川崎市市民ミュージアムで開催中の “江口寿史展 KING OF POP” に行ってきました。
こちらは、『ストップ!! ひばりくん!』 や、
最近では、大塚食品MATCHのポスターを手がけたことでも話題となった・・・
漫画家、イラストレーターの江口寿史さんの38年間の画業を振り返る大規模な展覧会です。
デビュー時から最新のワークスまで、
高精度デジタル出力を含む300点以上の原画が会場に集結!
江口寿史ファン垂涎の展覧会と言えましょう。
江口寿史さんのお名前は、もちろん存じておりましたが。
世代がズレるため、実は、そこまで詳しくありません。
そういったわけで、今回の展覧会は、非常に新鮮に楽しめました。
さて、何と言っても印象的だったのが、江口さんの仕事の幅広さ。
大槻ケンヂさんの 『グミ・チョコレート・パイン』 をはじめとする小説の表紙イラストや、
グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)/角川書店
『リアルワインガイド』 をはじめとする雑誌の表紙イラストを手掛けていたり、
リアルワインガイド 2015年 10 月号 [雑誌]/リアルワインガイド
アニメ映画のキャラクターデザインを手掛けていたり。
90年代には、デニーズのメニューなどのイラストを手掛けていたり。
・・・と、これは、ほんの一角に過ぎません。
江口寿史さんの活動の多彩さを紹介するだけで、
ブログの記事が3日分くらいになってしまいそうでした。
そして、何よりも印象的だったのが、江口寿史さんが描く女性の美しさ。
どの女性も、ナチュラルな色気があって、
どの女性も、イイ匂いがしそうな気がしました。
イラストであるとは頭ではわかっているのですが、目が合うたびにドギマギしてしまいます。
美術館で、こんなにも甘酸っぱい気分になったのは、初めてかもしれません (笑)
ちなみに、パネルで言及されていたのですが、
江口寿史さんの女性像の特徴は、鼻の表現にあるとのことでした。
それまでの漫画のセオリーは、美しい鼻筋を 『く』 の字で表現していました。
しかし、それでは真正面を向いた絵は不自然になってしまいます。
(漫画に限らず、浮世絵の美人画も、正面を向いたものありません!)
しかし、江口さんは鼻の頭だけを描くことで、その問題を解決。
まさに 「コロンブスの卵」 です。
ちなみにちなみに。
2016年一発目の 『芸術新潮』 の第1特集は、「This is 江口寿史!!」 です。
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江口寿史展 KING OF POP
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