東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の “ザハ・ハディド” に行ってきました。
こちらは、イラク出身の世界的な建築家ザハ・ハディドの日本初となる大規模な個展です。
2004年に女性で初めてプリッカー賞 (建築界のノーベル賞) を受賞したザハ・ハディド。
そのあまりに前衛的な設計から、独立後10年に渡り、
彼女の建築が実作されることがなく、 『アンビルト (建設されない) の女王』 と呼ばれていたそうです。
今回の展覧会では、そんな 『アンビルトの女王』 時代の貴重なドローイングから、
『アンビルトの女王』 の名を返上し (?) 、世界各地で実現した実作の模型の数々、
そして、今話題の新国立競技場に関する最新状況までが紹介されています。
『アンビルトの女王』 時代のザハの建築は、あまりに斬新すぎて、
建築にそこまで詳しくない自分から見ても、アンビルド (=建設されない) なのも納得でした。
例えば、こちら↓
なんと麻布十番に建設される予定だったビルだそうです。
こんなアンビリバボーなビルが、麻布十番に建っていたら、かなり目を惹いたことでしょう。
ちなみに、こちらは富ヶ谷に建設される予定だったビル。
そして、こちらは、ドイツに建設される予定だった・・・
ではなく、実際に建設されたザハのデビュー作。
ヴィトラ社工場内の消防ステーションです。
模型で観ても、十分に独創的、十分にカッコいいですが、
実際に、この建物が建設され、使用されているのかと思うと、ワクワクするものがあります。
他にも、建築にそこまで詳しくない自分でも、
ワクワクできる建築模型が数多く展示されていましたが。
建築にそこまで詳しくない自分では、それらの建築模型を理解するまでには至れませんでした。
会場内には、キャプションが無く、
説明らしい説明は、入り口でもらえる会場図1枚に、ちょこちょこっと記載されているのみ。
あきらかに、ザハ・ハディドを知っている人が訪れるという想定で、展覧会が組み立てられている印象でした。
そういう意味では、建築にそこまで詳しくない自分が楽しかったのは、
どのように建設されたかわからない建築の模型よりも、ザハがデザインした家具や、
靴など、
完成形が目の前に存在しているもののほうでした。
てか、この靴、どうやって履くのでしょう??
靴擦れすること必至。
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ザハ・ハディド
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