白金台の閑静な住宅街の中にある畠山記念館へ行ってきました。
建物自体は、そう大きくはないのですが、
国宝6件・重要文化財32件を含む約1300件の堂々たるコレクションを持つ私立美術館です。
そんな畠山記念館は、今年2014年でめでたく開館50周年を迎えました。
(↑おめでとうございます!)
そこで、今年度は記念イヤーとして、春・夏・秋・冬と4つの特別な記念展が開催されるようです。
その一発目を飾る展覧会が、 “茶道美術の玉手箱” 。
畠山美術館コレクションの核となる茶道具を中心に、茶道美術の名品が紹介されています。
国宝である伝・牧谿の 《煙寺晩鐘図》 や、
(注:展示は4月20日まで)
同じく国宝の 《大慧宗杲墨蹟 尺牘》 、
(注:展示は5月8日まで)
古田織部が愛蔵していた 《割高台茶碗》 などなど、
(注:展示は5月8日まで)
畠山記念館コレクションのスター選手たちがラインナップに華を添えていました。
間違いなく、50周年記念に相応しい最強の布陣だったのではないでしょうか。
ただ、作品によって展示期間がまちまちで、
展示替えが何度も行われるのは、少しせわしない印象。
50周年記念なのだから、ケチケチせずに (?) 、名品を一堂に会して欲しかったです。
国宝の 《林檎花図》 も一度は観てみたかったので、会期の後半に再訪必至です。
貴重なコレクションを展示して頂けて、有難い限りですので。
駅から、わりと歩くので、また行くのは面倒だなぁ、とか、
同じ展覧会を2回観ても、リピーター割引はないんだなぁ、とか思ってませんよ、絶対。
(注:展示は5月20日から6月15日まで)
ちなみに。
今回展示されている作品の中で、一番印象的だったのが、野々村仁清作の 《銹絵富士山香炉》 。
確かに、サイドから見れば、まごうことなく富士山なのですが。
こちらの香炉は、お座敷に併設された展示ケースに並べられており、
自然と見下ろすように観賞することになるので、タイトルを見るまでは、何だかわかりませんでした。
のぺーっとしてしてて、真ん中だけこんもりしててて。。。
水揚げされたエイにしか見えません。
ちょっと気持ち悪かったです。
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茶道美術の玉手箱
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