先日、東京都国立近代美術館の界隈をぷらぷらしていたときのこと。
謎の金のオブジェが僕の目に飛び込んできました。
「なんかヤバそうなニオイがプンプンしてるんですけど！」
立ち去ろうかとも一瞬思いましたが。
恐る恐る近づいてみました。
「なんじゃ、コリャｗｗｗ」
台座には、こう書かれています。
この彫刻は、活気とやすらぎ・教育と文化の町として知られる千代田区に住む人びとの豊かさと
発展する町を観守する姿を、こがね虫と人間の擬人化により、造形表現をして製作されたものであり・・・
こがね虫と人間の擬人化って！
『テラフォーマーズ』 かよ！！
何はともあれ、千代田区の皆様と千代田区の発展は、この謎キャラに見守られているようです。
（あぁ、千代田区民でなくて良かった～）
新・無料で観れる 美術百選 ０５１ 山下恒雄 《金鋼鎚起 豊展観守像》
作者の山下恒雄なる人物を知らなかったので、すぐさまスマホで調べてみました。
すると、動物をモチーフに数多くのユニークな作品を残した鍛金作家であることが判明。
しかも、現在の東京藝術大学学長である宮田亮平さんの師匠なのだそうです。
とは言え、ほとんど情報がなく、
とあるサイトにあった山下恒雄の年表は・・・
1904年 生まれる
1994年 死去
と、たった2行だけのシンプルすぎるものでした。
いや、これは年表ですらないと思います。
さてさて、他にも山下恒雄の作品はないものかと調べてみると、中央大学駿河台記念館にあるとのこと。
ここから歩けなくはない距離なので、行ってみることにしました。
こちらにあったのは、 《護法の像》 という作品。
蟻と人間の擬人化でした。
履いているのは、ハイヒールです。
だから、たぶん女王アリ。
＜無料で観れる美術 データ＞
神田橋公園
住所：東京都千代田区神田錦町1-29
アクセス：○東京メトロ 「大手町駅」 Ｃ２出口より徒歩２分
○ＪＲ 「神田駅」 徒歩10分
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新・無料で観れる 美術百選 《神田橋公園（東京都千代田区）》
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