ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール…と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
今回は、ルノワールというお店をご紹介しようと思います。
ルノワールです。
ルノアールではありません。
正真正銘の (?) ルノワールという名のお店は、半蔵門線住吉駅の近くにありました。
こちらもルノアールと同じく喫茶店です。
喫茶店ですが、メインビジュアルはコカコーラ。
なかなかに謎のお店です。
勇気を出して中に入って見ると、そこに広がっていたのは、 “ザ・昭和” な印象の光景。
タイムスリップしたかのような錯覚に陥りました。
テーブルは、麻雀のゲーム台。
そして、店内に電話ボックス。
こんなにも昭和レトロな店内ながら、なぜかBGMは洋楽。
それも、コールドプレイやワン・ダイレクションといった最新ヒットチャートを賑わす曲ばかり。
『テラスハウス』 でお馴染みのあの曲も、ルノワールを盛り上げていました。
ミスマッチにもほどがあります。
ルノワール感は、0。
ルノアール感も、0です。
我が道を行く。
それが、江東区のルノワールです。
さてさて、ランチメニューも気になったのですが、
食べてから訪れてしまったので、ホットコーヒー (380円) を注文。
せめてコーヒーカップくらいは、ルノワールをイメージさせるようなものかと思いきや。
やはり、ルノワールっぽさは無し。
くどいようですが、それが、江東区のルノワールです。
正直なところ、味に関しては、そこそこのものを想像していたのですが・・・
「美味っ!!」
“幸福の画家” ルノワールの名に恥じないくらいに、 “幸福の味” でした。
見た目で判断してしまって、ゴメンなさい。
このコーヒーの味で380円なら、近くにあれば毎日でも通いたいくらいです。
コーヒーのお礼を言って、支払いをしていた時に、
壁に掛けられたルノワールの 《ブージヴァルのダンス》 の複製画 (縮小ver.)を発見!
ルノワールには、ルノワールが飾られていました。
ちなみに。
最寄の住吉駅にも、少し離れた錦糸町駅にも。
ルノアールはありませんでした。
住吉の住民にとって、喫茶店のルノワールと言えば、間違いなく、こちらのルノワール。
<お店情報>
ルノワール
住所:東京都江東区住吉2-10-11
定休日:日曜・祝日
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第15回 江東区住吉でルノワール
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