現在、DIC川村記念美術館では、“美術は語られる-評論家・中原佑介の眼-” が開催されています。
美術を語るアートテラーとしては、行かないわけにはいきません!
来日したハンス・リヒターを囲んで 1966年
(左より 瀧口修造、中原佑介、ハンス・リヒター)
撮影者不詳 ハンス・リヒターのサイン入り 中原佑介コレクション
こちらは、戦後日本において、針生一郎、東野芳明と並んで、
『美術評論の御三家』 と呼ばれた美術評論家・中原佑介の仕事にスポットを当てた展覧会です。
一部、中原佑介が残したコレクション作品もありましたが。
李禹煥 《刻みより》 1972年 中原佑介コレクション©Lee Ufan
ピエロ・マンゾーニ 《5.1mの線》 1959年 中原佑介コレクション
出展作品の多くは、中原と交友をもった作家や評された作家の作品など、
中原佑介という美術評論家に関わりの深いDIC川村記念美術館コレクションでした。
斎藤義重 《ハンガー》 1967年 DIC川村記念美術館
高松次郎 《平面上の空間 No.849》 1978年 DIC川村記念美術館
©The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
DIC川村記念美術館フリークの僕としては、
DIC川村記念美術館の戦後美術コレクションを、まとまった形で観られたのは嬉しかったです。
そして、フルカラーのリーフレットが無料でもらえるのも嬉しかったですが。
正直なところ、紹介されていた中原佑介の言葉を通して、
それらの作品を観たところで、特に新しい発見はありませんでした。
というよりも、評論されたことで、作品が小難しいもののように思えて来てしまいました。。。
確かに、中原佑介が美術を語ったことで、
社会性が強まった、評価が固まった美術が多くあるということに、異論はありません。
美術界側にとっては、偉大な功績でしょう。
しかし、中原佑介一人に限ったことでなく、
改めて、美術評論は小難しいものだということを実感。
「美術=難しい」 と多くの人が感じる、その大きな要因は美術評論にある気がしました。
この展覧会を通じて、
“美術って難しいなァ・・・” と思う人が、現れないことを切に願います。
ちなみに。
アートテラーとしては、大きな夢を抱く展覧会でもありました。
いつか自分が死んだ数年後に、“美術は面白く語られる” という展覧会が開催されますように。
1位を目指して、ランキングに挑戦中!(現在7位です)
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!
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来日したハンス・リヒターを囲んで 1966年
(左より 瀧口修造、中原佑介、ハンス・リヒター)
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こちらは、戦後日本において、針生一郎、東野芳明と並んで、
『美術評論の御三家』 と呼ばれた美術評論家・中原佑介の仕事にスポットを当てた展覧会です。
一部、中原佑介が残したコレクション作品もありましたが。
李禹煥 《刻みより》 1972年 中原佑介コレクション©Lee Ufan
ピエロ・マンゾーニ 《5.1mの線》 1959年 中原佑介コレクション
出展作品の多くは、中原と交友をもった作家や評された作家の作品など、
中原佑介という美術評論家に関わりの深いDIC川村記念美術館コレクションでした。
斎藤義重 《ハンガー》 1967年 DIC川村記念美術館
高松次郎 《平面上の空間 No.849》 1978年 DIC川村記念美術館
©The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
DIC川村記念美術館フリークの僕としては、
DIC川村記念美術館の戦後美術コレクションを、まとまった形で観られたのは嬉しかったです。
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正直なところ、紹介されていた中原佑介の言葉を通して、
それらの作品を観たところで、特に新しい発見はありませんでした。
というよりも、評論されたことで、作品が小難しいもののように思えて来てしまいました。。。
確かに、中原佑介が美術を語ったことで、
社会性が強まった、評価が固まった美術が多くあるということに、異論はありません。
美術界側にとっては、偉大な功績でしょう。
しかし、中原佑介一人に限ったことでなく、
改めて、美術評論は小難しいものだということを実感。
「美術=難しい」 と多くの人が感じる、その大きな要因は美術評論にある気がしました。
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アートテラーとしては、大きな夢を抱く展覧会でもありました。
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