山手線の車窓から。
今日は、五反田駅―大崎駅区間を走ります。
すると、何やら奇妙なモニュメントが目に飛び込んできます。
そのインパクトの強い姿に、きっと多くの人が、一度はギョッとしたことがあるはず。
そう、こいつです↓
実は、これも立派なアート作品。
1992年に結成されたドイツ人の4人組のアーティスト集団インゲス・イデーによる作品です。
インゲス・イデーは、ユーモラスかつギョッとする作品作りに長けています。
十和田市現代美術館のトイレの近くには、巨大な幽霊を。
ドイツのとある地方都市には、踊るような鉄塔を。
他にも、世界各地に様々な作品を設置しているようです。
そんなインゲス・イデーが、ここ大崎に作ったのは・・・
新・無料で観れる 美術百選 031
インゲス・イデー 《グローイング・ガーデナー》
ガーデナー=庭師=森の守り神となる妖精です。
妖精なのに、デカイ。
しかも、頭がうにょ~~~んとグローイングしています。
もしかしたら、1年後には、もっと頭が成長しているかも。
下から見上げてみると、そんな気がしてなりません。
さて、この 《グローイング・ガーデナー》 が守っているアートヴィレッジ大崎セントラルタワーには、
実は、他にもアート作品がたくさん設置されているのです。
例えば、こちらは、ヨアヒム・ザウターによる 《デュアリティ》 という作品。
作品の上を歩くと・・・
それに反応して、このようにLEDで表現された波紋が広がります。
そして、その波紋が、作品の横に広がる実際の池の水面へと続くというハイテクノロジーなアート作品です。
また、こちらは、クリスチャン・メラーの 《ノジー》 という作品。
まだ陽が明るいので、イマイチよくわからないでしょうが。
排気塔の外壁に設置された3つのLEDパネルには、常に映像が映し出されています。 (夜だと、よくわかります)
実は、その映像は、近くに設置されている自動追尾カメラが、
歩く人や周囲の風景を捕らえたものを加工した映像なのだとか。
こちらも、かなりハイテクノロジーなアート作品です。
さすが。アートヴィレッジ大崎セントラルタワー。
「アート」 と付いているのは、ダテではありませんでした。
<無料で観れる美術 データ>
アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
住所:東京都品川区大崎1-2-2
アクセス:○JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン「大崎駅」より徒歩3分
○JR山手線「五反田駅」より徒歩7分
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新・無料で観れる 美術百選 《アートヴィレッジ大崎セントラルタワー(東京都品川区)》
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