没後15年記念 東山魁夷と日本の四季
今年2014年は、 『昭和の国民的風景画家』 である東山魁夷の没後15年という節目の年。それにちなんで、現在、山種美術館では、“没後15年記念 東山魁夷と日本の四季” という特別展が開催されています。今回の展覧会のハイライトとなるのが、こちら↓(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)縦約2メートル、横約9メートルの大作 《満ち来る潮》...
View Articleフジタのいる街角―巴里の誘惑、1910~30年代
現在、目黒区美術館では、 “フジタのいる街角―巴里の誘惑、1910~30年代” が開催されています。目黒区美術館の作品収集の基本的な柱となっているのが、 『海外で学んだ画家たちとその作品』...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《亀戸香取神社(東京都江東区)》
先日、某浮世絵専門美術館の学芸員さんと不定期に開催している浮世絵散歩企画を開催していたときの話です。その回の舞台は亀戸ということで、歌川広重が 《名所江戸百景》 で描いている亀戸天神や亀戸梅屋敷 (跡地)...
View Article「岩崎コレクション」~孔子から浮世絵まで
今年で創立90周年を迎える東洋文庫。それを記念して、現在、東洋文庫ミュージアムでは、“「岩崎コレクション」~孔子から浮世絵まで” が開催されています。展示されているのは、東洋文庫の創立者岩崎久弥が寄贈したコレクションから選りすぐられた名品ばかり。まさに岩崎コレクションのベスト盤といったところです。最初の展示室では、国宝指定されている 《文選集注》 にはじまって、重要文化財に指定されている...
View Article開館35周年記念 原美術館コレクション展
今年の12月で、めでたく35周年を迎える原美術館。それを記念して、現在、原美術館では、“開館35周年記念 原美術館コレクション展” が開催されています。約1000点にのぼる所蔵作品の中から厳選した45作品を通じて、原美術館の35年にわたる活動の一端を振り返ろうという展覧会です。普段は、なかなか展示されない作品に出合えたのが、一番の収穫。特に印象的だったのは、草間彌生さんの 《自己消滅》 です。...
View Article第八十九話 国宝ハンター、嘆く!
~前回までのあらすじ~ 国宝をたずねて三千里。(←ちょっと盛りました。) 1000年近くもの長い間、秘仏であった 《絹本著色不動明王二童子像》 を見るために、 京都へとやってきた国宝ハンターは、いつになくのんびりと京都の国宝を見て回ることに。 その結果、平等院鳳凰堂の中に入れないという悲劇に見舞われる。 失意のまま東京に戻った国宝ハンター。...
View Articleチームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地
国内外から熱い注目を集めているウルトラテクノロジスト集団・チームラボ。彼らが、これまでに発表してきたデジタルアート作品と学ぶ未来の遊園地プロジェクト作品、さらに新作2点を含む合計15点が一堂に会した、チームラボの東京初の大規模展覧会が日本科学未来館で開催されています。その名も、 “チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地”...
View Articleレザー・フォーエバー
12月2日より、エルメスが主催する特別エキシビジョン “レザー・フォーエバー” が開催されています。1837年の創業以来、レザーと深いつながりを持つエルメス。そんなエルメスのレザーの世界を辿る “レザー・フォーエバー” は、これまでに、上海、ロンドン、香港、マドリードなど各都市を巡回し、絶賛を博しているそうです。待望となる日本展の会場は、なんと東京国立博物館の表慶館。...
View ArticleImagineering OKAYAMA ART PROJECT
先日、国宝ハンターの旅で岡山駅に行った時のこと。街中で、やたらと目につく広告がありました。 「Imagineering??」言葉の意味はよくわからなかったのですが、広告をよく読んでみると、 『街が美術館となり、散歩がアートとの出会いになる。』...
View ArticleCASE4 小笠原さんは泣いている・・・。
街を歩けば、きっと貴方もパブリックアートに出会うはず。しかし、美術館の中に展示されている作品と違って、パブリックアートの作品は、誰にも守ってもらえません。そう、パブリックアートは、常に、危機的状況に晒されているのです!不定期にお送りしているこの企画 「パブリックアートは泣いている…。」 では、街中で偶然発見した “悲しいことになっているパブリックアート”、 通称 “悲パブ”...
View Article野田弘志展
現在、ホキ美術館では、野田弘志さんの画業を振り返る “野田弘志展” が開催されています。《摩周湖・夏天》 や、 1998年 ホキ美術館《皿と果物Ⅰ》 といった、 2004年 ホキ美術館ホキ美術館が所蔵する野田弘志作品だけでなく、彼が35歳の時、画壇に衝撃をもたらしたという名作 《やませみ》 をはじめ、 1971年...
View Articleホイッスラー展
日本では27年ぶり、世界でも20年ぶりとなるホイッスラーの大回顧展が、横浜美術館で始まりました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)“横浜美術館開館25周年 ホイッスラー展” は、来年3月15日まで。ジェームズ・マクニール・ホイッスラー (1834~1903)...
View Article高松次郎ミステリーズ
先月、お亡くなりになった赤瀬川原平さんらとともに、伝説のアーティストグループ “ハイレッド・センター” として活動していた高松次郎 (1936~1998) 。その全貌に迫る大規模回顧展が、東京国立近代美術館にて開催されています。 高松次郎ミステリーズ...
View Article第九十話 国宝ハンター、登下校する!
~前回までのあらすじ~ 国宝たくさん見てそうな奴は大体友達。 国宝たくさん見てそうな奴と大体同じな国宝ハンターは、 1093件ある国宝のうち、これまでに689件もの国宝をハンティング。...
View Article天神万華鏡 ~常盤山文庫所蔵 天神コレクションより~
現在、渋谷区立松濤美術館では、“天神万華鏡 ~常盤山文庫所蔵 天神コレクションより~” が開催されています。こちらは、実業家・菅原通済により創設された常盤山文庫のコレクションから、天神様 (菅原道真)...
View Article夢二からちひろへ ―子どもの本の先駆者たち―
現在、ちひろ美術館・東京では、“夢二からちひろへ ―子どもの本の先駆者たち―” が開催されています。こちらは、いわさきちひろの作品とともに、いわさきちひろに大きな影響を与えた童画家たちの作品を紹介した展覧会です。岡本帰一や、 《サンリンシャ 「コドモノクニ」より》 1926年武井武雄、 《りんごの皮むき 「子供之友」より》 1927年...
View Article難波田史男の世界 イメージの冒険
世田谷美術館で開催中の “難波田史男の世界 イメージの冒険” に行ってきました。こちらは、日本の抽象絵画の推進者である難波田龍起を父にもち、32歳という若さで他界してしまった難波田史男 (1941~1974)...
View Article第九十一話 国宝ハンター、歩く!
~前回までのあらすじ~ 国宝PERFECT YEARであった今年中に何としても国宝を700件観る。 そんな目標を達成するために、岡山へとやってきた国宝ハンター。 岡山県では、無事に予定をこなし、4件の国宝をハンティングしました。...
View Article