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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005-2014

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現在、TOTOギャラリー・間では、通算150回目の記念展として、
“台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡 2005-2014” が開催されています。

会場


こちらは、全世界の建築関係者&建築ファンが完成を待ちわびている、
世界的な建築家・伊東豊雄さんの最新作 《台中メトロポリタンオペラハウス》 をテーマにした展覧会です。
展覧会開催の経緯や展示の詳しい解説は、
伊東さんご本人さんがYouTubeで説明されていますので、そちらをご覧くださいませ。




図面や模型、建設中の写真が展示の中心ということもあって。

会場

会場  会場


建築に詳しくない方にとっては、ちんぷんかんぷんの展覧会でした。
が、ちんぷんかんぷんではあるものの、
“世界を代表する日本人建築家が、まさにリアルタイムで何かスゴイ建築を作っている!”
ということは、会場のあちこちから、ひしひしと伝わってきました。

会場  会場


《台中メトロポリタンオペラハウス》 が、建築的にどう画期的なのか。
建築門外漢の自分では、皆様に説明するのは難しいですが。
これまでに観たことがない画期的な建築であることは、模型を観て、なんとなくわかりました。

模型  模型


壁であり、床であり、天井であり。
それらが一体となったような (溶けてしまったような) 空間が、
建築内にいくつも存在し、かつそれらが有機的に繋がっていました。
模型でも十分迫力がありましたが、この模型を基にした建築が実際に台中に建っているだなんて。
正直なところ、どこか信じられなかったのですが。

中継


会場に設置されたモニターに映し出されたWebカメラからのライブ映像を見るに、
どうやら本当に台中に 《台中メトロポリタンオペラハウス》 は建っているようです。
展覧会を見終った後には、本気で台中行きを計画している自分がいました。
星


ちなみに、 《台中メトロポリタンオペラハウス》 内の三次元曲面のコンクリート壁は、
「カテノイド」 と名付けられているようですが、今展覧会には、その原寸大のモックアップも展示されています。 

モックアップ  モックアップ


なかなかの迫力です。
模型で目にするのと、実際にコンクリートで造られたものを目にするのでは、いろんな意味で重みが違いました。


個人的に一番印象に残った展示が、こちら↓

ヘッドマウントディスプレイ


このヘッドマウントディスプレイを 「デコデコデコリーン!」 とすると、
建設途中の 《台中メトロポリタンオペラハウス》 内部の様子が360°全方位の3D映像で観られるのです。
自分が上を向けば、映像も上に。
自分が下を向けば、映像も下に。
自分が真後ろを向けば、映像も真後ろの様子を映し出します。
画期的な映像体験に、思わず興奮してしまいました。
・・・・・ただ、映像が見えているのは、自分だけなので、
傍から見れば、頭をフリフリしているヘンな人にしか見えないのが難点です (笑)




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