現在、国立西洋美術館では、 “グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家” が開催中。
グエルチーノを紹介する日本初の展覧会です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
・・・・・と言われても、
「グエルチーノ?なんだそれ、うめぇのか??」
と思った方も、多くいらっしゃることでしょう。
確かに、イタリアンに “春キャベツとしらすのグエルチーノ” というメニューがあっても違和感はありません。
もしくは、スタバに “キャラメルモカ グエルチーノ” というメニューがあっても、同じく違和感はありません。
しかし、残念ながら (?) 、グエルチーノ (1591~1666) は、イタリア・バロック美術を代表する画家です。
生まれ故郷のチェントとボローニャを主な拠点として、数々の名作を生み出しました。
日本でこそ、そこまで知名度は無いですが。
ヨーロッパでは、イタリア美術史における最も著名な画家の一人に数えられる超ポピュラーな画家です。
スペインを代表する画家ベラスケスは、彼に会うためだけに、
あの文豪ゲーテも、彼の作品を見るためだけに、わざわざチェントを訪問したことがあるのだとか。
そんなゲーテが絶賛した 《聖母のもとに現れる復活したキリスト》 や、
1628-30年 油彩/カンヴァス チェント市立絵画館
代表作の一つとされる 《聖母被昇天》 を含む、
1622年頃 油彩/カンヴァス チェント、サンティッシモ・ロザリオ聖堂
グエルチーノの傑作の数々が、イタリア国内の美術館から初来日。
その数、なんと約40点です。
・・・・・えっ、誰ですか、 「少なっ!」 と思った方は?
ご安心ください。
会場では、 「少なっ!」 とガッカリすることはありません。
なぜなら、一つ一つの作品が大きいからです。
《キリストから鍵を受け取る聖ペテロ》 にいたっては・・・
1618年 油彩/カンヴァス チェント市立絵画館
縦378cm×横227cmです。
むしろ、見応えは十分すぎるほどにありました。
また、作品そのものもゴージャスなのですが、会場の雰囲気もゴージャスな仕様に。
量ではなく、質でお腹がいっぱいになる展覧会でした。
このグエルチーノ展に、国立西洋美術館の本気を見た気がします。
惜しむらくは、時代背景としては、どうしようもないことなのですが、
宗教画や神話画が多く、ストーリーを知らないと楽しめない作品ばかりだったことです。
もう少し、親切なキャプションがあれば。。。
ちなみに。
今回のグエルチーノ展のラストを飾っていたのが、 《ゴリアテの首を持つダヴィデ》 。
1650年頃 油彩/カンヴァス 国立西洋美術館
実は、こちらは国立西洋美術館の所蔵作品です。
普段は常設展の会場に展示されているのですが、これまであまり意識したことがなかった気がします (汗)
グエルチーノの作品世界にも目を見張りましたが
そんなグエルチーノの作品を所蔵している国立西洋美術館にも、改めて目を見張る展覧会でした。
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在10位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
グエルチーノを紹介する日本初の展覧会です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
・・・・・と言われても、
「グエルチーノ?なんだそれ、うめぇのか??」
と思った方も、多くいらっしゃることでしょう。
確かに、イタリアンに “春キャベツとしらすのグエルチーノ” というメニューがあっても違和感はありません。
もしくは、スタバに “キャラメルモカ グエルチーノ” というメニューがあっても、同じく違和感はありません。
しかし、残念ながら (?) 、グエルチーノ (1591~1666) は、イタリア・バロック美術を代表する画家です。
生まれ故郷のチェントとボローニャを主な拠点として、数々の名作を生み出しました。
日本でこそ、そこまで知名度は無いですが。
ヨーロッパでは、イタリア美術史における最も著名な画家の一人に数えられる超ポピュラーな画家です。
スペインを代表する画家ベラスケスは、彼に会うためだけに、
あの文豪ゲーテも、彼の作品を見るためだけに、わざわざチェントを訪問したことがあるのだとか。
そんなゲーテが絶賛した 《聖母のもとに現れる復活したキリスト》 や、
1628-30年 油彩/カンヴァス チェント市立絵画館
代表作の一つとされる 《聖母被昇天》 を含む、
1622年頃 油彩/カンヴァス チェント、サンティッシモ・ロザリオ聖堂
グエルチーノの傑作の数々が、イタリア国内の美術館から初来日。
その数、なんと約40点です。
・・・・・えっ、誰ですか、 「少なっ!」 と思った方は?
ご安心ください。
会場では、 「少なっ!」 とガッカリすることはありません。
なぜなら、一つ一つの作品が大きいからです。
《キリストから鍵を受け取る聖ペテロ》 にいたっては・・・
1618年 油彩/カンヴァス チェント市立絵画館
縦378cm×横227cmです。
むしろ、見応えは十分すぎるほどにありました。
また、作品そのものもゴージャスなのですが、会場の雰囲気もゴージャスな仕様に。
量ではなく、質でお腹がいっぱいになる展覧会でした。
このグエルチーノ展に、国立西洋美術館の本気を見た気がします。
惜しむらくは、時代背景としては、どうしようもないことなのですが、
宗教画や神話画が多く、ストーリーを知らないと楽しめない作品ばかりだったことです。
もう少し、親切なキャプションがあれば。。。
ちなみに。
今回のグエルチーノ展のラストを飾っていたのが、 《ゴリアテの首を持つダヴィデ》 。
1650年頃 油彩/カンヴァス 国立西洋美術館
実は、こちらは国立西洋美術館の所蔵作品です。
普段は常設展の会場に展示されているのですが、これまであまり意識したことがなかった気がします (汗)
グエルチーノの作品世界にも目を見張りましたが
そんなグエルチーノの作品を所蔵している国立西洋美術館にも、改めて目を見張る展覧会でした。
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在10位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!