今回ご紹介する展覧会は、
森アーツセンターギャラリーで開催中の “国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展” です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
エジプト文明を取り上げた展覧会は、毎年のように開催されていますので、
“あぁ、また、今年も開催されているのかぁ。”
くらいにしか思っていませんでしたが。
ここ数年に開催された古代エジプト文明の展覧会では、間違いなくNo.1の内容!
ピラミッドの頂点に位置する古代エジプト文明の展覧会でした!
世界一のエジプトコレクションを誇る国立カイロ博物館。
そのコレクションから、選りすぐられた100点あまりの至宝が紹介されていること。
さらに、監修を務めたのが、あのエジプト考古学の第一人者・吉村作治教授であること。
その最強タッグが組んでるのですから、面白くないわけがありません。
展覧会の目玉は何と言っても、《アメンエムオペト王の黄金のマスク》 。
第3中間期 第21王朝(前993~984年)国立カイロ博物館蔵
こちらは、かの有名なツタンカーメンの黄金マスクと並んで、
3大黄金マスクに数えられているほどに有名な黄金マスクです。
もう二度と日本に来る機会がないかもしれない。
それくらいに貴重な作品なのだそうです。
そんな 《アメンエムオペト王の黄金のマスク》 を目にした際の、率直なファーストインプレッションは・・・
“あれっ、薄くね??”
でした (笑)
実は、それもそのはずで、こちらの黄金マスクは、
なんと、一枚の金の板を打ち出して作られているのだとか。
どうりで薄く感じるはずです。
改めて、一枚の金の板から作られたと知った上で観てみると、その技術力の高さには驚嘆せざるをえません。
さてさて、そんな 《アメンエムオペト王の黄金のマスク》 以外にも、
古代エジプト文明の技術力の高さに驚嘆せざるを得ない展示品は、他にもあります。
例えば、こちらの 《クヌムト王女の襟飾り》 。
中王国時代 第12王朝 (前1911~1877年頃) 国立カイロ博物館蔵
東京国立博物館で開催中の “アート オブ ブルガリ” で紹介されていた、
ブルガリの希少なアーカイブピースと同じくらいに・・・いや、それ以上に精緻でゴージャスなアクセサリーでした。
ブルガリよりも遥か昔、まさか4000年近くも前に作られたアクセサリーだなんて。
ただただ驚かされるばかりでした。
また、《アメンエムペルムウトの彩色木棺》 も驚かされること間違いなしの逸品です。
《アメンエムペルムウトの彩色木棺(蓋)、アメンエムペルムウトのミイラ・カバー、アメンエムペルムウトの彩色木棺(本体)》
第3中間期 第21王朝(前1069~945年) 国立カイロ博物館蔵
これまでに、少なくない数の古代エジプト文明の展覧会を観てきました。
それゆえ、必然的に少なくない数の彩色木棺を観てきたわけですが。
それらの中で、断トツに美しいと感じたのが、こちらの 《アメンエムペルムウトの彩色木棺》 !
あまりに色が美しすぎて、 「新品なのでは?」 と思ってしまったほどです。
特筆すべき作品は、まだまだありますが。
《クフ王とペピ1世像を伴うライオン女神像》 も見逃せない作品の一つです。
古王国時代 第4王朝(前2589~2566年)、第6王朝(前2331~2287年) 国立カイロ博物館蔵
サッカーのエスコートキッズのように、ライオン女神の左にちょこんといるのがクフ王。
あの最大のピラミッドを造営したことで知られるクフ王です。
それだけの知名度がありながら、
現在確認されている限りは、なんとクフ王の像は世界に4体しかないのだとか。
これは、そのうちの貴重な1体なのです。
実は、今回の展覧会にはもう2体、つまり計3体のクフ王像が来日しています。
小さいですが、是非お見逃しありませんように。
ちなみに、《クフ王とペピ1世像を伴うライオン女神像》 のクフ王は、右手の人差し指を口に当てています。
これは、子どもであることを示すポーズ。
今回の展覧会には、このクフ王以外にも、家族の彫像など、
子どもの像がありましたが、そのすべてが、大人の膝くらいまでの身長しかありませんでした。
・・・・・・あれ、この感じ、何かで観たような??
はっ!『名探偵コナン』 のアニメだ!!
コナンの身長が、毛利蘭や毛利小五郎の膝くらいまでの高さしかないことに、
かねてより、ずーっと違和感を覚えていたのですが。
なるほど、青山剛昌は、古代エジプト文明を意識していたわけですね!(←たぶん違う)
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
森アーツセンターギャラリーで開催中の “国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展” です。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
エジプト文明を取り上げた展覧会は、毎年のように開催されていますので、
“あぁ、また、今年も開催されているのかぁ。”
くらいにしか思っていませんでしたが。
ここ数年に開催された古代エジプト文明の展覧会では、間違いなくNo.1の内容!
ピラミッドの頂点に位置する古代エジプト文明の展覧会でした!
世界一のエジプトコレクションを誇る国立カイロ博物館。
そのコレクションから、選りすぐられた100点あまりの至宝が紹介されていること。
さらに、監修を務めたのが、あのエジプト考古学の第一人者・吉村作治教授であること。
その最強タッグが組んでるのですから、面白くないわけがありません。
展覧会の目玉は何と言っても、《アメンエムオペト王の黄金のマスク》 。
第3中間期 第21王朝(前993~984年)国立カイロ博物館蔵
こちらは、かの有名なツタンカーメンの黄金マスクと並んで、
3大黄金マスクに数えられているほどに有名な黄金マスクです。
もう二度と日本に来る機会がないかもしれない。
それくらいに貴重な作品なのだそうです。
そんな 《アメンエムオペト王の黄金のマスク》 を目にした際の、率直なファーストインプレッションは・・・
“あれっ、薄くね??”
でした (笑)
実は、それもそのはずで、こちらの黄金マスクは、
なんと、一枚の金の板を打ち出して作られているのだとか。
どうりで薄く感じるはずです。
改めて、一枚の金の板から作られたと知った上で観てみると、その技術力の高さには驚嘆せざるをえません。
さてさて、そんな 《アメンエムオペト王の黄金のマスク》 以外にも、
古代エジプト文明の技術力の高さに驚嘆せざるを得ない展示品は、他にもあります。
例えば、こちらの 《クヌムト王女の襟飾り》 。
中王国時代 第12王朝 (前1911~1877年頃) 国立カイロ博物館蔵
東京国立博物館で開催中の “アート オブ ブルガリ” で紹介されていた、
ブルガリの希少なアーカイブピースと同じくらいに・・・いや、それ以上に精緻でゴージャスなアクセサリーでした。
ブルガリよりも遥か昔、まさか4000年近くも前に作られたアクセサリーだなんて。
ただただ驚かされるばかりでした。
また、《アメンエムペルムウトの彩色木棺》 も驚かされること間違いなしの逸品です。
《アメンエムペルムウトの彩色木棺(蓋)、アメンエムペルムウトのミイラ・カバー、アメンエムペルムウトの彩色木棺(本体)》
第3中間期 第21王朝(前1069~945年) 国立カイロ博物館蔵
これまでに、少なくない数の古代エジプト文明の展覧会を観てきました。
それゆえ、必然的に少なくない数の彩色木棺を観てきたわけですが。
それらの中で、断トツに美しいと感じたのが、こちらの 《アメンエムペルムウトの彩色木棺》 !
あまりに色が美しすぎて、 「新品なのでは?」 と思ってしまったほどです。
特筆すべき作品は、まだまだありますが。
《クフ王とペピ1世像を伴うライオン女神像》 も見逃せない作品の一つです。
古王国時代 第4王朝(前2589~2566年)、第6王朝(前2331~2287年) 国立カイロ博物館蔵
サッカーのエスコートキッズのように、ライオン女神の左にちょこんといるのがクフ王。
あの最大のピラミッドを造営したことで知られるクフ王です。
それだけの知名度がありながら、
現在確認されている限りは、なんとクフ王の像は世界に4体しかないのだとか。
これは、そのうちの貴重な1体なのです。
実は、今回の展覧会にはもう2体、つまり計3体のクフ王像が来日しています。
小さいですが、是非お見逃しありませんように。
ちなみに、《クフ王とペピ1世像を伴うライオン女神像》 のクフ王は、右手の人差し指を口に当てています。
これは、子どもであることを示すポーズ。
今回の展覧会には、このクフ王以外にも、家族の彫像など、
子どもの像がありましたが、そのすべてが、大人の膝くらいまでの身長しかありませんでした。
・・・・・・あれ、この感じ、何かで観たような??
はっ!『名探偵コナン』 のアニメだ!!
コナンの身長が、毛利蘭や毛利小五郎の膝くらいまでの高さしかないことに、
かねてより、ずーっと違和感を覚えていたのですが。
なるほど、青山剛昌は、古代エジプト文明を意識していたわけですね!(←たぶん違う)
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
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