今年2015年は、徳川家康の没後400年目にあたる節目の年。
それを記念して、現在、江戸東京博物館では・・・
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)
“大 関ヶ原展” が開催されています。
こちらは、天下分け目の関ヶ原の戦いに参加した武将の武具・甲冑など、
ゆかりの品々250点以上 (!) を通じて、その全貌を明らかにする展覧会です。
さらには、最新技術を用いた 『ジオラマ・プロジェクションマッピング』 で関ヶ原の合戦を再現する試みも。
ここ数年に開催された歴史系の展覧会では、断トツで気合が入っていた気がします。
さて、展覧会の冒頭を飾るのは、豪華絢爛な 《関ヶ原合戦図屏風》 の数々です。
その中には、重要文化財に指定されている現存する最古の 《関ヶ原合戦図屏風》 も。
重要文化財 《関ヶ原合戦図屏風》 左隻 大阪歴史博物館蔵 重要文化財 《関ヶ原合戦図屏風》 右隻 大阪歴史博物館蔵
歴史好きならば、この時点ですでにお腹いっぱいになってしまうことでしょうが。
ここは、まだプロローグにしか過ぎません。
その後、展覧会では、貴重な戦国のお宝の数々が、
「秀吉の死」 「合戦前夜」 「決戦!関ヶ原」 「戦後の世界」 と、時系列に沿って紹介されます。
これでもかというくらいのボリューム。
わんこそば状態でした。
間違いなく、歴史ファン、それも戦国ファンにはたまらない展覧会です。
ただ、そこまで戦国時代に詳しくない人にとっては、
書状や合戦の布陣図なども展示されているので、全部が楽しい展覧会というわけではなかったような気がします。
とは言え、そんな戦国時代に詳しくない人でも、
ズラリと甲冑が並ぶ光景にはインパクトを受けるでしょうし、
甲冑そのものの造形的な魅力にもインパクトを受けることでしょう。
アートという視点で鑑賞しても、十分に興味深い展覧会でした。
《皺革包昇梯子文仏二枚胴具足》 真田宝物館蔵
《黒糸威胴丸具足》 個人蔵 (岡崎市寄託)
(注:展示は4月27日~5月17日です)
また、戦国ファンにはたまらない展覧会ではありますが。
日本刀ファン、 「刀剣乱舞-ONLINE-」 ファンにもたまらない展覧会になりそうな予感です。
(「刀剣乱舞-ONLINE-」・・・若い女性を中心に人気の刀剣を擬人化したオンラインゲーム。略して “とうらぶ”)
石田三成愛用の 《石田正宗》 をはじめ、
重要文化財 《刀 無銘正宗 名物石田正宗》 東京国立博物館蔵
豊国神社が所蔵する 《骨喰藤四郎》 や、
天下三名槍の1つ 《蜻蛉切》 など、名刀の数々が出展されています。
この機会を逃す手はありません!
・・・・・と、僕が力説するまでもなく、
なんと会期2日目にして、早くも入場者数が1万人を突破したとのこと。
「いつ行こうかな?」 と悩んでいる方は、今すぐに行かれることをオススメします。
ちなみに。
展覧会後のお土産コーナーにて、リアルに甲冑が販売されていました。
お値段は、7ケタ。
購入するツワモノは現れるのか。
興味津々です。
10位以内キープを目指して、ランキングに挑戦中!(現在3位)
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大 関ヶ原展
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