府中市美術館で開催中の企画展 “マリー・ローランサン” に行ってきました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
こちらは、初期から晩年まで、およそ70点の作品を通じて、
“画家” としてのマリー・ローランサンの魅力に迫る展覧会です。
ちなみに、出展作はすべて、2011年に閉館したマリー・ローランサン美術館のコレクションによるものでした。
マリー・ローランサンと言えば、やはりイメージされるのは・・・
チラシの右半面で紹介されているような、パステル調でカワイイ系の作風です。
しかし、実は、ピカソやブラックと同じ画塾に通っていたマリー・ローランサン。
初期は、彼らに感化され、キュビスム風の絵を描いていたのです。
パステル調というよりも、アースカラー。
カワイイ系というよりは、ボーイッシュ。
真逆の作風と言っても過言ではありませんでした。
そんなマリー・ローランサンが、
いかにして、いわゆるマリー・ローランサンスタイルを確立したのか。
それが、この展覧会の一番の見どころと言えましょう。
元キュビスムの作家と知った上で、彼女の作品を鑑賞してみると、
意外にも、スタイルを確立したとされる30代後半の頃の作品にも、その名残を見て取ることが出来ます。
スタイルこそ、パステル調でカワイイ系なのですが。
スカーフがチェック柄であったり、小道具としてラケットやケージが描かれていたり。
ところどころに、幾何学なモチーフがあったのです。
最初からふわふわしたタッチの画家かと思いきや、そこに至るまでの軌跡があったのですね。
それを知ることが出来ただけでも、展覧会を訪れた甲斐があったというものです。
言うなれば、マリー・ローランサンのエピソード1を紹介する展覧会という印象でした。
ただ、彼女がスタイルを確立してからの展覧会後半戦は、
パステル調でカワイイ系の作品が、ずーっと続くので、いささか食傷気味に。。。
ケーキバイキングみたいな感じでした。
さてさて、余談ですが。
府中市美術館と言えば、ぱれたんの存在を忘れてはいけません。
(「ぱれたんって何?」という方は、こちらの記事をクリック)
美術展の出口付近に、こんなものが↓
オチがイマイチ意味不明な4コマ漫画とともに、
2枚で370円のぱれたんホットケーキの情報が記載されていました。
いろいろと気になりましたが、特に気になったのが、
「芸術の秋、ホットケーキの秋・・・・・」 のイラストです。
ぱれたんが眺めている絵に添えられたキャプションには、 「ぱれリザ」 の文字!
「ぱれリザ」 ってwww
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マリー・ローランサン
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