現在、日本で唯一の広告のミュージアムであるアド・ミュージアム東京では、“TCC広告賞展2015” が開催中。
こちらは、東京コピーライターズクラブ (略称TCC) が、
1年に1度開催するコピー審査会で選出された優れた広告を紹介する展覧会です。
今年度のTCCグランプリ受賞作品は、
ペプシネックス ゼロ 「桃太郎/Episode,ZERO」 の 『自分より強いヤツを倒せ。』 。
そして、最高新人賞を受賞したのは、
ダイハツ 「WAKE」 の 『あんちゃん!WAKEだよ!ドデカクつかおう。WAKEだよ!』 だったそうです。
どちらも印象に残るキャッチコピーですが、
個人的には、ペプシネックス ゼロのCMが、そこまで話題になったかどうか少々疑問が残ります。
むしろ、今もシリーズが制作されているauのCMに、
同じ桃太郎ネタとして印象がすべて持って行かれてしまっているような気さえします。
さてさて、そんな悲喜こもごも (?) のTCC賞の受賞作品に関しては、TCCの公式HP上で発表されています。
http://www.tcc.gr.jp/award/2015_1.html
「・・・だったら、わざわざアド・ミュージアム東京に行かなくてもよくね??」
そう思ってはいけません。
“おいしいコピーが焼けました。” というオシャレなコピーが付けられた今回のTCC広告賞展は・・・
会場がオシャレなカフェ風に!
通常も居心地が良いアド・ミュージアム東京ですが。
今回は、居心地の良さが3割増しになっていました。
ちなみに、TCC賞を受賞したコピーも、
天井から吊り下げられたパン (?) の裏側に記載されているという凝りようです。
このように細部まで作りこまれた会場空間のおかげで、
TCCの公式HP上で目にするよりも、TCC賞受賞のコピー作品が、よりすっと頭に入ってきます。
普段コピーを意識していない人でも、
コピーライターの道を目指していない人でも楽しめる展覧会でした。
さてさて、今年のTCC広告賞展でも、
毎年恒例となっている 「コピーライター行動展示」 が実地されています。
旭山動物園のように、コピーライターを 会場に 「行動展示」 してしまう、斬新な企画です。
毎日というわけではないのですが、会期終了の8月2日までに、
新人賞受賞者を中心としたのべ24人のコピーライターが会場に 「行動展示」 されるとのこと。
ちなみに、僕が訪れた6月27日の午前には、
BBDO J WEST クリエイティブディレクターの眞鍋海里さんが 「行動展示」 されていました。
眞鍋海里さんと言えば、ネット上で話題になった・・・
『雪道コワイ』『いきなりBAN』 で知られる奇才のプランナー。
そんなご本人さんと直接お話したり、
『いきなりBAN』 の映像を一緒に見ながら、映像内のこだわりをいろいろと教えてもらったり。
大変貴重な体験をさせて頂きました。
・・・・・ただ、たまたま眞鍋さんと僕が同い年だったので、
全体的には、ただ単にタメ年トークで盛り上がっていた気がします (笑)
受賞したコピーに負けないくらいのいい話を、もっと聴けば良かったと後悔。
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TCC広告賞展2015
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