素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号103
今回は、市川市芳澤ガーデンギャラリーで見つけた素晴らしきミュージアムをご紹介いたします。一見すると、何の変哲もないアイスクリームのスプーンです。しかし、袋から取り出してみると・・・片側に漆が塗られているのが、お分かり頂けるかと思います。その名もズバリ、漆アイスクリームスプーン (各450円)...
View Article鴻池朋子展「根源的暴力」
ほぼ毎日のように、美術館や博物館、ギャラリーを訪れています。そのため、数年前に観た展覧会の記憶が、うっすらしたものになっている、または、すっぽり忘却されてしまっている。そんなことも少なくありません。が、5年以上経った今でも、全く記憶が風化してない展覧会があります。それは、2009年に東京オペラシティアートギャラリーで開催された、“鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人”...
View Article金銀の系譜 ~宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界~
約1年半の休館期間を経て、ついに静嘉堂文庫美術館がリニューアルオープンいたしました!見た目は、そんなに・・・というか、ほとんど変わっていませんが。空調や照明などの施設内設備がリニューアルされたのだそうです。そう言われてみれば、僕の記憶が確かならば、かつてより明るい印象になった気がします。そんな静嘉堂文庫美術館のリニューアルオープン一発目を飾るのが、“金銀の系譜...
View Article一人コント『ヌード画家のアトリエ』
こんばんは、アートテラーのとに~です。おかげさまで、最近ラジオやテレビ、雑誌と、いろいろな媒体でお仕事をさせて頂く機会が増えてきたのですが。たまに、プロフィール紹介の際に、「元芸人」 と表現されることがあります。正しくは、「元吉本芸人」 です。「芸人」 の気持ちは、今でも無くしていないつもりです。“「不安視してください、はいてませんよ」な絵画コレクション” や、“本当はオモシロい受胎告知”...
View Article考古展示室リニューアルオープン
東京国立博物館、通称トーハクの平成館にある考古展示室が、オープンして以来初となる全面的なリニューアルを行い、生まれ変わったそうです。というわけで、行ってまいりました。まず何よりも変わったこと。それは、「トーハクのプリンス」 こと 《埴輪 挂甲の武人》...
View Article横浜発 おもしろい画家:中島清之―日本画の迷宮
横浜美術館で開催中の “横浜発 おもしろい画家:中島清之―日本画の迷宮” に行ってきました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)こちらは、横浜を拠点に、大正・昭和に活躍した日本画家・中島清之の16年ぶりとなる回顧展。青年期から最晩年まで、画稿やスケッチを含む約180点が紹介されています。ちなみに、日本美術界の第一線で活躍する中島千波氏は、中島清之の三男にあたります。中島千波氏に...
View Article字字字 大日本タイポ組合
皆様は、こちらの作品を覚えているでしょうか? 21_21 DESIGN SIGHTで開催された “単位展” の出展作品の一つ、《年がら年寿》 。88歳が 「八+十+八」 で 『米』 寿 、99歳が 「百-一」 で...
View Article新・無料で観れる 美術百選 《法華経寺(千葉県市川市)》
千葉県市川市にある法華経寺 (またの名を中山法華経寺)。日蓮宗大本山の寺院です。千葉県には、成田山新勝寺くらいしか大きな寺が無いかと思っていましたが (←おいっ!) 。なかなかに境内は広く、なかなかに参道は立派です。その参道の途中に、見逃せないものがあるのです。それは、仁王門。この門自体は、まぁ、普通の門なのですが。注目すべきは、この門に掲げられた扁額。「正中山」...
View Article巨匠シリーズの個展 浅葉克己展
もともとは、市原市水と彫刻の丘だった建物をリノベーションし、2013年8月に現代アートを中心とした美術館としてリニューアルオープンした市原市湖畔美術館。「晴れたら市原、行こう」というコピーが印象的な芸術祭 “いちはらアート×ミックス”...
View Article村上華岳 ―京都画壇の画家たち
昨年、山種美術館が所蔵する村上華岳の 《裸婦図》 が、彼の作品としては2件目となる重要文化財に指定されました。それを記念した特別展 “村上華岳 ―京都画壇の画家たち” が山種美術館で開催されています。村上華岳の 《裸婦図》 が、重要文化財指定後、初公開されているのはもちろんのこと。 村上華岳 《裸婦図》 【重要文化財】 大正9年 絹本・彩色 山種美術館京都市立芸術大学芸術資料館が所蔵する...
View Article第百九話 国宝ハンター、酔う!
~前回までのあらすじ~ 2種類の人間がいる。 国宝をハントしちゃう人と、しない人。 ハントしたい国宝をハントしてきた人生。 おかげで痛い目にも遭ってきた。散々恥もかいてきた。 俺はこれからもハントしちゃうよ。...
View Articleワイン展 ―ぶどうから生まれた奇跡―
国立科学博物館で開催中の “ワイン展 ―ぶどうから生まれた奇跡―” に行ってきました。こちらは、ワインをテーマにした国内初の大規模な展覧会で、国立科学博物館らしく科学的な視点からワインを紹介しています。とにもかくにも驚かされたのが、会場の作り込みっぷりです。...
View Articleオノ・ヨーコ|私の窓から
東京都現代美術館で開催中の “オノ・ヨーコ|私の窓から” に行ってきました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)こちらは、コンセプチュアル・アートの先駆者の一人として、国際的に活躍するアーティスト、オノ・ヨーコさんの東京では14年ぶりとなる大回顧展です。オノ・ヨーコさんが10代最後の年に手掛けたテキスト 《無音の楽曲》 など初期の貴重な作品から、《穴》 や 《私たちはみんな水》...
View ArticleFilm:34 『FOUJITA』
今回は、先週11月14日に封切りになったばかりの話題の映画を観に行ってきました。■FOUJITA 監督・脚本・製作:小栗康平 出演:オダギリジョー、中谷美紀 2015年/日本・フランス/126分/PG121913年、日本人画家の藤田嗣治 (オダギリジョー) は、27歳で単身渡仏。“フジタ”...
View Article杉本博司 趣味と芸術―味占郷/今昔三部作
現在、千葉市美術館では、開館20周年記念展として、“杉本博司 趣味と芸術―味占郷/今昔三部作” が開催中。世界を代表する現代美術作家・杉本博司さんの国内では3年ぶりとなる大々的な個展です。展覧会は大きく分けて、2つで構成されていました。まずは、杉本さんの代表的な写真シリーズ(《ジオラマ》、《劇場》、《海景》) を紹介する 「今昔三部作」 から。...
View Article三井家伝世の至宝
今年2015年は、公益財団法人三井文庫が開設して50周年に当たる節目の年。くわえて、三井記念美術館が日本橋に開館してから10周年に当たる節目の年でもあります。それを記念し、この秋、三井記念美術館では、特別展として、“三井家伝世の至宝” が開催されています。円山応挙の 《雪松図屏風》 や、 国宝 《雪松図屏風》 円山応挙筆 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵《志野茶碗 銘卯花墻》 をはじめ、...
View Article3つの個性 ー表現の可能性を探る―
日本初の写実絵画専門美術館であるホキ美術館が開館して、ちょうど丸5年が経ちました。それを記念して、現在は、“3つの個性 ―表現の可能性を探る―”...
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