皆様は、こちらの作品を覚えているでしょうか?
21_21 DESIGN SIGHTで開催された “単位展” の出展作品の一つ、《年がら年寿》 。
88歳が 「八+十+八」 で 『米』 寿 、99歳が 「百-一」 で 『白』寿となるのなら、
同じ要領で1歳~119歳までの年寿を作ってしまおうというおバカでアカデミックな作品です。
制作したのは、大日本タイポ組合。
日本語の50音や漢字、英語のアルファベットなどを解体したり、組合せたり、
再構築することによって、新しい文字の概念・可能性を探り続けている実験的タイポグラフィユニットです。
何を隠そう、昔から大ファンでした。
さて、そんな大日本タイポ組合の個展が、
ついにギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg) で開催されたとあって、早速足を運んできました。
その名も、“字字字 大日本タイポ組合” 。
一言で言うならば、 『字』 という字と 『g』 という字だらけの展覧会でした (笑)
例えば、「うかんむり」 の下に子供がいる作品。
確かに、 『字』 。
例えば、こちらは、『字』 という字から制作されたひらがなのフォント。
読みづらいけれども、なんとか読めます。
ひらがなだけでなく、この壁一面に書かれた文字にも、すべて 『字』 という字が隠れています。
驚異!
展示は、地下1階に続きます。
なんと、この矢印にも、『字』 という字が隠れています。
超驚異!
ちなみに、地下1階の表示パネルにも、『字』 という字。
・・・と思ったら、トイレの表記パネルにも 『字』 という字。
そして、壁紙にもビッシリ 『字』 という字。
もういいよ (笑)!!
地下1階の展示のメインは、大日本タイポ組合が、これまでに作成した様々なフォントでした。
「ナ」「イ」「キ」 の3文字だけで構成されたフォントあり、
ユニオンジャックを使って構成されたフォントあり、
アルファベットをカタカナ表記して漢字に見えるように表現したフォントあり。
個人的イチオシは、《すばらしいYMCI 201500》 なるフォント。
YMC、つまりイエロー、マゼンタ、シアンが重なった時に初めて、
アルファベットとして認識することが出来るフォントなのだとか。
『字』 だらけなので、『字』 味ではありますが、
それなりに 『字』 ゅう 『字』 つした内容のび 『字』 ゅつ展でした。
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字字字 大日本タイポ組合
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