松にしか見えないのです。
さすがの国宝クオリティです。
そして、翌日は、国宝ハンターのホームグラウンド (?) であるトーハクへ。
お正月ということで、本館とリニューアルした東洋館とで国宝を大盤振る舞い中。
《短刀〈銘行光/〉》 (ジャンル:工芸品) に、
京都の禅林寺の 《金銅蓮花文磬》 (ジャンル:工芸品) に、
京都の東福寺の 《禅院額字并牌字》 (ジャンル:書跡・典籍) に、
《王勃集巻第二十九、第三十》 (ジャンル:書跡・典籍) に。
珍しかった国宝としては、 《碣石調幽蘭第五》 (ジャンル:書跡・典籍)
何が書かれているのか、よくわかりませんが。
実は、こう見えて、楽譜。
琴曲である 『幽蘭』 の弾奏法を、序の形式で論じたものなのだとか。
いわゆる楽譜も読めませんが、こちらの方が、より読める気がしません (笑)
《紙本墨画瀟湘臥遊図〈章深の跋に「舒城李生作」とある/〉》 (ジャンル:絵画) も初見の国宝絵画でしたが。
絵そのものよりも。
スタンプ (=印) が、やたらと押されていることにばかり目が行ってしまいました (笑)
いくらなんでも、スタンプを押しすぎてはなかろうか・・・。
今回トーハクで展示されていた数々の国宝の中でも、
目玉となるのは、やはり2週間限定で特別公開されている・・・
《紙本墨画松林図〈長谷川等伯筆/六曲屏風〉》 (ジャンル:絵画) でしょう!!
その幽玄な世界は、まさに国宝の風格。
いつまでも見ていたくなる国宝でした。
というわけで、2日間で、8件という幸先の良いスタートが切れた2013年。
今年も、日本全国の国宝を求めて、走り続けます!
今現在の国宝ハンティング数 314/1085
国宝ハンターは、ランキングにも挑戦中!
(皆様のおかげで現在6位まで上がりました!快進撃!!)
第四十八話 国宝ハンター、3年目に突入する!
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チョコレート展
好きなチョコは、ブラックサンダー。
嫌いなチョコは、板チョコ。
そんな僕が、今回は、国立科学博物館で開催中の “チョコレート展” をレポートいたします。
さてさて、会場に入るやいなや、
「甘ーーーい!!!!」
と、思わず叫びそうになりました。
なんとも、甘いチョコレートの香りが、入り口から漂っているではないですか。
しかも、入り口には、科博の屋外で展示されているシロナガスクジラと、
蒸気機関車の模型が。
実は、こちらは、模型ではなく、チョコレート。
いやはや、よく出来ています。
入り口の門をくぐると、そこに展示されていたのは、カカオの木。
(注:こちらは、複製ですが、本物のカカオの木も会場には展示されています)
カカオの実も、生っていますね・・・って、幹に直で?!
(このように幹から直接生る果実を、幹生果というのだそうです)
しかも、自分が想像していた以上に、カカオの実は、デカい!
ちょっとしたラグビーボールのような大きさがありました。
ロッテのガーナチョコレートのパッケージのせいで、
もっと、カカオの実は、小ぶりなものかと思い込んでしまっていましたf^^;
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・・・と、展覧会の冒頭から、
意外とチョコレートのことを知らないという事実を突き付けられ、何だかほろ苦い気分になりました (笑)
さて、展覧会は、その後、チョコレートの歴史に迫ります。
起源とされるマヤ文明のチョコレートに関する出土品を紹介したり、
チョコレート・ポットなど、ヨーロッパでのチョコレート文化などを紹介。
そして、チョコレートの歴史に名を残す人物たちが、パネルやゆかりの品で紹介されていました。
個人的に、ツボだったのが、ZONE3の “チョコレートと日本”
こちらのコーナーは、権利関係のためか、写真撮影が不可でしたが。
コアラのマーチ、LOOKチョコレート、ポッキー、チョコボール…etc
人気チョコレート商品に関する懐かしいテレビコマーシャルや、
歴代のポスターに、歴代パッケージなどが、ズラリと紹介されていました。
いろいろと印象深いポスターはありましたが、
特に印象深かったのが、草刈正雄のガーナチョコレートのポスター。
あのスマイルは、ガーナチョコレートよりも、確実に甘かったです (笑)
日本の人気チョコレート商品を、一通り目にした後に待っているのは、
今回のチョコレート展の目玉となるチョコレート工場のコーナーです。
カカオ豆がチョコレートへと変わる複雑なプロセスを、
なんと、自分がカカオ豆になった気分で体感出来てしまうという画期的な試みです。
例えば、カカオニブ (=粗く粉砕されたカカオ豆) を炒ることで、
カカオ豆独特の味を引き出す 『焙炒 (ロースティング)』 という行程。
これを体感出来るようにするために、こんな装置が!!
・・・・・・・・・・・・・・・。
カカオニブをすり潰して、
カカオマスを作る 『磨砕』 という行程を体感するために、ここを通ります。
・・・・・・・・・・・・・・・。
多分、子供は楽しいのでしょう。
でも、大人には、ちょっと気恥ずかしい。
中途半端に体験型の展示にしたことで、
逆に、チョコレート作りのプロセスが、わかり辛くなっていたような気さえします。
付ける星の数は、甘くありません。
ちなみに。
大人は、展覧会の最後で紹介されていたショコラティエが手がけたチョコレートに興味津々。
高級なチョコは、宝石のように美しいですね~
(買えないので、チロルチョコで我慢しますw)
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(皆様のおかげで現在5位まで上がりました!ベスト5に!!)
尾張徳川家の至宝
江戸東京博物館にて、開館20周年記念特別展として開催中の “尾張徳川家の至宝” に行ってきました。
こちらは、徳川美術館が所蔵する尾張徳川家ゆかりの道具類の中から、
国宝 《太刀 銘 来孫太郎作(花押)正応五年壬辰八月十三日》 や、
(注:今回の記事に使用している写真は、特別に許可を得て撮影したものです)
国宝 《「初音の調度」 のうち初音蒔絵貝桶》
(注:展示は1月27日まで)
…をはじめ、国宝・重要文化財を含む約230点もの名品を、ドドーンと紹介する超大型展覧会です。
昨年の “日本橋 描かれたランドマークの400年” より始まった江戸東京博物館開館20周年記念特別展シリーズ。
その掉尾を飾るに相応しい豪華絢爛な展覧会と言えましょう!
(・・・と言いつつ、 「これでは、江戸東京博物館というよりも徳川美術館の記念特別展では?」 という気もしないではないですがw)
会場に入ると、まずは、尾張家初代・徳川義直が所用していたとされる 《銀溜白糸威具足》 がお出迎え。
・・・・・その発するオーラに、結構ビビります (笑)
残っていた正月気分は、 《銀溜白糸威具足》 と向き合うなり、吹っ飛んでしました。
展覧会の冒頭から、背筋がシャンとなります。
この後も、刀やら、
鉄砲やら、
物騒な展示品 (←?) ばかりが登場しますが。
続く第2章の展示では、うって変わって、
重要文化財や大名物の茶道具が数多く紹介されています。
また、茶道具以外にも、能や香に関する道具の数々も展示され、
徳川家の文化的な側面も、余すことなく紹介されておりました。
この第2章の展示の中で、個人的に目を惹かれたのが、香合の展示コーナー。
たくさんの香合に交じって・・・
シャチホコの香合 (=《金彩鯱香合》) を発見!!
さすが、尾張名古屋という感じです。
さてさて、今回の展覧会の目玉は、なんと言っても・・・
特別出展されている 《源氏物語絵巻》 と 《初音の調度》 。
貴重なコレクションのため、かなり変則的な展示スケジュールとなっていますので、
展覧会に行く前には、是非とも、こちらのページをチェックされることをオススメいたします。
ちなみに、この “尾張徳川家の至宝” は、江戸東京博物館で開催される前に、
富山県水墨美術館 (2012/6/15~7/29) とサンリツ服部美術館 (8/4~9/17) を巡回していたそうなのですが。
それぞれの美術館で展示される 《初音の調度》 が違ったのだとか。
総計75件ある 《初音の調度》 のうち、どれが展示されるのか。
それを決めたのは、くじだったとのこと (笑)
「《初音の調度》 の中でも他のが観たかったよ~・・・」
とお嘆きの貴方、恨むなら学芸員さんのくじ運を恨んでくださいませ (笑)
とにもかくにも。
普段あまり目にする機会のない徳川家ゆかりの名品を、
まとめて目にすることが出来る貴重な展覧会です。
この機会を逃せば、次は、直接愛知県の徳川美術館に行くしかありませんよ (笑)
ラクロスのスティック?のような謎の道具も観れますよ。
(江戸時代にも、 『打毬』 というラクロスみたいな競技があったのだとか)
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essential EAMES
先日、新宿パークタワーの中にある・・・
リビングデザインセンターOZONEで開催中の “essential EAMES” に行ってきました。
こんな椅子や、
【Herman Miller ハーマンミラー】イームズ サイドシェルチェア DSW グレーストーン
¥47,250
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こんな椅子↓
【Herman Miller ハーマンミラー】イームズ アームシェルチェア DAR アクアスカイ
¥47,250
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はたまた、こんな椅子・・・などなど。
E-COMFORTチャールズ&レイ イームズラウンジチェア&オットマン ウォールナット セット
¥195,800
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おそらく一度は目にしたことがある (座ったことがある?)
これらの椅子をデザインしたのが、アメリカを代表するデザイナーのチャールズ&レイ・イームズ夫妻。
イームズチェアをはじめ、
数々の革新的なプロダクトを世に送り出し、デザインの歴史に名を刻みこんでいる夫妻です。
ちなみに、噂では、山手線の駅のベンチも、イームズのデザインを参考にしているのだとか。
そんなイームズ夫妻の足跡を、イームズ夫妻の孫であるイームズ・デミトリオスの監修で、
パネルや資料、そして、貴重な実物作品を交えながら紹介しているのが、今回紹介する展覧会。
会場には、イームズデザインが、たくさん。
しかも、それらの中には、
イームズの家具を製造してきた家具メーカー・ハーマンミラーの貴重なアーカイブコレクションも含まれています。
(日本初公開!)
特に貴重なのが、こちらのイームズエグゼクティブチェア↓
なんとなんと、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世のためのイームズエグゼクティブチェアなのだとか。
ローマ法王って、もっと権威的な椅子に座っているイメージがありましたが。
意外と、モダンデザインがお好きなのですね。
チェア以外のイームズデザインも多数紹介されていましたが。
中でも一番心を惹かれたのが、こちら↓
イームズがデザインしたという象のオブジェ。
スタイリッシュなデザインが得意かと思いきや、こんな可愛いデザインも得意だったなんて。
また、会場では、パネルを多様して、
イームズ夫妻その人たちの人となりも、余すことなく紹介されています。
(さすが、孫が監修!)
その中で印象的だったのが、
「イームズチェアは一瞬のひらめきで思いついたんですか?」
という記者の質問に対するイームズの・・・
「ええ。いわば30年のひらめきです」
という回答。
30年もデザインに真摯に向き合ってきたからこそ、一瞬のひらめきが生まれたわけで。
実に、含蓄のある言葉だなァと、しみじみしてしまいました。
名言まで、プロダクトしてしまうとは、さすがイームズです。
いやはや、無料で観せて頂くのが申し訳ないくらいの展覧会でした。
しかも、新宿駅からリビングデザインセンターOZONEまでは、無料のシャトルバスで行くことが出来ます。
これまた、無料で申し訳ないくらいです(笑)
あまりに申し訳ないので、展覧会の帰りに、
リビングデザインセンターOZONE内にあるカフェで、コーヒーを飲んでいくことに。
ザ・コンランショップカフェを覗いてみると・・・
期間限定で、イームズカフェに変身しているではないですか!!
店内の椅子は、すべてイームズチェアに。
しかも、店内の至る所に、イームズデザイン。
1時間ほど、コーヒーを飲みながら、のんびりさせて頂きましたが。
全然お尻が痛くなりませんでした。
やっぱりイームズチェアは、偉大です。
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たまには多摩で建築散歩 ~多摩地区編vol.1~
大東京お笑い建築ツアーの行程を、
誰にでも楽しんで頂けるように、 『もしもの日曜日の建築ツアー』 として提案する企画。
「もしも建築ツアーズ
~the architecture tour makes your Sunday Happy~」
これまでに、日本橋、六本木、銀座、代官山・・・と、
東京23区内の各地を舞台にした大東京お笑い建築ツアーを紹介してまいりましたが。
新年一発目は、シリーズ初となる東京23区外の大東京お笑い建築ツアーをお届けいたします。
「23区ばかりが東京都じゃない!!」
そんな東京の “にしがわ” の皆様に贈るシリーズ初の多摩地区編の建築ツアー!
一体、どんな名建築が待っているのでしょうか?!
<国分寺>
01 タンポポハウス/藤森照信
東京都国分寺市東元町
ここに注目!
○建築家・藤森照信の自邸
○屋根にはタンポポが、壁の隙間からは花が育つ。自然との同化を目指した家
○鉄平石が使われている屋根と壁
[とに~の呟き]
「なんとなくジブリっぽいです。
どこかどうとかではなく、ジブリっぽいです。
そんなジブリっぽい家が、普通の住宅街に建っているのが、何よりもビックリですw」
<小平市>
02 武蔵野美術大学・鷹の台キャンパス/芦原義信
東京都小平市小川町1-736
ここに注目!
○武蔵野美術大学建築学科の基礎を築いた芦原義信のマスタープランによって設計
○特に名建築と名高いのが、巨大なピロティ空間の広がる4号館アトリエ棟 (写真下)。
○アトリエ棟は、6×6マスのユニットの中に、アトリエ教室・吹き抜け・螺旋階段が配置されている
[とに~の呟き]
「さすが美大。
こんなにヘンテコな建築が、普通の顔して (?) 、キャンパスに存在していることに驚きです」
03 武蔵野美術大学図書館/藤本壮介
東京都小平市小川町1-736
ここに注目!
○図書館の外観が全て本棚で構成されている
○もちろん内部の壁もすべて本棚
○約9.1メートルの高さの本棚が渦を巻くように配置されている
[とに~の呟き]
「さすが美大part2。
先ほど観た4号館以上に、ヘンテコな建築です。
ただ、発想は単純でバカバカしいですが (笑) 、出来上がりは、意外とオシャレ」
<福生市>
04 福生市庁舎/山本理顕
東京都福生市本町5
ここに注目!
○丸みを帯びた建物とレンガ色の外観が特徴的
○2棟ある低層の建築の間には、 “丘の広場” と呼ばれる人工地盤が設けられている
[とに~の呟き]
「晴れていれば、富士山も見え、丘の広場は、ピクニックするのに最高です♪
・・・って、冷静に考えれば、市役所でピクニックをするって不思議ですよね。
でも、その不思議さを、不思議と思わせない不思議な市庁舎です。」
<武蔵野市>
04 武蔵野プレイス/kw+hgアーキテクツ
東京都福生市本町5
ここに注目!
○全ての窓が楕円形になっている (入り口も同様の楕円形)
○建物の内部の至る所に、窓に使われているのと同じ曲線が用いられている
○地下階の天井がガラス張りになっており、上から覗くことが出来る
[とに~の呟き]
「武蔵境駅のすぐ近くにある駅チカのオモシロ物件。何ともカワイイ建築です。
地下2階から2階は、図書館になっており、武蔵野ビールが飲めるカフェもあります。
図書館好きには、夢のような空間です」
・・・と、vol.1は、この辺で終了。
続く、vol.2は、あの街を大特集します!
乞うご期待。
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坂口恭平 新政府展
ワタリウム美術館で開催中の “坂口恭平 新政府展” に行ってきました。
時期が時期だけに、
「ん?そんな第三極あったっけ?」
という感じもしますが。
坂口恭平さん (1978~) は、政治家ではありません。
『TOKYO 0円ハウス 0円生活』 や、
TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)/河出書房新社
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『隅田川のエジソン』
隅田川のエジソン (幻冬舎文庫 さ 33-1)/幻冬舎
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などの著書で知られる建築家。
・・・・・ただ、建築家と言いながらも、
「日本には、すでに建物が有り余っている!」 と、貯水タンクに棲んで生活してみたり、
「不動産は、必要ない!」 と、建物にタイヤを付けた 《モバイルハウス》 を作ってみたり。
ともあれ、建物を建てない、変な建築家なのです (←褒め言葉として)
そんな “建てない建築家” 坂口さんは、
「日本政府は、3.11以降、機能していない!」 と政府を見限り、2011年5月10日に新政府を設立しました。
(↑建物よりも、大それたモノを立ち上げてしまいました!)
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そんな坂口さんが初代内閣総理大臣を務める新政府の活動が、
今回のワタリウム美術館の展覧会では、余すことなく紹介されています。
その新政府活動の中に 『自殺者ゼロ運動』 という目標もあるそうで、
「いのちの電話」 として、自分のリアルなケータイ番号まで、余すことなく紹介されていました (笑)
正直なところ、
政権演説 (?) の映像を見てるだけでは、あまり好きになれませんでしたが。
ワタリウム美術館の壁に手書きされたケータイ番号を見て、
「あ、この人は、本気なんだろうな」
と、好感を持ちました。
美術を観に行くというよりは、一人の思想家・活動家の生きざまを観に行くという感じなので。
気軽に、フラッと行って、フラッと帰れるような展覧会ではないですが。
これもまたアートなのだと、アートの範囲の広さを再認識出来る展覧会ではありました。
ただ、新政府として、 「0円生活圏」 を樹立するという壮大な目標が語られているに関わらず。
展覧会を観るには、1000円が必要というのは、いかがなのでしょうか (笑)
ちなみに、ワタリウム美術館と言えば、
入場料に、期間中何度も使えるパスポート制を採用していることでもお馴染みの美術館。
今回も、もちろんパスポート制なのですが。
展覧会にちなんで、そのパスポートが・・・
本当にパスポートっぽい仕様になっていました。
小ニクイ演出ですね、総理大臣!
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Kimono Beauty —シックでモダンな装いの美 江戸から昭和—
全国の着物女子の皆様、お待たせいたしました (←?)
日本が世界に誇るファッションである着物。
その深い歴史と文化と美とを、
帯や髪飾りなどの装身具や着物女子が描かれた絵画、
そして、もちろんホンモノの着物の数々とともに紹介する展覧会が、いよいよ始まりました。
その名も、 “Kimono Beauty ―シックでモダンな装いの美 江戸から昭和―”
千葉市美術館での開催 (1月4日~2月11日) を皮切りに、
以下のようなスケジュールで、日本全国を巡回するそうです。
福岡市博物館 2月23日~4月7日
奈良県立美術館 4月20日~6月2日
島根県立石見美術館 7月13日~8月26日
群馬県立近代美術館 9月21日~11月4日
着物を紹介する展覧会自体は、そう目新しいものではない気がしますが。
今回のKimono Beauty展の一番のウリは、何と言っても、
ボストン美術館が所蔵する貴重な着物コレクションが特別出展されていること。
《白綸子地竹垣牡丹模様小袖》 に、
江戸時代・18世紀前半 ボストン美術館蔵 Photograph © 2013 Museum of Fine Arts, Boston
《紅綸子地几帳模様打掛》 に、
江戸時代・18-19世紀 ボストン美術館蔵 Photograph © 2013 Museum of Fine Arts, Boston
《鼠縮緬地孔雀熨斗模様振袖》 に。
明治時代・19世紀 ボストン美術館蔵 Photograph © 2012 Museum of Fine Arts, Boston
これらは、すべて海を渡った着物たち。
今回のKimono Beauty展で、初里帰りを果たしたのだそうです。
お帰りなさいませm(__)m
ボストン美術館から、貴重な着物コレクションが来日していることは、よほど珍しいことらしく。
千葉市美術館のKimono Beauty展のポスターは、そんなことはありませんでしたが、
次の巡回先である福岡市博物館でのポスターは、USAをかなり強調しちゃっています (笑)
(福岡市博物館は、ちょっとはしゃぎすぎw)
さてさて、特別出展のボストン美術館の所蔵する着物以外にも、
日本各地から、実にたくさんの着物が集結している今回のKimono Beauty展。
そのボリュームの多さゆえ、会場にすべての着物が収まらず、
前期と後期で、展示される着物を、ほぼ総入れ替えしなければならないほどなのだとか。
いつもは地味な千葉市美術館の展示室が (←失礼!) 、
華やかな着物で埋め尽くされている様は、まさに “馬子にも衣装” といった感じでした (←さらに失礼!)
また、展示として特徴的なのは、 《納戸縮緬地桜樹蛇籠楓模様小袖》 のように、
江戸時代・18世紀 女子美術大学美術館蔵
歴史的な資料として価値の高い江戸時代の着物だけでなく。
明治時代の着物もあれば、
《濃鼠平絹地梅樹鶯模様着物》 のような大正時代の着物もあれば、
大正時代・20世紀 個人蔵
《赤地チューリップ模様変り織銘仙着物》 のような昭和時代の着物も紹介されており、
昭和時代・20世紀 須坂クラシック美術館蔵
Kimono Beauty展を通じて、着物の歴史や変遷が見て取れるようになっていたことでしょうか。
時代とともに、着物のスタイルが移り変わっていく様は、
着物女子ならずとも、自分のような洋服男子 (←?) が観ても、純粋に面白かったです。
ちなみに、着物を着る女性方は、どう感じたかわかりませんが、
自分的には、自分が女だったら、一番着てみたいのは、大正時代の着物でした。
江戸時代や明治時代の着物は、ゴージャスすぎて、自分の身の丈には合わなさそうで、
昭和時代の着物は、音符の柄の着物など、ちょっとチープな印象を受けたものが多かったので (笑)
ともあれ、たくさんの美しい着物を目にしたことで、
「それに比べて、男子の着物は地味だよなァ・・・」
と、ちょっとだけ女性に生まれ変わりたくなったのは、ここだけの話です (笑)
きもの割引 (きものを着て訪れた方は観覧料2割引+粗品贈呈!) という特典もあるそうなので。
新春は、着物姿で、千葉市美術館を訪れてみてはいかがでしょう?
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武蔵と武士のダンディズム
昨日は、女性にオススメの展覧会をご紹介しましたので。
本日は、男性にオススメの展覧会をご紹介いたします。
それは、ズバリ!
細川家ゆかりの文化財を後世に伝えるために設立された永青文庫で開催中の・・・
“武蔵と武士のダンディズム” という展覧会です。
こちらの展覧会では、細川家伝来の刀装具の名品とともに、
宮本武蔵が描いた水墨画の数々や、
(注:撮影撮影は、特別に許可を頂いております)
宮本武蔵が制作したとされる 《時雨雁図小柄》 (←意外とカワイイ!)
そして、五輪書など武蔵関連の作品が10点ほど紹介されています。
『バガボンド』 好きは、要必見の展覧会と言えましょう!
バガボンド(1)(モーニングKC)/講談社
¥560
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今回の見どころは、何と言っても、特別出品されている 《不動明王立像》
(画像は、展覧会HPでご確認くださいませ)
これまでに、いろいろな不動明王立像を目にしてきましたが。
羂索 (=縄) を持たず、両手で剣を構えている姿の不動明王立像は初めて! (切る気満々!)
宮本武蔵の作と伝えられているのも、なんか納得です (笑)
さてさて、冒頭で、今回の展覧会は、 “男性にオススメ” と言ってしまいましたが。
女性の方は楽しめないかと言えば、全然そんなことはありません。
というのも、今回の展覧会には、
女性の方が観ても、ため息モノの美しくて繊細な武具も多く展示されているのです。
例えば、名工と称される林又七による 《霞桜文透鐔》
その技巧のスゴさは、引きの画では、伝わりません。
実は、この鐔には、以下のような繊細で超絶的な細工が施されているのです!
林又七、スゴすぎ!!
さらに、衝撃的な林又七作品が、こちらの 《桜九曜紋透鐔》
もはや、スゴすぎて、言葉を失うレベルです・・・。
是非、皆様にも、その目で衝撃を受けて頂きたいものです。
「いやぁ、武蔵関連の作品に、想像以上に繊細で美しかった武具の世界に満足満足♪」
と帰ろうした次の瞬間です。
「・・・・・ん?!」
昨年に永青文庫に訪れた時には無かった展示室があるではないですか!
なんでも、昨年7月にオープンしたばかりの新展示室とのこと。
はてさて、どんな展示室なのやら・・・・・って、おぉ
その新展示室は、想像以上にスタイリッシュ!
というよりも、ただスタイリッシュなだけでなく、
大人の風格のようなものも漂っているので、ダンディズムという感じでしょうか。
また、展示ケースの下には、
実際に使われていた長持もディスプレイされており、
今までにない斬新な展示空間になっているのも特徴です。
さらには、この新展示室が出来たおかげで、
これまでの展示室では、ほぼ展示が不可能だった大きな屏風絵も展示可能とのこと。
この新展示室が加わったことで、永青文庫がパワーアップしたことは間違いありません!
今後の期待も込めて、2ツ星!
ちなみに、 “武蔵と武士のダンディズム” とは直接関係がありませんが。
常設展示室では、
永青文庫が誇る白隠コレクションが展示されています。
“白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ” で、白隠にハマった人は、こちらもどうぞ♪
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たまには多摩で建築散歩 ~多摩地区編vol.2~
今回は、多摩地区編の続き。
立川市の名建築を、まとめてご紹介いたします。
<立川市>
01 国立国語研究所/槇文彦
東京都立川市緑町10-2
ここに注目!
○全体がガラスのファサードになっている。単調にならないように白と赤の換気パネルでアクセントを。
○中庭が配されており、“ロ” の字型の建築となっている
[とに~の呟き]
「日曜日に伺ったら、休館日のため中に入れませんでした。。。
内部は、とても居心地のよさそうな空間でしたとも (泣)
ちなみに、 『こくりつ』 国語研究所なのに、
『くにたち』 国語研究所と読んでしまったのは、ここだけの話です 」
02 立川市役所新庁舎/野沢正光
東京都立川市泉町1156
ここに注目!
○行政執務空間・議会のための地上3階、駐車場に当たる地下1階の4層からなる低層大平面の建築
○屋上の過半は緑化された広場となっている
○“立川方式” と名付けられた独特のコンペ形式により設計者が決定した
[とに~の呟き]
「滞在時間は、あまり取れませんでしたが。
隅々まで観たくなるような、居心地のいい建物でした。
自分が生活上お世話になる某区役所の建築より、断然居心地がいい!」
03 国営昭和記念公園 花みどり文化センター/アトリエワン+伊東豊雄
東京都立川市緑町3178
ここに注目!
○アトリエワンと伊東豊雄による共同設計
○屋上のが完全に緑化されており、国営昭和記念公園の一部と同化している
[とに~の呟き]
「どこからが花みどり文化センターで、どこからが国営昭和記念公園なのか。
“同化してるぜ!” な建築。」
04 N Bilding/寺田尚樹
東京都立川市錦町2-1-26
ここに注目!
○ファサードの柄が、QRコードになっている (もちろん読み込み可能!)
○QRコードのパターンはドットで出来ているため、室内への光を遮らない工夫も
[とに~の呟き]
「最新型の “看板建築” です!
しかし、頑張ってみましたが、QRコードが上手く読み取れませんでした (汗)」
05 ふじようちえん/手塚貴晴+手塚由比
東京都立川市上砂町2-7-1
ここに注目!
○楕円形の園舎が園庭を囲んでいるというユニークな建築
○屋根はウッドデッキになっており、第二の園庭として園児の遊び場になっている
○以前からあった3本のケヤキの大木が屋根を貫通している
[とに~の呟き]
「大人が見ても、一目で、 『楽しそう♪』 と思える幼稚園です。
子供なら、なおさら楽しく感じることでしょう。
こういう幼稚園で育ったら、もっと感性豊かな人間になっていただろうなぁ。。。」
「立川で建築ツアー?」
と、半信半疑でしたが (立川市の皆様、ごめんなさい!)
23区内の建築ツアーに匹敵するくらい充実した建築ツアーでした。
いや、むしろ、23区内の建築よりも、スケール感が壮大な分、より楽しかったような。
今後は、多摩地区にも要注目です。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在13位!)
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中ザワヒデキ展 脳で視るアート
正直なところ・・・
「まぁ、入館料が100円だしね~」
と、あまり期待を込めずに訪れたのですが、
この美術展を観賞した後は、すっかり中ザワヒデキさんのアートの虜に
こんなにもオモロいアーティストを紹介してくれてありがとう!!
武蔵野市立吉祥寺美術館には、感謝感謝です。
ではでは、中ザワヒデキさんについて、簡単にご紹介を。
中ザワヒデキさん (1963年~) は、元眼科医という異色の経歴を持つ現代美術作家。
ポスターに使用されている 《シリョクヒョウ》 という作品は、
美術の道に進むべきか。それとも、眼科医の道に進むべきか。
そんな人生の岐路に立たされた中ザワ青年が生み出したアート作品。
人生の岐路という人生の重大な場面で、
その状況を逆手にとって (?) 、アート作品を生み出してしまうとは!
中ザワヒデキさんは、ただものではありません。
しかし、これは、ただものではない中ザワさんのアート作品の中では、まだ序の口。
彼は、他にも、こんなアート作品も生み出しています↓
一見すると、単なるビビットで幾何学的な抽象画。
でも、そのようにしか見えないうちは、このアート作品を、 ‘本当に’ 見たことにはなりません。
《灰色絵画 #4(シアン、マゼンタ、イエローによる)》 という作品タイトルが付けられているように、
実は、灰色一色に見える ‘はず’ の絵画作品なのです。
・・・・・どういうことでしょうか?
この作品に使われてるシアン、マゼンタ、イエローの3色は、
ランダムに配置されているような気もしますが、実は同じ量だけ使われています。
つまり、この作品は、理論上では、網膜から脳に送られるときには、灰色一色として認識する絵画なのです。
(カラー印刷の灰色が、シアン、マゼンタ、イエローの3色の同数のドットから構成されているのと同じ理屈)
ぶっちゃけ、 「だからなんなんだ!」 という感じもしますが (笑)
こういう頭のイイ人が考えるくだらないアート作品が、僕は好きです。
しかし、この 《灰色絵画 #4(シアン、マゼンタ、イエローによる)》 のさらに上を行く、
究極の頭のイイ人が考えるくだらないアート作品が、こちら↓
・・・・・・・・・・・ちょっと何だかわからないでしょうから。
一部拡大。
「あれっ、これって脳波計じゃない?」
と思った方、正解です。
しかし、厳密には正解ではありません。
これは、中ザワヒデキさんが、
脳波計を使って絵を描いた 《脳波ドローイング第二〇番》 という立派なアート作品。
普通の画家は、筆や鉛筆を手に持って絵を描きます。
でも、そのためには、脳内でイマジネーション活動することが先だっているはずです。
そこで、中ザワさんは、考えました。
「だったら、脳波で描いちゃえばよくね?」
と。
脳で思い描いたものを、手に伝達させて線を引く通常のドローイングではなく、
頭に電極を取りつけ、手を使うことなく脳波計で線を引くのが脳波ドローイング。
この前代未聞のおバカな発想のために、中ザワヒデキさんは、
数週間引きこもって修行を重ね、ついに脳波をコントロールする術を習得したのだとか!
そして、その技術でもって描かれたのが、
先ほど紹介した 《脳波ドローイング第二〇番》 というわけです。
きっと読者の中には、
「いやいや、とりあえず脳波計を付けて出てきたものを、中ザワさんが作品と言ってるだけでしょ (苦笑)」
という疑惑をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが。
実は、これらの脳波ドローイング作品は、府中市美術館にて公開制作されたもの。
衆人環視の中で、見事に、脳波をコントロールして描いた作品なのです。
会場には、 《脳波ドローイング第二〇番》 以外の脳波ドローイング作品も展示されていますので、
いかに中ザワさんが、脳波でさまざまなパターンを描き分けているのかがわかります。
この作品のために、スゴいんだかスゴくないんだか、よくわからない技術 (画法?) を会得した中ザワさん。
この技術があれば、アート界だけでなく、スパイ界からもスカウトされそうな気がします (笑)
10位以内を目指して、ランキングにご協力をお願いします!
カップヌードルミュージアム
本日は、かねてより、ずっと気になっていたカップヌードルミュージアムへ。
その楽しさから、子供たちに大人気のミュージアムとのことですが。
日ごろカップヌードルにお世話になっている僕の方が、
カップヌードルミュージアムを楽しむことが出来る自信があります (←何の張り合い?)
ではでは、入館料の500円を払って、展示室へと向かいましょう。
この大階段を上れば、展示室です。
まず、最初に待ち受けていたのは、インスタントラーメン ヒストリーキューブというコーナー。
1958年に発売された 「チキンラーメン」 。
ここから、インスタントラーメンの歴史は始まります。
それが、年々進化を重ねていき・・・
現在では、年間約800種類の新商品が発売されるほどに。
このコーナーには、なんと3000点ものインスタントラーメンのパッケージが展示されているそうなのですが。
ゴチャゴチャ感じるどころか、むしろスッキリと感じられたのは、
人気アートディレクター・佐藤可士和さんが、展示の総合プロデュースを務めているからでしょう。
そのセンスは、さすがの一言でした。
このコーナーには、懐かしいインスタントラーメンは、もちろん。
「えっ、こんなのあったの?!」 という驚きのインスタントラーメンもたくさんありました。
例えば、こちらは、タッチのカップラーメン。
あだち充先生何やってんすか (笑)
そして、 『北斗の拳』 のラオウとラ王、ある意味で夢のコラボ。
原哲夫先生何やってんすか (笑)
商品化に至った理由が謎だったのが、トミーズとのコラボインスタントラーメン。
おそらく、日清の黒歴史に違いない。
ちなみに、黎明期には、こんなインスタントラーメンも。
スパゲニーって・・・。
レモンがいっぱいの冷めんって・・・。
たくさんの日清製品を目にした後は、
カップヌードルの生みの親・安藤百福の生涯をCGアニメーションで紹介する百福シアターを観賞 (14分) 。
“カップヌードルって、すごいでしょ” 的な内容では無くて、
安藤百福のクリエイティブな発想力に迫る内容のムービーでした。
この後、展示は、さらに、さまざまなインタラクティブアートで、
安藤百福のクリエイティブな発想力に迫る内容となっていきます。
ここに来て、ようやく、このカップヌードルミュージアムが、
単なるカップヌードルの歴史を展示するミュージアムなのではなく。
カップヌードルを生み出した安藤百福の・・・
“クリエイティブシンキング=創造的思考”
を体感しながら学ぶミュージアムであることが判明!
どうりで大人よりも子供たちのほうが、楽しめるわけです。納得。
さてさて、一通り、クリエイティブシンキングを体感した後は、
このミュージアム最大の目玉とも言えるマイカップヌードルファクトリーへ。
こちらは、世界でひとつだけのオリジナルカップヌードルを作ることができる工房なのです。
まずは、自動販売機にて、カップを買います (1食300円・消費税込)
カップを購入したら、よ~く手を消毒してから、
オリジナルのカップをデザインする作業に入ります。
う~ん。何を書こう。
クリエイティブシンキングの片鱗が見えてきません (笑)
悩みに悩んだ末に、少しでもカップヌードルを高級に見せようと、
フェルメールの 《真珠の耳飾りの少女》 を描くことにしました。
フェルメールの美術展のミュージアムグッズとして、いかがでしょう (笑) ??
(日付を間違えて書いてしまったため、軽く怒られましたw)
パッケージが完成したら、麺を入れてもらい、
スープ (4種類から1種) とトッピング (12種類から4種) を自分で選びます。
その組み合わせは、なんと合計5460通りになるのだとか!
悩みに悩んだ末、僕がオーダーしたのは、こんなカップヌードル。
オーソドックスな醤油味のアップヌードルに、
炭火焼チキン、チェダーチーズ、キムチ、ガーリックチップをトッピング。
普通に食べたいものを選んでしまったので、
フェルメール展のミュージアムグッズという設定は、もはやどこかに行ってしまいました。
食欲には勝てません (笑)
そして、最後は、きっちり密封してもらって、出来上がり!!
正真正銘、世界にひとつだけのオリジナルカップヌードルです。
いやぁ、もったいなくて、食べられませんf^^;
(賞味期限は、1ヶ月です)
ちなみに。
マイカップヌードルファクトリーのお隣には、チキンラーメンファクトリーが。
こちらは、小麦粉を捏ねるところからスタートする本格的な体験教室。
要予約となっていますので、体験したい方は事前予約をオススメいたします。
この他にも、小学生を対象にしたカップヌードルパークというアスレチック施設があったり、
世界の麺料理を300円というお得な価格で楽しめるNOODLES BAZAARというフードコートがあったり、
と、お客さんを楽しませるべく、
実に、いろいろと考えられたミュージアムでした。
決して、施設自体は、インスタントではありません。
ただ、一つ難点を挙げるのならば、一人で訪れるには、少々気恥ずかしいことでしょうか。
マイカップヌードルファクトリーで、
「何名様ですか?あっ、お一人様ですね」
というやり取りが何度もあったので、
あまり一人で行く人は、いないのでしょうね。
まぁ、確かに、自分自身、
“一人で来るんじゃなかったなぁ (誰かと来たかったなァ)”
と、何度も感じてしまいました。
何ともせつない 「REAL」 です。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在14位)
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【告知】 現在募集中のアートツアー 【告知】
現在募集中のアートツアーです。
アートに興味のない方でも楽しんで頂ける企画となっておりますので、どうぞお気軽にご参加くださいませ
定員になり次第、募集は〆切らせて頂きますので、よろしくお願いします。
2/2(土) TOKYO 国宝 COLLECTION'13 S/Sツアー
日本全国にある国宝の数は、1085件 (2013年1月現在)
京都や奈良に、国宝が多くありそうなイメージがありますが。
実は、意外なことに、国宝が最も多い都道府県は、東京都なのです。
その数は、276件と、実に全国宝の約4分の1が、東京に存在していることになります。
そして、それらの国宝のほとんどを、都内の美術館や博物館が所有しています。
しかし、いつでも観れるというわけではなく
国宝はその貴重さゆえに、ほとんど公開されることはなく、数年に1度しか展示されないのが現状です。
そこで、今回は、今年の上半期に観られる貴重な国宝を観に行くアートツアーを企画します!
今回のツアーで巡るのは、都内でも有数の歴史を誇る根津美術館、静嘉堂文庫美術館の2館です。
ツアー当日、根津美術館では、 “新春の国宝那智瀧図 仏教説話画の名品とともに” が、
静嘉堂文庫美術館では、 “曜変・油滴天目 -茶道具名品展-” が開催されています。
特に、静嘉堂文庫美術館で出展される国宝 《曜変天目》 は、
“幻の名碗”と称される世界的にも貴重な茶碗なので、必見です!
(僕も初めて観た時には、相当な衝撃を受けました⇒その時のブログがこちら)
「・・・・でも、お茶碗とか興味ないし。見方がわからないし。」
という方も、ご心配なく
今回は、特別に、中国陶磁を専門に研究されている静嘉堂文庫美術館の学芸員さんに、
見どころをわかりやく解説して頂けることになりました。
お茶碗に興味が無かったという人も、この機会に是非!
お茶碗にも国宝にも興味が無くても(笑)
2つの美術館ともに、庭も見どころですから、
都会のオアシスを散策するくらいの軽~い気持ちで遊びにいらしてくださいませ。
時間は、11時~17時(途中ランチタイムを含む)。
定員は、12名。
参加費は、特にありません。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2/3(日) 今日は一日 『美しすぎる浮世絵』 アートツアー
今回は、 『美しい浮世絵』 をテーマにしたアートツアーをお届けいたします。
まずは、日本有数の浮世絵専門の美術館・太田記念美術館から。
2月は、美人画が多数登場する “幕末・明治の美女たち” が開催されています。
もちろん、そのまま観ても楽しめる浮世絵展ですが。
今回は、特別に、担当学芸員さんに解説頂けることになりました♪
解説を聴いてから観れば、この浮世絵展を3倍以上楽しめること請け合いです。
太田記念美術館を堪能した後は、東洋文庫ミュージアムへ。
こちらでは、現在、歌川広重の 《名所江戸百景》 が展示されています。
実は、この 《名所江戸百景》 。
一般公開されるのは初めてという超貴重な 《名所江戸百景》 。
そのため、その保存状態の良さは、日本最高峰との呼び声が高い逸品なのだそうです。
二度と目にすることが出来ないかもしれない、この美しすぎる浮世絵を、是非、その目に焼き付けましょう!
時間は、12時~17時(途中お茶休憩を含む)。
定員は、12名。
参加費は、特にありません。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2/17(日) 帰ってきた“江戸川アートミュージアムツアー”
江戸川競艇場の中にある知る人ぞ知るアートスポット。
それが、江戸川アートミュージアム。
競艇の開催日だけしか開いておらず、さらに1日限定10名までという激レアなアートスポットです。
様々な現代アートや水木しげるさんの原画や昭和のレトログッズなどなどが、
優しい女性ガイドさんのアテンド付きで楽しめちゃう美術館です♪
これまで、たくさんの美術館に行ってきたアートテラーの僕が、
「一番楽しい美術館は、ココ!」 と断言出来るほどの美術館です。
どれだけ楽しい場所なのかは、こちらの記事を読んで頂ければ伝わると思います。
「競艇場って、行ったことないから…」
と、女性の方には、微妙なイメージもあるでしょうが、
むしろ女性の参加者さんのが、最終的には楽しんでいる美術館です(笑)
そんな江戸川アートミュージアムですが。
このたび、半年にも及ぶ工事が終わり、リニューアルオープンいたしました!
これまでは、江戸川競艇場内にあるアート作品の数々を、
巡るツアーを、便宜上(?)、江戸川アートミュージアムと呼んでいたのですが(笑)
今回の大々的なリニューアルによって、本当に美術館スペースが誕生してしまったのです。
競艇場内にある美術館は、日本で唯一。おそらく世界でも唯一です。
そこで、そのリニューアルオープンを記念して、
江戸川アートミュージアムさんの全面バックアップの元、
特別に45人枠での江戸川アートミュージアムツアーを開催いたします!!
それに伴い、普段でもプレミアムなツアーが、もっとプレミアムに。
『選手のユニフォームを着て記念写真を撮ってみよう!』(希望者のみ)
という超貴重な体験や、他にもコンテンツを企画してくださっているそうです。
それは、当日のお楽しみに
(通常のツアーでは、このオプションはありません!)
現代アートを楽しめ、ランチも楽しめ、
そして、超特別な競艇レースも楽しめてしまう、そんなプレミアムなアートツアー。
これで、参加費は、たったの1500円です
時間は、11時から16時までの予定です。
新たなツアー企画は、内容が決まり次第、随時こちらの記事を更新してお伝えいたします。
参加希望の方は、こちらのメールフォームよりお知らせください。
詳細をお知らせいたします。
http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号70(おまけ付)
今回は、昨日紹介したカップヌードルミュージアムで、
思わず買ってしまったミュージアムグッズをご紹介いたします。
まずは、こちら↓
何だかヘンテコな形をしたメモ帳です。
「Message to You」 とありますので、余白部分にメッセージを書いてみます。
こんな感じでしょうか?
メッセージが書き終ったら、裏返してみます。
すると、あの見覚えのあるデザインが現れたではないですか!
ここにチェックを入れるのも、忘れずに。
さてさて、そこまで完了したら、あとは組み立てるだけ。
あっという間に、はい、カップヌードルの出来上がり♪
何とも遊び心いっぱいのメモ帳です。
カップヌードルメッセージメモ (450円) 。
ただ、このメモ帳を使うシチュエーションが、あまり思い浮かばないのが、難と言えば難です。
ラブレターとして使用してしまうと、
「私、そんなインスタントな女じゃないんですけど」
と、逆効果になりそうです。
さてさて、このカップヌードルメッセージメモ以外にも、
カップヌードルミュージアムのミュージアムショップには、楽しげなグッズが沢山♪
無駄なくらいの再現力のカップヌードルキャンドル (香りなし) も気になりましたし、
近日発売予定というカップヌードルのマトリョーシカも気になります。
(ただし、1万円なので、買う気はありませんw)
いろいろと目移りした挙句、カップヌードルメッセージメモとともに、
ミュージアムグッズをもう一つ、ちゃっかり買い物カゴに入れてしまっていました↓
ミニミニチキンラーメン(袋)消しゴム (100円) です。
袋の再現力も高いですが、消しゴムの再現力も高し!!
ちゃんと、たまごポケットまで再現されていました (笑)
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時代の美 第3部 桃山・江戸編
昨年10月に、完全リニューアルオープンしたことを記念して、
五島美術館では、所蔵する名品の数々を4部構成で紹介する “時代の美” なる美術展が開催中ですが。
第1部の “奈良・平安編” に引き続き、第2部の “鎌倉・室町編” も昨年末に終了。
いよいよ、今年の頭からは、第3部となる “桃山・江戸編” が開催されています。
本阿弥光悦、尾形光琳、俵屋宗達、狩野探幽、谷文晁、
織田信長、豊臣秀吉、明智光秀、千利休に、シーボルト・・・
と美術史だけでなく、歴史上の人物も多数登場する今回の第3部。
書状が中心で、比較的、地味な展示の印象だった第1部、第2部と比べると、
書状だけでなく、絵画作品や、蒔絵やお茶碗などの工芸品も多く展示されており、
内容的にも見た目的にも、色とりどりな感じでした。
ただ、本阿弥光悦や尾形光琳など、
一般的に人気の高い “琳派” の作品が、せっかく展示されていたには、いたのですが・・・。
尾形光琳の 《紅葉流水図(竜田川図)》 にしても、
その弟の尾形乾山の 《雪松図》 にしても、
今一つ (いや、今二つ?) パッとしない印象の作品でした。
琳派のコレクションに関しては、
同じ都内の美術館でも、五島美術館よりも根津美術館や畠山記念館に軍配が上がりそうです。
しかし、絵画作品が、パッとしなかった分 (?)
五島美術館の茶器コレクションが、展示室を華やかに盛り立てていたように思います。
正直なところ、茶器に疎い僕ですが。
そんな僕でも、 《瀬戸肩衝茶入 銘 月迫 中興名物》 や、
《光悦赤楽茶碗 銘 十王》 、
《鼠志野茶碗 銘 峯紅葉》 などには、
純粋に、 「いい仕事してますねぇ~」 と思えました。
この他にも、中島みゆきを連想せざるをえない 《常慶黒楽茶碗 銘 悪女》 や、
どことなくピカソを彷彿とさせる 《黒織部沓形茶碗 銘 わらや》 など、
印象的な茶器が、多数展示されていましたが。
それらの中でも抜きん出て、独特なオーラを放っていたのが、重要文化財の 《古伊賀水指 銘 破袋》 。
『へうげもの』 でお馴染みの古田織部が、
「今後是程のもなく候間 (今後これほどのものは、現れないでしょう)」
とまで絶賛した逸品だそうです。
この 《古伊賀水指 銘 破袋》 とのファーストコンタクトは、それはそれは衝撃でした。
心の中で、
「ブスだな~~~www!」
と、思わず叫んでしまいました。
肌ガサガサだわ、イボみたいなのがあるわ、ひび割れているわ、下膨れだわ。
これまで目にしてきた数々の茶器とは比べるまでもない強烈なブサイクさです。
“いやいや、こんな茶器が重要文化財の逸品なんて (苦笑)”
と、最初は、まったく 《古伊賀水指 銘 破袋》 の良さがわからなかったのですが。
時間が経つに連れ、自分の中にある変化が・・・。
他の美しい茶器を目にしても、なんだか物足りなくなってしまったのです。
気づけば、頭の中には、常に 《古伊賀水指 銘 破袋》 。
まさに、 『ブスの瞳に恋してる』 状態です。
おそらく、どんなに美しい茶室でも、どんなに風情のある茶室でも、
《古伊賀水指 銘 破袋》 が一つ置かれるだけで、その茶室全体の雰囲気はガラッと変わってしまうはず。
それくらい強烈で圧倒的な存在感を、 《古伊賀水指 銘 破袋》 は持っています。
部屋に一人現れるだけで、場を華やかにしてしまう絶対的な美人がいますが、
その真逆のパターンもあることを、この 《古伊賀水指 銘 破袋》 で学んだ気がします (笑)
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エル・グレコ展
本日1月19日より東京都美術館で始まりました “エル・グレコ展” に早速行ってまいりました!
こちらは、ブダペスト国立西洋美術館が所蔵する 《悔悛するマグダラのマリア》 や、
ボストン美術館が所蔵する 《修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像》 を筆頭に、
スペイン、フランス、イタリア、イギリス、ギリシャ、デンマーク、台湾・・・etc
世界中の美術館や教会からエル・グレコの傑作を集めに集めてしまった日本最大規模のエル・グレコ展です。
さらに!
エル・グレコ最晩年の最高傑作と呼び声の高い 《無原罪の御宿り》 も奇跡の来日!
会場となっている東京都美術館は、昨年までのリニューアル工事で、
その展示室の天井高が、3.2mから4.5mへとバージョンアップしたわけですが。
実は、それは、この3メートルオーバーの超大作 《無原罪の御宿り》 を展示するため。
そんなVIP待遇ぶりからも、この 《無原罪の御宿り》 の来日が、
いかに歴史的快挙であることが、お分かり頂けることでしょう。
この春大注目の美術展です!
さてさて、エル・グレコを、よく知らないという方のために、簡単にご紹介を。
エル・グレコ (1541~1614) は、ゴヤ、ベラスケスと並んで、スペインの三大画家と称される巨匠。
あのピカソやダリを抑えて、スペイン三大画家にエントリー (?) しています。
ただ、スペイン三大画家でありながらも、
本名は、ドメニコス・テオトコプーロスというギリシャ人。
実は、 “エル・グレコ” とは、 『ギリシャ人』 という意味の、いわばペンネームなのです。
また、彼は、マニエリスム最後にして最大の画家と呼ばれているほど、マニエリスムの代名詞的存在の画家です。
マニエリスムを、簡単に説明しますと、
人体をあえて曲げたり引き伸ばしたり、不自然に描く芸術様式のこと。
(ジョジョ立ちの元祖のような感じでしょうか)
今回のエル・グレコ展に出展されていた作品でも、
エル・グレコのマニエリスムっぷりが、いかんなく発揮されています。
例えば、 《神殿から商人を追い払うキリスト》 という作品。
観てください、この変なキリストの商人の追い払い方を (笑) !
「え~い、出ていけ~!キュルリ~ン☆」
みたいな感じです (←?)
この不自然さが、吉本新喜劇っぽくて、僕は好きです。
さてさて、この作品以外にも、個人的に印象的な作品が多数ありました。
いくつかまとめてご紹介いたしましょう。
まずは、 《枢機卿としての聖ヒエロニムス》 という作品。
「顔、小っちゃ!」
一体、何頭身なのでしょう?
佐々木望とイイ勝負です。
続いて、 《聖パウロ》
聖パウロが立派な人物であるということは、その顔つきから、よ~くわかります。
わかるのですが・・・・・・。
ついつい頭が気になってしまって・・・・・・。
あの・・・帽子かぶりません??
続いても、気になるシリーズ (←?)
《キリストの復活》 という作品です。
キリストが復活したという奇跡的な場面であることは、よ~くわかります。
わかるのですが・・・・・・。
ついつい股間が気になってしまって・・・・・・。
いやいや、なんとも布が絶妙な具合で、大事なところを隠しています。
これが、一番の奇跡なのでは??
最後にご紹介したいのは、 《福音書記者聖ヨハネのいる無原罪のお宿り》 です。
こちらは、聖ヨハネがマリア様の無原罪のお宿りの幻視を見ているというシーン。
すごくスピリチュアルで、幻想的な絵画作品なのですが。
どうも僕には、聖ヨハネが、こう言っているようにしか思えないのです。
「ちょっ、マリア様、踏んでるっwww」
と。
他にも、いろいろ印象的な作品がありましたが、
やはり何と言っても、今回のメインは、 《無原罪の御宿り》 。
ただただ、ひたすらに圧倒されました。
ため息を漏らすのも憚られるくらいに、無言になってしまう傑作です。
心の中まで、 「・・・・・・。」 と無言になってしまったほど。
こちらの 《無原罪の御宿り》 は、間違いなく2013年見逃せない作品の一つ。
混雑必至の会期末を避けて、早めに行かれることをオススメします。
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