~前回までのあらすじ~
日本に散らばる国宝をすべて観るため、
半年ぶりに国宝所有数No.2の京都へとやってきた国宝ハンター。
しかし、最初に訪れた大原三千院で、とんでもない事実が発覚!
京都 大原三千院 国宝ハンティングに疲れた 男が一人。
どうなる国宝ハンター?!
宝菩提院願徳寺を後にし、急ぎで京都駅へと引き返します。
それというのも、14時15分までに西本願寺に行かねばなりません。
実は、普段は非公開の西本願寺の国宝建築は、
事前に電話予約すれば、拝観させて頂けるそうで。 (しかも、無料!)
この日の午後の回に予約を入れていたのです。
しかし、宝菩提院願徳寺を探すのに手間取ったため、時間はギリギリ。
限界以上に自転車をこいで、どうにかこうにか間に合うことが出来ました。
まずは、こちらの扉の奥にある・・・
《本願寺飛雲閣》(ジャンル:建造物) を観賞。
写真撮影は禁止なので、画像はありません。あしからず。
金閣、銀閣と並んで “京都三名閣” の一つに数えられる 《本願寺飛雲閣》。
左右非対称であることが最大の特徴で、
窓の形も破風の形もバラバラというユニークな建造物でした。
これまで見てきた数々の国宝建造物の中で、一番建築的に面白かったです。
続いて、 《本願寺書院(対面所及び白書院)》(ジャンル:建造物) を観賞。
その向かいにある南能舞台もガイドして頂いたのですが、そちらは単なる (?) 重要文化財。
北能舞台だったら、国宝だったのに。
約1時間ほどでガイドタイムは終了。
その後、今年国宝に昇格した 《本願寺御影堂》(ジャンル:建造物) と、
《本願寺阿弥陀堂》(ジャンル:建造物) をまとめて観賞しました。
文化庁の皆様、これ以上、国宝を増やさないで頂きたい。
国宝ハンターの切なる願いです。
西本願寺を後にし、今回の旅の最大の目玉、平成知新館がオープンしたばかりの京都国立博物館へ。
開催中の “平成知新館オープン記念展 京へのいざない” では、
堰を切ったかのように京都国立博物館が所蔵する国宝が大放出中でした。
《紙本墨画淡彩天橋立図〈雪舟筆/〉》(ジャンル:絵画) に、
《絹本著色釈迦金棺出現図》(ジャンル:絵画) に、
《古神宝類(阿須賀神社伝来)》(ジャンル:工芸品) に。
続々登場する国宝たちに、にやけが止まりません。
あぁ、いつもこんな楽に国宝がハンティング出来たらなぁ。
この他にも、
・《金銅小野毛人墓誌》(ジャンル:考古資料)
・《大和国金峯山経塚出土品》(ジャンル:考古資料)
・《絹本著色山越阿弥陀図》(ジャンル:絵画)
・《紙本墨画淡彩瓢鮎図〈如拙筆/〉》(ジャンル:絵画)
・《紙本墨画淡彩山水図〈雪舟筆/〉》(ジャンル:絵画)
・《餓鬼草紙》(ジャンル:絵画)
・《宝相華迦陵頻伽蒔絵そく冊子箱》(ジャンル:書跡・典籍)
・《宝相華蒔絵経箱》(ジャンル:工芸品)
をハンティング。
“平成知新館オープン記念展 京へのいざない” の第2期にも、また別の国宝が続々登場予定。
来月も京都を訪れることを誓う国宝ハンターであった。
今現在の国宝ハンティング数 612/1092
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在10位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
↧
第八十五話 国宝ハンター、にやける!
↧