第百八話 国宝ハンター、待ち続ける!
~前回までのあらすじ~ “お、じゅうようぶんかざい以上。コクホウ” を求めて、日本中を旅してまわる国宝ハンター・とに~。 2015年秋は、「福井県の国宝完全制覇!」 を目標に掲げ、福井県を巡ることに。 順調に2件の国宝をゲットするも、3件目にして早くも暗雲が・・・。...
View Article『月映』 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎
本日ご紹介する展覧会は、“『月映』 田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎” 。東京ステーションギャラリーにて、11月3日まで開催されています。展覧会のテーマになっている 『月映』 とは・・・(“つくはえ” と読みます。“つくばえ” ではありません) 公刊 『月映』 VII...
View Article浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―
江戸時代に浮世絵文化が花開いて。写真が誕生するとともに、その座を取って代わられて。なんとなく、そんなイメージを抱いていませんか?いやいや、実は、幕末から明治にかけて、浮世絵と写真は、お互いに様々な影響を与え合っていたのです。そんな浮世絵と写真の関係性を浮き彫りにしているのが、江戸東京博物館で開催中の “浮世絵から写真へ―視覚の文明開化―” という展覧会。...
View Article「不安視してください、はいてませんよ」な絵画コレクション
2015年もっともブレイクした芸人と言えば、とにかく明るい安村。彼を一躍スターダムにしたのは、パンツ一丁の姿で登場し、一瞬全裸に見えるポーズを披露したのちに、「安心してください、はいてますよ」 とおなじみのフレーズを言うネタです。実は、美術界には、その逆を行く (?) 、全裸なのに一瞬何かをはいているように見える名画があります。本日は、そんな 「不安視してください、はいてませんよ」...
View ArticleRe: play 1972/2015―「映像表現 '72」展、再演
今年の秋の東京国立近代美術館は、「藤田嗣治、全所蔵作品展示。」 と銘打って、所蔵する藤田嗣治の全作品25点と特別出品として京都国立美術館蔵の1点をドドーンと展示しています。まさに藤田嗣治祭り。コレクション展とは思えない豪華なプログラムです。さて一方、東京国立近代美術館の企画展示室では・・・“Re: play 1972/2015―「映像表現 '72」展、再演”...
View Article逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし
サントリー美術館で開催中の “逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし” へ行ってきました。江戸時代前期に活躍した絵師・久隅守景 (くすみもりかげ)...
View Articleわたしの好きなシロカネ・アート Vol.4 松岡コレクション 私のお気に入り
今年めでたく40周年を迎えた松岡美術館。1年間全4回にわたって、約1800点の松岡コレクションの中から、お客のリクエストの多かった作品を紹介する展覧会 “わたしの好きなシロカネ・アート” が開催されてきました。そのフィナーレを飾るのが、10月7日より始まった “松岡コレクション 私のお気に入り”...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《岩倉市シンボルロード(愛知県岩倉市)》
ちょっと変わったパブリックアートのプロジェクトがあると聞いて、愛知県岩倉市にやってきました。なんでも、「音」 と 「コミュニティ」 をテーマに制作されたパブリックアートが歩道に点在しているのだとか。さぞかし、オシャレなロードなのかと思いきや・・・普通のロード、何でも無いようなロードでした。その全長1㎞ほどのロードに8点のパブリックアートが設置されています。音のアートと言ったら、この人は外せない...
View Article黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝
国立西洋美術館で開催中の “黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝” に行ってきました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)こちらは、ギリシャ、トラキア、エルトリアにローマなど、地中海海域に花開いた文明にまつわる金製品の数々を紹介する展覧会です。1ヶ月1万円節約生活や無人島生活は関係ありません。あしからず (←?)...
View Articleオットー・クンツリ展
東京都庭園美術館で開催中の・・・ “オットー・クンツリ展” に行ってきました。こちらは、コンテンポラリー・ジュエリー界の巨匠オットー・クンツリ (1948~)...
View ArticleFilm:33 『北斎漫画』
先日、再び “SHUNGA 春画展” を訪れたので、以前より気になっていた、こちらの映画を借りて観てみることにしました。■北斎漫画 監督:新藤兼人 出演:緒形拳、田中裕子、樋口可南子、西田敏行...
View Articleあそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け
先週は、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムへ行ってきました。JR川口駅やJR西川口駅、もしくは、埼玉高速鉄道鳩ヶ谷駅から、さらにバスに乗り換えないと辿り着けないという、ややアクセスに難のあるミュージアムです。(“SKIP”...
View Article古代エジプト美術の世界展 魔術と神秘
先月まで、東京国立博物館で “クレオパトラとエジプトの王妃展” が開催されていましたし、今月16日からは森アーツセンターギャラリーで “黄金のファラオと大ピラミッド展” が始まりますし。今年の秋は、エジプト美術の秋と言っても過言ではありません!そんなエジプト美術の秋のダークホースとも言うべき展覧会が、渋谷区立松濤美術館で開催中の “古代エジプト美術の世界展 魔術と神秘”...
View Article建築家 フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea”
21_21 DESIGN SIGHTで開催中の “建築家 フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea””...
View Article衝動美術館
美術の名作を画集などで、じーっと眺めていると、時々、どうでもいいことを思いついてしまうことがあります。そして、その “どうでもいいこと” を形にしてみたくなる衝動に駆られます。今回は、そんな衝動で作ってしまい、パソコンのピクチャファイルに無駄に (?) 保存されている画像の数々を紹介したいと思います。【《モナ・リザ》...
View Article村上隆の五百羅漢図展
森美術館で開催中の “村上隆の五百羅漢図展” に行ってきました。こちらは、「世界のムラカミ」 こと村上隆さんの国内では実に14年ぶりとなる大規模な個展です。展示作品のほとんどが、近作や最新作。しかも、日本初公開。禅における書画のひとつに着想を得た 《円相》 シリーズや、© Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights...
View Article戦後70年特別企画 伊東深水と永井荷風
千葉県市川市にある芳澤ガーデンギャラリーに行ってきました。こちらでは、現在、“戦後70年特別企画 伊東深水と永井荷風”が開催中。市川市が収蔵する作品の中から、伊東深水の 《南方風俗スケッチ》 と、市川市寄託資料である永井荷風の日記 『断腸亭日乗』...
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