パナソニック 汐留ミュージアムパナソニックにて開催中の・・・
“空間演出ソリューション特別展 片岡鶴太郎 四季彩花” に行ってきました。
こちらは、今年画業20周年を迎えた片岡鶴太郎さんの作品約70点を、
パナソニックによる空間演出や気鋭のヴィジュアルデザインスタジオWOWとのコラボで紹介する展覧会です。
テーマは、「日本の四季」 。
今の季節に合わせて、会場は、秋から始まります。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらでは、書道界の芥川賞と言われる手島右卿賞を受賞したばかりの作品 《夜》 が初公開されています。
障子に映し出されたススキのシルエットの映像が、素敵な展示空間を作り出していました。
秋から冬へ、そして、春、夏と、会場を進むごとに季節は巡っていきます。
それぞれの季節に合わせて、照明が演出されていました。
パナソニックの本気を見た気がします。
そして、いよいよ今回の目玉というべき新作 《四季彩花》 が登場。
高さ3メートルにも及ぶ描きおろしの連作です。
この作品が映像とコラボすることで、幻想的な世界を作り出していました。
映像美を感じたことは確かですが。
ちょっとチームラボっぽい印象を受けてしまったことは否めません。
それも、年配の方向けのチームラボ。
そして、展覧会の締めくくりでは、
鶴太郎さんの原点とも言うべき椿の作品が紹介されています。
で、ラストには鶴太郎さんからのメッセージ。
良い展覧会でした。
いや、正確に言えば、悪く無い展覧会でした。
鶴太郎さんは、とてつもなく器用な方なのだと思います。
どういう作品を描けば、一般の人が喜ぶか、
それを理解した上で、条件を満たす作品を仕上げているような印象を受けました。
なので、どの作品も巧いのですが、どの作品も 「巧いなぁ」 以外の感想が浮かびません。
決して何かをパクっているとは思わないのですが、
それでも、どの作品も、誰かの作品っぽい気がしてしまうのです。
芸人として俳優として、あれだけ個性があるのに。
片岡鶴太郎さんの作品に、強烈な個性が感じられないのは、なんとも不思議で、なんとも残念な気がします。
熱々のおでんをモチーフにした作品はいかがでしょう?
芸人モード全開で描いた作品を是非とも観てみたいです。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
↧
片岡鶴太郎 四季彩花
↧