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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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進撃の巨人展

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本日、ご紹介するのは、上野の森美術館で開催中の “進撃の巨人展” です。

進撃の巨人


『進撃の巨人』 は、諌山創さんによる 「別冊少年マガジン」 の漫画で、
人間を捕食する謎の巨人と、それに抗う人間たちの戦いを描いたファンタジーバトル漫画です。
連載5年にして単行本の売り上げは、すでに4000万部を突破。
今、国内外で最も高い人気を誇る漫画の一つと言っても過言ではありません。
子どもだけでなく大人にも人気があり、
先日、何気なく 「スーパーニュース」 を観ていたら、
あの安藤優子さんも 『進撃の巨人』 を読んでいることをカミングアウトしていていたほどです。

そんな 『進撃の巨人』 の世界を体験できるということで、早速行ってまいりました。
チケットは、全日・日時指定で、一般・大学生は2000円。
さらに、キャラクターたちが掛け合いをする音声ガイドは、1台800円です。

800円


そして、入場するとともに手渡される謎の紙。
なんでも兵団購買部という名のグッズコーナーが会場のラストに待ち受けているようで、
その時に、スムーズに購買できるよう、予め購入したい商品をチェックしておくためのシートなのだそうです。
グッズを買う前提で話が進んでいるのですね。。。
入館料といい、音声ガイドといい、グッズといい、
市場という見えない巨人が、そこには確実に存在していました。


さて、展示のスタートは、光と音の全身体感シアター。
その名の通り、体感型のシアターです。
美術館の展示というレベルは軽く超えており、
ちょっとしたテーマパークの室内アトラクションのような印象を受けました。

続いて、原作ファン垂涎の原画コーナー。
原画を紹介する展覧会は、これまでに数々目にしてきましたが。

巨人展  巨人展

巨人展  巨人展


さすが 『進撃の巨人』 の展覧会。
他の漫画の展覧会と比べて、会場のレイアウトのセンスが、頭1つ分も2つ分も抜きん出ていました。
今自分がいる場所が、上野の森美術館とは思えなかったほどです。


他にも、漫画の重要なアイテムの再現展示があったり、

漫画  漫画


現代アーティストが “巨人” をテーマに制作した作品が紹介されていたり、

天明屋 (←写真は天明屋尚さんの 《巨人山水圖》


見どころはたくさんありましたが。
何と言っても見逃せないのは、いや、見逃しようがないのが・・・

巨人  巨人


実寸大の超大型巨人!!!

ハンパない迫力です。
是非、思い思いのポーズで写真を撮るべし。


ちなみに、別料金 (600円) になりますが、
「360°体感シアター “哮”」 なるシアター系アトラクションもあります。

360°体感シアター “哮こう”


最新のヘッドマウントディスプレイを装着することで、
『進撃の巨人』 の物語世界に没入するかのような体験が出来ます。
会場に入った瞬間は、机にヘッドホンとゴーグルが置いてあるだけなので、
“600円を無駄にしたなぁ。。。” と、若干不安がよぎりましたが (笑)
普通に面白かったです。


『進撃の巨人』 ファンならば、確実に3つ星。
『進撃の巨人』 を全く読んでないと、1つ星。
平均値を取って、2つ星。
星星




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