先日、 『開運!なんでも鑑定団』 の永井龍之介さんより、
~世界唯一のアート~アールグラージュ~
デビューレセプションのご案内
なるものが届きました。
「・・・・・アールグラージュ??」
世界唯一のアートテラー歴6年ですが、初めて耳にするワードです。
“アール” は、おそらく “アート” のフランス語 (ex.アールヌーヴォー) 。
つまり、フランス的なアートなのでしょう。
・・・と推理したのですが、同封されていた紙には、富士山の絵が記載されていました。
《地球の夜明け》
なるほど、まったくわからん。
ということで、百聞は一見に如かず。
永井画廊を訪れてみることにしました。
ちなみに、こちらの永井画廊の1階を設計したのは、
豊島美術館や軽井沢千住博美術館でお馴染みの世界的建築家・西沢立衛氏。
なんとも不思議な窓です。
何も知らないで、横を通ると、思わず二度見すること必至です。
さてさて、その噂のアールグラージュなるアートを求めて、常設されているという6階へ。
そこに飾られていたのは、例の富士山の絵と掛軸作品。
どちらも、 “アールグラージュ” という言葉の響きから連想されるものとは真逆の作品です。
アールグラージュが何なのか、ますますわからなくなってきました。
と、次の瞬間。
スタッフさんの手で照明が消され、クラシックのメロディが流れてきました。
そして、額の上に取り付けられた何やら気になる装置の横のスイッチを押すと・・・
「!!!!!」
ビックリしすぎて声が出なくなるほどに、何とも不思議な光景が目の前で始まりました。
なんと富士山の横に太陽が現れ、ご来光が絵の中を照らしたではないですか。
そして、太陽が徐々に消えていき、また元の絵に。
思わず目の錯覚かと疑ってしまったほど。
絵が映像のように変化を遂げたのです。
これは、もはや奇跡と呼ぶべきレベル。
一体、何事?
実は、アールグラージュの “グラージュ” とは、 “グラデーション” という意味。
アールグラージュとは、光やグラデーションで表情が変わってゆく絵画なのだそうです。
正確に言えば、絵画そのものは、プロの絵師が描いていて、
その絵の上から、特殊な画料と特殊な技法で制作されたものが、アールグラージュなのだとか。
どうやら額の上に取り付けられた装置から当てられる光が特殊な画料に反応しているようです。
ブラックライトの照明を当てると、カラオケボックスの壁にクジラの絵が浮かんだりしますよね?
あれの数十段階レベルの高いものと考えて頂ければ、少しはニュアンスが伝わるでしょうか。
スイッチ以外、他の仕掛けは無さそうです。
ゆえに、プロジェクションマッピング的な仕掛けではなく、
もっとアナログでシンプルな仕組みなのでしょうが、間近で見ても皆目、見当不明。
何がどうなって、あのような変化が絵の上で起こるのでしょうか??
さすが、世界26ヶ国で特許を取得しているだけはあります。
他の作品も見せて頂けたのですが、どれもこれも奇跡的。
こちらの 《里山の暮らし》 という作品は、昼から夜へ、夜から昼へと絵の中で時間が経過しました。
字面にすると、 「ふ~ん。」 って感じでしょうが、
実際に目の当たりにすると、かなりの感動があります。
ちなみに、この技術を使えば、どんな絵も、アールグラージュ作品にすることが可能とのこと。
つまり、絵の画風によって、また違う演出を凝らしたアールグラージュ作品にすることが可能なようです。
それぞれのアールグラージュ作品が、どのような変化を遂げるのか。
それは、観てのお楽しみです。
また、絵だけでなく、平面であれば、版画や写真でもアールグラージュ作品にすることが出来るようです。
「自分の作品をアールグラージュ作品にして欲しい!」 という相談も受け付けてくれるのだとか。
アートテラーとして、これまで数多くのアートを目にしてきた自負がありますが。
そんな僕でもまだ、 「こんなにも驚けるアートがあったのか!」 と、衝撃体験。
僕以上にアートを目にしている永井さんにとっても、
「こんなにも驚けるアートがあったのか!」 と、衝撃体験だったようです。
この衝撃体験は、実際に観てみないことには伝わりません。
「こんなにも驚けるアートがあったのか!」 と同じくらいに、 「こんなにも伝えにくいアートがあったのか!」 と驚いております (笑)
是非、ご自身の目で。
永井画廊に予約を入れれば、誰でもアールグラージュ体験が可能です。
観たからと言って、何かを買わされる心配はないので、どうぞご安心を (笑)
それでは、最後は、永井さんとの2ショット写真で。
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