パナソニック 汐留ミュージアムで開催中の・・・
“世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々” に行ってきました。
18世紀半ばにイギリス国王の私的な庭園として造園され、
2003年には世界遺産にも登録された世界で最も有名な植物園と言われるキュー王立植物園。
その約22万点にも及ぶ膨大なコレクションの中から、
選りすぐりのボタニカル・アート (=植物画) の名品たちを紹介する展覧会です。
展覧会のメインは、もちろんボタニカル・アート。
貴重なボタニカル・アートの数々が、会場に咲き誇っていました。
バシリウス・ベスラーの委託による 《オオカンユリ(ユリ科)》(『アイヒシュテット庭園植物誌』より)
1613年、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
シデナム・ティースト・エドワーズ 《センコウハナビ(ヒガンバナ科)》
1818年、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
↑これらのような王道のボタニカル・アートだけが紹介されているのかと思いきや。
ウィリアム・モリスなど、アーツ・アンド・クラフツ運動の作家の作品や、
ウィリアム・モリス 《チューリップ》 1875年頃、個人蔵
現代の作家のボタニカル・アートの作家の作品までもが紹介されていました。
レイチェル・ペダー=スミス 《マメ科の種子を用いた作画》
2004年、キュー王立植物園蔵V© The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
植物に多様性があるように、ボタニカル・アートにも多様性あり。
ボタニカル・アートの歴史の深さ、
ボタニカル・アートのジャンルの幅広さを感じずにはいられない展覧会でした。
さてさて、実は、正直なことを言いますと・・・。
個人的には、そこまで植物に興味が無いので、
展覧会を楽しめるかどうか、かなり不安がありました。
しかし、会場に一歩足を踏み入れた途端、その不安は解消したのです。
(注:会場は撮影禁止です。記事に使用している画像は、特別に提供して頂いたものです)
「おーっ!」
思わず、心の中で声を上げてしまうくらいに、
新鮮かつ心地良いオシャレな展示会場が広がっていました。
何を隠そう、今回の会場デザインを手がけたのは、クラインダイサムアーキテクツ。
代官山蔦屋書店の設計でも知られる気鋭の建築家ユニットです。
会場デザインが素晴らしいと、(そこまで興味が無い) 展覧会でも、
こんなにも引きこまれるものなのかと、感銘を受けました。
┃会期:2016年1月16日(土)~3月21日(月・祝)
┃会場:パナソニック 汐留ミュージアム
┃http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160116/index.html
~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “イングリッシュ・ガーデン展” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。
http://homepage3.nifty.com/art-teller/tony_contact.htm
(〆切は、2月10日。当選は発送をもって代えさせていただきます)
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イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々
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