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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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LABYRINTH OF UNDERCOVER

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東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の “LABYRINTH OF UNDERCOVER” に行ってきました。

アンダーカバー


こちらは、1990年代の裏原ブームを先導し、
今年で設立25周年を迎えるファッションブランド・UNDERCOVERの歩みを振り返る展覧会です。

展覧会の前半では、これまでに開催されたファッションショーなどの模様を紹介する映像の数々が、
後半では、初期から最新作までのファッションやドール、絵画など、UNDERCOVERの様々なアイテムが、
まさに “LABYRINTH (迷路)” を彷彿とさせるような空間で紹介されていました。

正直なところ、裏原系ブランドとは縁が無いので、
UNDERCOVERについてもほとんどと言っていいくらいに知らず・・・

“美術館で展覧会をするほどなのかなぁ??”

と、疑問に思っていたのですが。

会場  会場

会場  会場


確かに、クリエイティブな造形が多く、
そこら辺の現代アート展よりも、よっぽど現代アート展である印象を受けました。
特に印象的だったのが、「LANGUID」 というシリーズです。
(「LANGUID」 とは、「だらけた、やる気のない」 の意)

「LANGUID」


中途半端なTシャツのだるだる感は、アキバ系っぽいですが。
ここまで、完全にだるだるさせる (?) と、一周回って、オシャレな印象さえ受けます。
純粋に、ファッションって面白いなと思わされました。


また、アートテラー的には、ヒエロニムス・ボスの 《快楽の園》 をモチーフにしたシリーズも印象に残りました。

ドレス


ハロウィンの時くらいしか着られる気がしないですが、
アート好きの女性の皆様、是非、1着いかがでしょうか?

会場  会場


UNDERCOVERにそこまで興味が無かった、
いや、ファッション全般にそこまで興味が無かった僕でさえ、ワクワクしてしまいました。
とても刺激的な展覧会です。
星


ちなみに、“LABYRINTH (迷路)” のような空間の行き止まりに、
隠れキャラのごとく、ド派手なストーム・トルーパーが潜んでいます。
是非とも、会場をくまなく散策してみてくださいませ。

ストーム・トルーパー




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