五島美術館で開催中の “瓷華明彩-イセコレクションの名陶-” に行ってきました。
こちらは、質の高さで国内外に知られるイセコレクションの中国陶磁コレクションより、
漢時代から清時代にわたる選りすぐりの作品約70点を東京で一挙初公開する展覧会です。
ちなみに、イセコレクションとは・・・
森のたまごでお馴染みのイセ食品会長・伊勢彦信さんのコレクション。
それだけに、今回のキャプションには、イセ食品のキャラクター (?) のひよこも登場しています。
さてさて、いくら普通のたまごよりはリッチな森のたまごとは言え、たまごはたまご。
たかが知れている気がします。
その売り上げを基にしたイセコレクションも、たかが知れているだろうと思いきや・・・。
重要文化財の 《青磁鉄斑文柑子口瓶》 や、
同じく重要文化財に指定されている 《五彩金襴手花鳥文瓢形瓶》 、
重要美術品の 《法花蓮池水禽文瓶》 をはじめ、
中国陶磁の逸品がずらりと揃い踏み。
予想していた以上に、質の高いコレクションでした。
ということはつまり、予想していた以上に、森のたまごは売れているようです。
さて、“瓷華明彩” というタイトルには、
「やきものに咲いた色とりどりの華やかな花」 という意味があるのだそうです。
確かに言われてみると、イセコレクションの中国陶磁には、
モスグリーンやスカイブルーなど色鮮やかなものが多かったような。
特に多いと感じたのが、インペリアルイエローやレモンイエローといった黄色い中国陶磁たち。
やはりイセコレクション、卵の色を集めたくなるのでしょう。
今回の出展作品の中で印象に残っているのは、
川端康成の旧蔵品だったという 《三彩長頸瓶》 です。
これまで目にしてきた唐三彩 (クリーム色・緑・褐色) の中でも、もっとも発色が美しかったです。
そして、愛らしさすら覚える卵形のフォルム。
おそらく、そのフォルムゆえ、イセコレクションに収まったのでしょう。
ちなみに、イセコレクションの中国陶磁がメインの展覧会ではありますが。
他にもイセコレクションの文房四宝 (筆・墨・硯・紙) の名品や、
モディリアーニやマティス、カンディンスキーといった西洋画の名品も展示されていました。
改めて、イセコレクションが、こんなにも充実したコレクションだったとは。
今度スーパーで見かけたら、森のたまごを買ってみようと思います。
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瓷華明彩-イセコレクションの名陶-
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