先日、再び “SHUNGA 春画展” を訪れたので、
以前より気になっていた、こちらの映画を借りて観てみることにしました。
■北斎漫画
監督:新藤兼人
出演:緒形拳、田中裕子、樋口可南子、西田敏行
1981年/日本/119分
伝説の浮世絵師・葛飾北斎が辿った波乱の生涯を、名匠・新藤兼人が描いたドラマ。
娘・お栄とふたり暮らしの北斎は定職にも就かずに好きな絵を描いて過ごしていたが、
ある晩出会った不思議な気配を漂わせる女・お直の魅力に取り憑かれていく。
(「キネマ旬報社」データベースより)
「Amazonでのカテゴリーは、「エロス」 となっていましたが。
これは、「コメディ」 なのでは?
それも、あまり質の高くない 「コメディ」 でした。
緒形拳、田中裕子、樋口可南子、西田敏行と、
日本を代表する名優が揃っているのに関わらず、
終始、間延びしたコントを見ているような感じでした。
まず気になったのが、田中裕子演じるお栄 (北斎の娘) のキャラが、
『志村けんのだいじょうぶだぁ』 に登場するお花坊 (いしのようこ、優香) のようであったこと。
『百日紅~Miss HOKUSAI~』 のお栄とは大違いです。
そして、何よりも気になったのが、映画が後半に突入した瞬間、
いっきに数十年も月日が流れ、北斎や、西田敏行演じる滝沢馬琴が、じいさんメイクになってしまったこと。
もちろん、お栄もばあさんメイクに。
『志村けんのだいじょうぶだぁ』 に登場する研ナオコのようでした。
3人はいたって真面目に老人を演じているのですが、それがかえって、コント感を増長していた気がします。
で、「コメディ」 なのかと思って観ていたら、
謎の女を演じる樋口可南子が、体を張って、《蛸と海女》 を実演。
ヌードになった樋口可南子に巨大なタコ (模型) が絡みつく姿は、「エロス」 ではなく、「特撮」 でした。
緒形拳の胸毛の濃さが気になったり、
ばあさんメイクのお栄がヌードになった際、体は若いままだったり、
キンキン演じる喜多川歌麿が手鎖の刑に処されたシーンもコントチックだったり。
ツッコミどころが多くて、疲れました。
(星1つ)」
~映画に登場する名画~
《蛸と海女》
以前より気になっていた、こちらの映画を借りて観てみることにしました。
■北斎漫画
監督:新藤兼人
出演:緒形拳、田中裕子、樋口可南子、西田敏行
1981年/日本/119分
伝説の浮世絵師・葛飾北斎が辿った波乱の生涯を、名匠・新藤兼人が描いたドラマ。
娘・お栄とふたり暮らしの北斎は定職にも就かずに好きな絵を描いて過ごしていたが、
ある晩出会った不思議な気配を漂わせる女・お直の魅力に取り憑かれていく。
(「キネマ旬報社」データベースより)
「Amazonでのカテゴリーは、「エロス」 となっていましたが。
これは、「コメディ」 なのでは?
それも、あまり質の高くない 「コメディ」 でした。
緒形拳、田中裕子、樋口可南子、西田敏行と、
日本を代表する名優が揃っているのに関わらず、
終始、間延びしたコントを見ているような感じでした。
まず気になったのが、田中裕子演じるお栄 (北斎の娘) のキャラが、
『志村けんのだいじょうぶだぁ』 に登場するお花坊 (いしのようこ、優香) のようであったこと。
『百日紅~Miss HOKUSAI~』 のお栄とは大違いです。
そして、何よりも気になったのが、映画が後半に突入した瞬間、
いっきに数十年も月日が流れ、北斎や、西田敏行演じる滝沢馬琴が、じいさんメイクになってしまったこと。
もちろん、お栄もばあさんメイクに。
『志村けんのだいじょうぶだぁ』 に登場する研ナオコのようでした。
3人はいたって真面目に老人を演じているのですが、それがかえって、コント感を増長していた気がします。
で、「コメディ」 なのかと思って観ていたら、
謎の女を演じる樋口可南子が、体を張って、《蛸と海女》 を実演。
ヌードになった樋口可南子に巨大なタコ (模型) が絡みつく姿は、「エロス」 ではなく、「特撮」 でした。
緒形拳の胸毛の濃さが気になったり、
ばあさんメイクのお栄がヌードになった際、体は若いままだったり、
キンキン演じる喜多川歌麿が手鎖の刑に処されたシーンもコントチックだったり。
ツッコミどころが多くて、疲れました。
(星1つ)」
~映画に登場する名画~
《蛸と海女》