このOP曲で始まった今回は、
もちろん、今話題のあの展覧会をご紹介いたします。
森アーツセンターギャラリーで開催中の “誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展” です。
国民的人気ゲームの初の展覧会な上に、
今週いっぱいで会期終了ということもあって、会場は、かなり大賑わいだそうで。
日によっては、30分待ちや1時間待ちも、ざらではないとのことです。
その情報を聞いて、
┏━ とに~ ━━━━┓
┃ たたかう ┃
┃ じゅもん ┃
┃▶ にげる ┃
┃ どうぐ ┃
┗━━━━━━━━━┛
と、コマンドを選択しかけましたが (笑)
ここは、 『ガンガンいこうぜ』 と、自分に言い聞かせて行ってきました。
で、行ってみた結果、
確実に、自分の中で、何かがレベルアップした気がします。
実は、これまで、ドラクエを一度もプレイしたことがない僕。
そんな僕が、純粋に楽しめた上に、
なおかつ、 『ドラゴンクエスト』 というゲームの素晴らしさも学ぶことが出来ました。
ドラクエてんは 3つぼしを てにいれた!
さてさて、このドラクエ展では、
僕らは、“観賞者” ではなく、 “冒険者” となります。
まずは、入り口で、職業 (戦士、舞踏家、僧侶、魔法使い) を決めるところからスタートです。
僕は、戦士をセレクト。
すると、それぞれの職業にあった “冒険の書” が貰えます。
(こういうの↓)
裏返すと、このような謎解きゲームのようなシートになっています。
この “冒険の書” を持って、謎を解きながら、勇者の大地エリアを冒険するのです。
ちなみに、この勇者の大地エリアは、ドラクエシリーズの歴史が詰まった場所。
壁面が、これまでの 『ドラゴンクエスト』 の名場面でビッシリ。
悲しいくらいに、ドラクエに思い入れのない僕は、
とりあえず、 “冒険の書” の謎解きと撮影可能なモンスターの撮影に専念。
当時を懐かしみながら楽しんでいる他の冒険者たちが、羨ましくてしかたなかったです (笑)
その後、突如、竜王との対決コーナーが現れました。
いきなりラスボスの登場です。
何十名かの冒険者とともに、
テンション高めなスタッフの指示のもと、竜王を倒すという内容。
イメージとしては、ディズニーランドのシンデレラ城みたいな感じです。
正直、ディズニーランドほどのクオリティは無いだろうと、
勝手に、高を括っていましたが、普通にエンターテイメントとして面白かったです!
竜王を倒した後は、歴史の洞窟というコーナーへ。
こちらは、 『ドラゴンクエスト』 ができるまでを資料で振り返るコーナーです。
アートテラー的には、一番楽しかったのが、ここ。
まずは、何と言っても、鳥山明によるキャラクターの原画に感動。
どのモンスターにも、愛らしさがありました。
これほどまでに愛されキャラのモンスターを描けるアーティストは
これまでの美術史にもいなかったのではないでしょうか。
そして、すぎやまこういちさんの音楽に感動。
たかがゲームのBGMを、
並々ならぬ音楽へのこだわりで、芸術の域にまで高めています。
ちなみに、オーケストラver.
さらに、ゲーム内の言葉にもこだわりがあったことに、感動。
日本語のリズムを意識し、会話では、七五調を多用しているのだとか。
例)「しんでしまうとは なにごとだ」
随所に、一流のクリエイターたちのこだわりが詰まっていたドラクエ。
“単なるゲーム” と一言では片づけられない深さがありました。
国民的ゲームになるのも納得です。
冒険の書を見事解いたので、展覧会の最後に、こちらをゲット↓
とに~は ゆうしゃのあかしを てにいれた!
とに~は ランキングに きょうりょくをしてほしそうに こちらをみている
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誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展
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