今年2015年は、公益財団法人三井文庫が開設して50周年に当たる節目の年。
くわえて、三井記念美術館が日本橋に開館してから10周年に当たる節目の年でもあります。
それを記念し、この秋、三井記念美術館では、特別展として、“三井家伝世の至宝” が開催されています。
円山応挙の 《雪松図屏風》 や、
国宝 《雪松図屏風》 円山応挙筆 江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
《志野茶碗 銘卯花墻》 をはじめ、
国宝 《志野茶碗 銘卯花墻》 桃山時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵
三井記念美術館が所蔵する国宝は、すべて公開!
さらには、《日月松鶴図屏風》 を筆頭に、
重要文化財 《日月松鶴図屏風》 室町時代・16世紀 三井記念美術館蔵 展示期間 1月5日~1月23日
三井記念美術館が所蔵する重要文化財も、ほとんどが公開!
そして、三井家が寄贈した作品や、三井家から譲られた作品など、
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)
三井家旧蔵の国宝や重要文化財も里帰りしています!
もちろん、国宝や重要文化財だけでなく、
三井記念美術館らしく茶道具のコレクションや、
切手のコレクション、
昨年開催の “超絶技巧!明治工芸の粋” で注目を浴びた安藤禄山の牙彫作品なども紹介されていました。
コレクションの厚み。
三井家の歴史の厚み。
一にも二にも、「厚み」 を感じる展覧会でした。
三井記念美術館のコレクションを、ジャンルごとに紹介する。
余計な味付け (演出) はしない。
そんな潔いくらいにシンプルなつくりの展覧会だったので、
こってり味が好きな僕的には、やや物足りなさもありましたが。
刀剣、能面、そして、円山応挙の 《雪松図屏風》 と、
合ってないようで合ってるような不思議な3ショットが実現した最後の展示室は、なんか面白かったです。
まるでインスタレーション作品を見ているかのようでした。
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三井家伝世の至宝
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