昨年2014年に開館50年を迎えた際に、横浜市西区に移設オープンした横浜市民ギャラリー。
そんな横浜市民ギャラリーでは、10月18日まで、“田中千智展 I am a Painter” が開催されています。
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こちらは、新進気鋭の画家で、現在人気急上昇中の田中千智さんの大々的な個展です。
田中千智さんと言えば、その印象的な 「黒の余白」 (余黒?) 。
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2、3回、多い時には15回も塗り重ねるというだけあって、
単なるベタ塗の黒とは違う、実に繊細な表情を湛えた黒色です。
この 「黒の余白」 だけでも、心の琴線に触れるものがあるのですが。
田中千智さんが描く人物が浮かべる、
泣いているような笑っているような怒っているような、あいまいな表情が、また心の琴線に触れるのです。
派手なストーリー展開はないものの、
主人公の感情の機微を丁寧に描いた演劇や小説に近いものがある気がします。
さてさて、今回の田中千智展は、なんと入場無料です!
それだけに、作品は少ないんだろうなァと、ある程度の覚悟はしていたのですが。
作品が少ないどころか、むしろ逆!
“これで無料でいいの?!” と恐縮してしまうくらいに、充実した展覧会でした。
田中千智スタイルが確立してからの作品はもちろん。
2008年の黄金町バザールで制作した初期の作品や、
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韓国・釜山と福岡の国際交流事業の一環で制作された作品、
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沢木耕太郎さんや桜庭一樹さんの本の装丁に使われた作品なども紹介されています。
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さらに、充実していたのが、地下1階の展示室。
こちらでは、人や物のはじまりと終わり、
誕生から消滅していくまでのイメージを描いた新作や近作が紹介されていました。
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この一連の作品群の中で、特に画面に吸い込まれそうになったのが、《うまれる》 という一枚。
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《うまれる》 というタイトルを見る前に、
「あ、何かが誕生しているな」 と、直感的に感じるものがありました。
くどいようですが、これだけ充実していて、入場無料。
横浜市民でなくても、是非足を運んで頂きたい展覧会です。
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1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位ですImage may be NSFW.
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田中千智展 I am a Painter
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