解体新書展 ニッポンの『医』の歩み1500年
東洋文庫ミュージアムで開催中の “解体新書展 ニッポンの 『医』 の歩み1500年” に行ってきました。こちらは、95万冊 (!) にも及ぶ東洋文庫のコレクションの中から、日本における医療にまつわる貴重書や浮世絵の数々を紹介した展覧会です。展覧会の目玉は、何と言っても、『解体新書』 。 もちろんモノホン!しかも、初版!!何が書いてあるのかは、さっぱりわかりませんが。教科書でお馴染みのあの...
View Article第百十四話 国宝ハンター、5年目に突入する!
~前回までのあらすじ~ 日本全国にちらばる国宝を全て目にするには、どれくらいの時間と労力が必要なのか。 そんな素朴な疑問から始まったこの 『国宝ハンター』 企画。 いよいよ、5年目に突入してしまいました。 これまでに目にした国宝の数は、801件。 ゴールの1096件まで、あと295件です。 今年は一体どんな国宝との出会いが待っているのでしょうか。...
View Articleボッティチェリ展
今年2016年は、日本とイタリアの国交が樹立して、ちょうど150年目に当たる節目の年。 それを記念して、今年は、イタリア美術の大規模な展覧会が続々と開催される予定です。その栄えあるトップを飾るのが、東京都美術館で開催中の “ボッティチェリ展” 。《春(ラ・プリマベーラ) 》 や 《ヴィーナスの誕生》...
View Articleレオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦
現在、江戸東京博物館では、“特別展 レオナルド・ダ・ヴィンチ ―天才の挑戦” が開催中。こちらは、レオナルド・ダ・ヴィンチの万能の天才ぶりを余すことなく紹介した大型展覧会です。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)見どころは、何と言っても、レオナルド・ダ・ヴィンチの日本初公開が3つもあること。まず1つ目は、アカデミア美術館素描版画室が所蔵する真筆素描の数々。...
View Articleサイモン・フジワラ ホワイトデー
東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の・・・“サイモン・フジワラ ホワイトデー” に行ってきました。こちらは、1982年生まれ (つまり、僕とタメ!)...
View Article第百十五話 国宝ハンター、心に鐘の音が鳴り響く!
~前回までのあらすじ~ 国宝以外国宝じゃないの。 当たり前だけどね。 卒論の提出 (=日本全国の国宝をすべて観る) を目指して奮闘中の国宝ハンター。 話題沸騰中のとある国宝を目指して、福岡へとやってきたが、...
View Articleはじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション
ニューヨーク近代美術館が開館した翌年1930年に、日本初となる西洋美術や近代美術を展示した美術館が、岡山県倉敷市に誕生しました。倉敷絹織 (現在のクラレ) の創業者・大原孫三郎によって設立された大原美術館です。そんな大原美術館のコレクションの中から、選りすぐりの作品ばかりを紹介する展覧会が、国立新美術館で開催されています。“はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション”...
View Articleイングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々
パナソニック 汐留ミュージアムで開催中の・・・“世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々” に行ってきました。18世紀半ばにイギリス国王の私的な庭園として造園され、2003年には世界遺産にも登録された世界で最も有名な植物園と言われるキュー王立植物園。その約22万点にも及ぶ膨大なコレクションの中から、選りすぐりのボタニカル・アート (=植物画)...
View Article米谷清和展 ~渋谷、新宿、三鷹~
三鷹市美術ギャラリーで開催中の “米谷清和展 ~渋谷、新宿、三鷹~” に行ってきました。展覧会のポスターを目にして、米谷清和さん (1947~) は油彩画家だと、すっかり思い込んでしまっていたのですが。会場で、実物を拝見してビックリ!なんと作品は、日本画だったのでした!! 《夕暮れの雨》 1992年 雲肌麻紙・岩絵具 190.0×200.0cm...
View Article素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号105
今回ご紹介するのは、原美術館で見つけたこの時期にピッタリのミュージアムグッズ。メルティング スノーマン (¥918)...
View Article茶の湯の美、煎茶の美
昨年の秋に、改装工事を終えた静嘉堂文庫美術館。それを記念して、3回にわたって、リニューアルオープン展が開催されています。その第2弾となるのが、“茶の湯の美、煎茶の美” という展覧会です。静嘉堂文庫美術館の宝、いや、日本の宝というべき 《曜変天目》 や、国宝 《曜変天目(稲葉天目)》 南宋時代・12~13世紀...
View Articleハラドキュメンツ 10 佐藤雅晴―東京尾行
原美術館がキュレーターの育成や若手作家の支援を目的に開催する不定期のプロジェクト。それが、ハラドキュメンツ。その節目となる第10弾として開催されているのが、“佐藤雅晴―東京尾行” です。「佐藤雅彦さん (『ピタゴラスイッチ』の生みの親)...
View Article村上隆のスーパーフラット・コレクション
世界的なアーティスト・村上隆さんの個展が、現在森美術館で絶賛開催中ですが。村上隆さんのアートコレクターとして活動にスポットを当てた展覧会が、横浜美術館で開催されています。 村上隆とスーパーフラット・コレクション Photo: Kentaro Hiraoその名も、“村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―”...
View Article8杯目 これが、ダリ丼だ!
俺は、今、モーレツに腹が立っている!美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!漢 [おとこ]...
View Article生誕290年記念 勝川春章―北斎誕生の系譜
約2ヶ月間ほど改修工事のため休館していた太田記念美術館。今回の改修工事を経て、受付がアップデートされていました。(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)さて、そんな太田記念美術館の新年一発目を飾るのが、“生誕290年記念 勝川春章―北斎誕生の系譜” という展覧会。勝川春章の生誕290周年 (←中途半端!) を記念して開催された展覧会です。「浮世絵師と言えば?」...
View Article日本画の革新者たち展
新たな取り組みとして、日本各地の美術館の名品を紹介するシリーズをスタートさせるそごう美術館。その記念すべきトップバッターを飾るのは、福井県立美術館です。福井県立美術館と言えば、昨年の秋に、国宝ハントの旅がてらで伺ったばかり。(その時の模様は、こちらに)その際は、お世辞にも、名品を持っている美術館という印象は受けませんでした。よくある感じの地方美術館と言いましょうか。...
View Article第19回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展
毎年レポートしていますので、今年も国立新美術館の “文化庁メディア芸術祭 受賞作品展” のレポートを。「文化庁メディア芸術祭って何?」...
View Article関東一円アーツの旅 埼玉県秩父市編その1
2016年ついに新企画が始動します!!その名も、『関東一円アーツの旅』 。ダーツが刺さった街に行って、アートなものと出会ってくる。どこかで見たことがあるような企画です (笑)レギュラー化するのか。はたまた単発で終わってしまうのか。その運命をかけた記念すべき1投目。 ダーツの矢が刺さったのは・・・埼玉県秩父市。というわけで。埼玉県秩父市でアートなものを探してらっしゃい!...
View Article祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ
大日本印刷株式会社が運営するグラフィックデザイン専門のギャラリー、ギンザ・グラフィック・ギャラリー (通称:ggg “スリーg”) は、2016年4月まで改装のため休館中。そこで、現在は、舞台を千代田区立日比谷図書文化館に移し、1階の特別展示室にて、“祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ” を開催しています。ちなみに、タイトルを観て、「とに~さん、『ブックデザイン』 の 『ン』...
View Article祝いのよそほい
現在、ポーラ ミュージアム アネックスでは、化粧にまつわる研究活動を続けるポーラ文化研究所の設立40周年を記念した展覧会・・・ “祝いのよそほい” が開催されています。江戸時代の化粧道具の数々や、 女性の風俗を描いた浮世絵を通して、 江戸時代の女性たちの美意識を紹介する展覧会です。さすがに今と昔では、美の基準には違いがありましたが、女性の美に対するこだわり (執念?)...
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