エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中の “Traces of Disappearance(消失の痕跡)” に行ってきました。
こちらは、ミュリエル・ラディックとエヴァ・クラウスの2人のキュレーターによる展覧会。
何でも、 「保存と腐朽」 や 「永遠性の希求と儚さ」など、
相反する要素が共存する 『両価性』 をテーマとした企画されたとのことですが・・・。
正直、そういう小難しいことは、よくわかりません (泣)
ただ、小難しいことが理解できずとも、純粋にインパクトを楽しめる美術展でした。
例えば、まず一番に目に飛び込んでくるカスパー・コーヴィッツの 《その大きさたるや》 という作品。
直径710cm。
その大きさたるや。
一見すると、ただただ美しいステンドグラスにしか思えません。
しかし、近づいて見ると、何やら甘い匂いが。
「・・・・・ん?ん?!」
思わず二度見。
その正体は、なんと、、、
グミ!
それも、ハリボーグミ!
全12万個、総重量380キロものハリボーグミが使われているのだそうです。
展示終了後、 「注:この後スタッフがおいしく頂きました」 となるのでしょうか。
いや、絶対、無理。
《その大きさたるや》 もインパクト大ですが、
フランスの男女2人組アンヌ&パトリック・ポワリエの 《世界の魂》 も、かなりのインパクト。
円錐形の構造物の中を覗き込んで見ると、そこには、、、
白い鳩!
それも、生きた白い鳩!
有限のカゴの中を、白い鳩が縦横に飛び回る。
これこそ、まさに相反する要素が共存する 『両価性』 というヤツなのでしょう。
それはともかく、この白い鳩たち、主に鳴いています。
結構、うるさいです。
ちなみに、このカゴの中央を通り抜けることも可能なのですが。
一つ要注意。
鳩は生きていますので、もちろん糞をします。
他にも、畠山直哉さんの写真作品の新作と袁廣鳴によるビデオインスタレーションが紹介されています。
この4人の作品にくわえ、先月26日より銀閣寺の花方を務めている珠寶さんの作品も仲間入り。
その作品は、いつもは公開されていないスペースに展示されていました。
このアングルから表参道の景色を眺められたことに、何より感動。
そちらに気を取られ過ぎて、珠寶さんの作品に対する印象が・・・・・消失してしまいました。
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Traces of Disappearance(消失の痕跡)
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