竹久夢二美術館で開催中の “竹久夢二 肉筆コレクション展” に行ってきました。
こちらは、竹久夢二美術館が所蔵する3300点以上の所蔵品の中から、
選りすぐられた肉筆コレクション200点を紹介する贅沢な内容の美術展です。
いわゆる 「夢二式美人」 の作品も、もちろん多数紹介されていましたが。
《花かんざし》
《夏姿》
今回の美術展には、「へ~、竹久夢二って、こんな絵も描いてたんだ!」 と思う作品もチラホラ。
《梅枝》 のような正統派な日本画もあれば、
《モントレーの丘から》 のような油彩画、
さらには、 《おぢさんなにかいてんの。》 のような童画もありました。
これらは、彼の全ワークスのごく一部。
他にも、ペン画や書なども紹介されており、
展覧会を通じて、いかに竹久夢二がマルチなクリエイターであったかが実感できました。
個人的に特に印象に残っているのは、
竹久夢二のグラフィックデザイナーとしての側面が垣間見えた 《カフェ・ドンタクの看板図案》 。
なんとも大胆すぎるデザイン。
フリーメイソン感が、ハンパではありません (笑)
《カフェ・ドンタクの看板図案》 の目玉もインパクト大ですが、
それ以上に今回の美術展の目玉となるのが、 《宵待草》 (ハワイ・ジャパニーズ・センター所蔵) という作品です。
こちらは、晩年の夢二が、外遊先のハワイで描いたとされる日本画です。
ハワイで制作された夢二の作品が発見されたのは、今回が初めてとのこと。
当然、里帰りも初めて。
実に80年以上ぶりに日本で公開されています。
この貴重な機会を見逃さないわけにはいきません。
夢二式美人は、長い黒髪のイメージだったので、
《宵待草》 のショートスタイルな女性像は新鮮でした。
どことなく桃井かおり。湯上がりたまご肌。
10位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在11位)
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竹久夢二 肉筆コレクション展
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