東京では13年ぶりとなるルネ・マグリットの大回顧展、
その名もズバリ “マグリット展” が、国立新美術館で開催されています。
(注:館内の写真撮影は、取材用に特別に許可を頂いております)
出展作品は、実に約130点と過去最大クラス。
もちろん、すべてがマグリットの作品です。
しかも、ただボリュームがあるというわけではなく、クオリティも過去最高クラス。
今回の展覧会のメインビジュアルになっている 《ゴルコンダ》 を筆頭に、
1953年 80x100.3cm 油彩/カンヴァス メニル・コレクション
The Menil Collection, Houston © Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015
Image may not be reproduced without permission from the Menil Collection.
マグリット流のユーモアにニヤリとさせられる 《透視》 や、
美術の資料集でお馴染みの方も多いであろう 《大家族》 など、
マグリットを代表する作品の数々が、世界各国から六本木に集結しています。
ちなみに、ワシントン・ナショナル・ギャラリーが所蔵する 《白紙委任状》 も出展作品の一つ。
1965年 81.3x 65.1cm 油彩/カンヴァス ワシントン・ナショナル・ギャラリー
National Gallery of Art, Washington, Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1985.64.24 © Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015
こちらの作品は、昨年の “だまし絵 進化するだまし絵展” にも出展されていました。
一体、いつになったら、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに帰れるのでしょうか。
つい余計な心配をしてしまいました。
それはさておきまして。
まさか、ここまで充実したラインナップとは、想像だにしていませんでした。
期待を遥かに超えるラインナップぶりに、マグリットファンとしては (ファン歴10年) 、
「本当に現実なのかしら??」
と、目の前の光景を疑ってしまったほどです。
マグリットの作品世界の非現実感に酔いしれて、
その上、マグリット展そのものの非現実感 (?) にも酔いしれて。
実に夢のような時間を過ごさせて頂きました。
マグリットは好きで、よく画集も眺めているのですが、未見の作品も多かったです。
特にお気に入りは、画面手前の 《大潮》 という作品。
絵の中に絵を描くというのは、マグリットの常套手段なのですが。
この作品には、絵の中に描かれた額と実際の額とが同じというワンアイディアがプラスされていました。
こういうユーモアセンスに、ニヤリとし、ハッとさせられます。
ニヤリハット。
また、マグリットが自宅で亡くなった際に、
イーゼルに残されていたという作品 《テーブルにつく男》 も印象に強く残っています。
描きかけの、いわゆる未完の作品なのですが、
マグリットの場合、それすらも意図したのではないかと、いろいろと考えてしまいます。
マグリットファンとしては、終始、大満足の展覧会だったのですが。
マグリットを初めて知る人やシュルレアリスムが苦手な人に対して、あまり優しくない印象を受けました。
「マグリット=謎めいた作品世界」 というのを前面に押し出したかったのでしょう。
作品を解説するキャプションは一切無く、
代わりにマグリット自身の言葉 (やや難解) が、添えられていました。
これが吉と出るのか凶と出るのか。
頭が疲れていないときに行かれることを強くオススメします。
~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “マグリット展” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
(〆切は、4月10日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在10位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
その名もズバリ “マグリット展” が、国立新美術館で開催されています。
(注:館内の写真撮影は、取材用に特別に許可を頂いております)
出展作品は、実に約130点と過去最大クラス。
もちろん、すべてがマグリットの作品です。
しかも、ただボリュームがあるというわけではなく、クオリティも過去最高クラス。
今回の展覧会のメインビジュアルになっている 《ゴルコンダ》 を筆頭に、
1953年 80x100.3cm 油彩/カンヴァス メニル・コレクション
The Menil Collection, Houston © Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015
Image may not be reproduced without permission from the Menil Collection.
マグリット流のユーモアにニヤリとさせられる 《透視》 や、
美術の資料集でお馴染みの方も多いであろう 《大家族》 など、
マグリットを代表する作品の数々が、世界各国から六本木に集結しています。
ちなみに、ワシントン・ナショナル・ギャラリーが所蔵する 《白紙委任状》 も出展作品の一つ。
1965年 81.3x 65.1cm 油彩/カンヴァス ワシントン・ナショナル・ギャラリー
National Gallery of Art, Washington, Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1985.64.24 © Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015
こちらの作品は、昨年の “だまし絵 進化するだまし絵展” にも出展されていました。
一体、いつになったら、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに帰れるのでしょうか。
つい余計な心配をしてしまいました。
それはさておきまして。
まさか、ここまで充実したラインナップとは、想像だにしていませんでした。
期待を遥かに超えるラインナップぶりに、マグリットファンとしては (ファン歴10年) 、
「本当に現実なのかしら??」
と、目の前の光景を疑ってしまったほどです。
マグリットの作品世界の非現実感に酔いしれて、
その上、マグリット展そのものの非現実感 (?) にも酔いしれて。
実に夢のような時間を過ごさせて頂きました。
マグリットは好きで、よく画集も眺めているのですが、未見の作品も多かったです。
特にお気に入りは、画面手前の 《大潮》 という作品。
絵の中に絵を描くというのは、マグリットの常套手段なのですが。
この作品には、絵の中に描かれた額と実際の額とが同じというワンアイディアがプラスされていました。
こういうユーモアセンスに、ニヤリとし、ハッとさせられます。
ニヤリハット。
また、マグリットが自宅で亡くなった際に、
イーゼルに残されていたという作品 《テーブルにつく男》 も印象に強く残っています。
描きかけの、いわゆる未完の作品なのですが、
マグリットの場合、それすらも意図したのではないかと、いろいろと考えてしまいます。
マグリットファンとしては、終始、大満足の展覧会だったのですが。
マグリットを初めて知る人やシュルレアリスムが苦手な人に対して、あまり優しくない印象を受けました。
「マグリット=謎めいた作品世界」 というのを前面に押し出したかったのでしょう。
作品を解説するキャプションは一切無く、
代わりにマグリット自身の言葉 (やや難解) が、添えられていました。
これが吉と出るのか凶と出るのか。
頭が疲れていないときに行かれることを強くオススメします。
~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “マグリット展” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
(〆切は、4月10日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
5位以内を目指して、ランキングに挑戦中!(現在10位です)
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